玉川学園
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玉川学園(たまがわがくえん)は、東京都町田市の一地区。学校法人玉川学園がある。
元山野地帯を玉川学園が買収して、学園運営と同時に宅地分譲をしたため、その名を地名とした。教育と文化の共同体作りという夢に共感し、移住した人達には、学者、文化人が多く、現在も、大学教員、漫画家、画家、音楽家等が住民には多い。
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[編集] 交通
[編集] 地域
町田市が発表したマスタープランで書かれた地区を記述する。
[編集] 玉川学園ゾーン (玉川学園・東玉川学園・金井町)
この地域は昭和初期に玉川学園の開設と共に開発された文教地区である。 この地区は山を切り開き開発したため、急な坂や狭隘路が多く道路整備は進まずバス等の公共交通は未発達。 神奈川中央交通が町田バスセンター行のバス路線を運行中だが、平日のみ2往復で、利用できるとは言いがたい。
現在、玉川学園・金井町の裏道を通る玉川学園コミュニティバスを運行し、知区内の交通利便性を高める等の施策を実行中。但し、この路線は金井側の表通り(鶴川街道・団地いちょう通り)は通らず、地区内の一部住民は知られていない。
[編集] 南大谷ゾーン (玉川学園)
公社本町田団地・都営南大谷住宅を中心としたこの地区は、集合住宅を主体とした住宅地域である。 恩田川沿いの環境整備や、中央を通る道路の改良等の整備が進められている。
現在、地区内の「かしの木山公園」付近に巨大マンションが建設され、住民・市議側と建設業者側とで問題が発生している。
[編集] 藤の台団地ゾーン (本町田・玉川学園)
藤の台団地は、1970年代に山崎団地と共に造成された旧公団のマンモス団地である。 自然豊かな地区となっており、春の桜、秋のいちょう並木は見物である。(毎年さくら祭開催・ライトアップ)
但し、生活面での藤の台団地は、完全に町田駅方面や隣の山崎団地へ依存しており、玉川学園地区への有効な公共交通手段もない事から、玉川学園駅や付近の商店街等を利用する事はほぼない。 特に、町田駅方面のバスは休日昼でも5~9分毎、山崎団地方面へは20分毎に運行されてい為、玉川学園よりも利便性が良く、学園側に行く必要もないと言うのが現状である。
また、玉川学園コミュニティバスは、付近を通るものの、町田へ向かうバス通りである鶴川街道や藤の台団地は通らず、住民に知られていない。
[編集] 将来の計画
町田市都市計画マスタープランでは下記等が計画中。
- 地域の骨格となる道路網の整備
- 利便性の高い公共交通手段の検討
- 小田急線複々線化の推進・関係各所への働きかけ
- 安全な歩行者交通の確保
- 公共施設整備
[編集] 残された課題
[編集] 道路整備
地区内の道路は狭隘路が多く、また幅員はあるが急曲線・急勾配がある等交通の面では整備が遅れているが改称する為、以下の路線の整備が検討中。
- 町田3・4・32線
- この路線は、玉川学園駅前から藤の台団地2街区外周路を経由し、木曽団地から古淵駅に抜ける道路に接続する片側1.5車線道路である。
- 藤の台団地の古淵側で道はストップしており、玉川学園側の整備は、用地確保が出来ない等の理由で凍結中。
- 町田3・4・33線
- この道は鶴川街道(都道3号)の重複する金井入口~笹子までの区間と、笹子から随道で玉川学園駅前へ抜け、完成区間の南大谷までの道路である。
- 3・4・32線と同様に、未整備区間の笹子~玉川学園は用地確保が難しい事から、計画は進んでいない。
[編集] 上記の道路の開業状況
- 整備済・供用済
- 町田3・4・32線 古淵駅~木曽団地~藤の台団地手前(本町田2806付近)
- 町田3・4・32線 玉川学園前駅付近
- 町田3・4・33線 金井入口~笹子 (都道3号)
- 事業中
- 町田3・4・32線 藤の台団地手前(本町田2806付近)~藤の台団地2街区外周路(2街区17号棟前)
- 町田3・4・32線 藤の台団地2街区外周路(2街区17号棟前~23号棟前)拡幅整備
その他は未着工もしくは計画のみの状態である。 また、この他多くの路線において拡幅工事の計画があり、鎌倉街道等、事業中の路線も存在する。