諏訪ノ森駅
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諏訪ノ森駅(すわのもりえき)は、大阪府堺市西区浜寺諏訪森町西二丁にある、南海電気鉄道南海本線の駅。
駅舎は国の登録有形文化財に登録され、また第4回近畿の駅百選にも選定されている。
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[編集] 駅構造
千鳥式配置の単式2面2線のホームを持つ地平駅である。それぞれのホームが踏切を挟んで反対側に延びているのが特徴。
改札はホームごとに独立しており、駅構内に上下のホーム同士を連絡する通路は存在しない。和歌山市方面行ホームは和歌山市寄りに、難波方面行ホームは難波寄りに、それぞれ改札を持つ。
- のりば
- ■ 岸和田・泉佐野・和歌山市・(空港線)関西空港方面
- ■ 堺・新今宮・難波方面
[編集] 利用状況
2004年度の調査結果では、1日あたりの平均乗降客数は8849人。この数字は南海の駅全体では99駅中32位、南海本線の駅(今宮戎・萩ノ茶屋は除外)としては40駅中19位。
[編集] 駅周辺
駅の西側にジャスコ諏訪の森店がある。東側には諏訪ノ森本通商店街がある。関西屈指の高級邸宅街と知られる浜寺エリアの一部に含まれ、阪神間モダニズム的な雰囲気がただよう街である。そのようなこともあり、駅周辺は大規模な個人住宅や洋館が多い。
[編集] 歴史
- 1907年(明治40年)12月20日 南海鉄道の駅として開業。
- 1944年(昭和19年)6月1日 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1947年(昭和22年)6月1日 路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
[編集] 高架化の問題
前述の通り、隣の浜寺公園駅の駅舎と共に、駅舎が国の登録文化財建築物に登録されているが、堺市が予定している連続立体交差事業による鉄道の高架化で駅舎が撤去・解体される可能性もある。この問題については未だ議論中。