第一勧銀グループ
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第一勧銀グループ(だいいちかんぎんグループ)は旧第一勧業銀行をメインバンクとする企業からなる企業グループ。社長会は三金会という。グループの中核・第一勧業銀行は2000年9月に日本興業銀行、富士銀行とともにみずほフィナンシャルグループを設立した。それにともない第一勧銀グループも興銀グループ、芙蓉グループとまとめてみずほグループと称されるようになった。
元々は旧日本勧業銀行の融資系列と、旧第一銀行の融資系列、双方に属していた日立グループなどが1978年に結束して結成したもの。従って結束当初からサロン的な意味合いが強かった。
中核商社の伊藤忠商事は旧住友銀行の融資系列でもあり、もう一方の商社・日商岩井(現・双日)も旧三和銀行の融資系列で、企業グループに必要な核的商社に乏しく、またこの2社の存在からも分かる通り、グループ内に同業他社が多く存在していたため、三菱グループのように、なかなか「一枚岩」とは行かないようである。
[編集] 基になったグループ
- 古河三水会(古河グループ)
- 古河財閥の流れをくむ企業グループ。旧渋沢財閥も含まれる。古河機械金属(旧・古河鉱業)が母体企業。
- 川崎睦会
- 神戸川崎財閥(松方コンツェルン)の流れをくむ企業グループ。川崎重工業が母体企業。
- 第一原子力グループ
- 第一銀行を中心とした企業グループ。1960年代に結成された。主に上記古河グループ・川崎グループの集合体だが、石川島重工業や東洋紡績など渋沢栄一が設立に深く関わった企業も参入。また旧鈴木商店系列企業も多く入り、そのため中核商社は日商(現在の双日)であった。しかし、後から伊藤忠商事も加わったため関係が複雑になった。また大和銀行(現在のりそな銀行)も参加していた。
- 勧銀十五社会
- 日本勧業銀行を中心とした企業グループ。中核商社は兼松。非財閥系の企業が多かった。
[編集] グループ企業
- みずほコーポレート銀行
- 伊藤忠商事
- 双日(旧日商)
- 兼松
- JFE商事
- 古河電気工業
- 古河機械金属
- 富士電機ホールディングス
- 富士通
- 日本ゼオン
- ADEKA
- 横浜ゴム
- 第一生命保険
- 朝日生命保険
- 川崎重工業
- 川崎汽船
- 日本飛行機
- JFEホールディングス(旧川崎製鉄)
- 昭和シェル石油
- 日立製作所
- コロムビアミュージックエンタテインメント
- 兼松日産農林
- 損害保険ジャパン(旧日産火災)
- いすゞ自動車
- 石川島播磨重工業
- 神戸製鋼所
- 澁澤倉庫
- 東洋紡績
- 清水建設
- 太平洋セメント
- 富国生命保険
- イトーキ
- 明治製菓
- 三共
- 西武百貨店
- 花王
- ライオン
- 東京ドーム
- 日本通運
- 電通
- 日清紡績
- 日産証券
- 伊藤忠エネクス
- 共立
- デンヨー
- 東京リース
- 日本土地建物
- 東京ガス
- 東京電力
- エフエム東京
- 北海道ガス
- 筑邦銀行
- ヤナセ
- シーアイ化成
- 大光銀行
- 東京製綱