紀伊姫駅
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紀伊姫駅(きいひめえき)は、和歌山県東牟婁郡串本町姫620番地2号にある西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線の駅。
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[編集] 駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。列車同士の行き違いができない。 ブロック作りにトタン屋根の簡易駅舎を備える。内部は待合所となっており、椅子がいくつか置かれている。無人駅。待合所の中には乗車駅証明書発行機があるが壊れており、自動券売機や自動改札などの設備もない。
[編集] 駅周辺
海ぎりぎりにまで迫る山を小さな川が削ってできた狭い平地に位置し、姫の集落がある。姫の集落は規模が小さく、むしろ北側の伊串集落の方が大規模である。
駅から少し歩くと海岸線に沿って走る国道42号に至り、堤防をはさんだその向こうには海が広がる。また、南西方向に橋杭岩の姿を望むことができる。
なおこのあたりにはかつて美しい松が多かったが、戦時中に松の油を燃料として使うべく伐採され、その姿はなくなっている。
- 串本町立養春小学校
- 大師温泉
[編集] 歴史
この駅は昭和11年12月、国鉄紀勢中線の下里駅から串本駅までの開通と共に紀伊姫駅(きいひめえき)として開業したが、その約4年後の昭和15年には江住駅から串本駅・新宮駅から紀伊木本駅(現在の熊野市駅)の開業により紀伊木本駅から和歌山駅(現在の紀和駅)までが紀勢西線とされ、国鉄紀勢西線の駅となった。
その後当駅は昭和34年、今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受け国鉄紀勢本線の駅となり、さらに国鉄分割民営化を経て現在に至っている。
- 1936年(昭和11年)12月11日 - 国鉄紀勢中線の駅として開業。
- 1940年(昭和15年)8月8日 - 紀勢西線の駅となる。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 三木里駅・新鹿駅間の開通に伴い紀勢本線の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い西日本旅客鉄道に承継。