独眼竜政宗 (ゲーム)
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独眼竜政宗 | |
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ジャンル | シミュレーションゲーム |
対応機種 | ファミリーコンピュータ [FC] |
開発元 | ナムコ |
発売元 | ナムコ |
人数 | 1人 |
メディア | ROMカートリッジ |
発売日 | 1988年4月5日 |
価格 | 3800円(税込) |
独眼竜政宗(どくがんりゅうまさむね)は、1988年4月5日にナムコ(現バンダイナムコゲームス)から発売されたファミリーコンピュータ用歴史シミュレーションゲーム。プレイヤーは奥州の戦国大名・伊達政宗となり、奥羽11カ国(ただし、常陸国の佐竹は関東地方なので例外)の統一を目指す。歴史ゲームらしからぬコミカルな雰囲気と、同社作品のファミリージョッキーを髣髴とさせるミニゲーム(アミダクジで金山探し、流鏑馬など)が盛り込まれた多彩な内容が特徴。キャラクターの表情が変化するなど、グラフィックも当時のソフトとしては秀逸な物であった。
なお、前年のNHK大河ドラマと同タイトルであるがNHKのライセンス商品ではない。
[編集] 合戦で登場する部隊
- 足軽隊
- 槍を持って戦う兵。安価で数を揃える事ができるが、攻撃力、守備力共に低い。
- 騎馬隊
- 二回行動が出来る兵。攻撃力も防御力も高く、打たれ強い。
- 鉄砲隊
- 鉄砲を持って戦う兵。攻撃力は最強で遠距離攻撃可能。ただし、防御力は最弱で打たれ弱い。
- 旗隊
- 総大将。この部隊が全滅すると他の部隊が生き残っていても合戦は敗北する。攻撃力、防御力は足軽隊並み。
[編集] 登場する大名、人物
- 伊達 政宗
- 米沢城主で本作の主人公。性格は「ゆうもうかかん」。
- 山形城主。初期能力は登場大名中で最も高い。米沢の隣に位置するので伊達軍の戦力を高めないと攻め込まれる恐れがある。性格は「いんけん」。小十郎曰く「もーっ こいつはまたけちで陰険でわがままでどうしようもない奴です。顔を見るのも嫌になりますよ」
- 黒川城主。性格は「たんき」。
- 常陸領主。序盤から隣国を服属させていることが多い。初期戦力は最上に次ぐ。性格は「ずるい」。
- 中村城主。性格は「しぶとい」。メガネをかけている。
- 二本松城主。性格は「いんしつ」。性格が陰湿なのは史実で政宗の父(輝宗)を拉致したからであろう。
- 三春城主。小国だが兵の訓練度が高く戦に強い。性格は「いってつ」。ちなみに領土を2つ保有し、その時点で三春を占領すると愛姫(政宗の正妻)が登場する。これは他も同様で領土によって出てくる姫が違うことになっている。
- 大宝寺城主。性格は「こすからい」。
- 名生領主。性格は「きれもの」。
- 横手城主。初期能力は低いが国力が高く、放置していると強国に成長し、隣国に侵略することもある。性格は「のんびりや」。
- 須賀川城主。性格は「やしんか」。
- 仙台領主。本作で最弱の大名でなぜか英語を話す。性格は「おんこう」。
- 小十郎
- ゲームの進行役で、政宗(プレイヤー)を補佐する。片倉景綱。
- 政宗の母(保春院)
- セーブコマンドを実行すると登場するが、ランダムで一度だけ登場しておしゃべりを始め1ターン無駄にしてしまう迷惑な存在。ただし、姫登場後は登場しない。セーブコマンドも姫に交代している。
- 時々、他国から侵入する忍者で石高の減少など破壊工作を行う。「どろろん、どろろん、どろろんぱ」と言って登場する。こちらから他国へ送り込む事もできる。
[編集] 裏技
- 激闘の章で24歳春までに奥羽統一を成し遂げると豊臣秀吉が登場し、招きに応じると金と米が10000~28000アップするが、4ターン(一年)消耗する。招きに応じなかった場合は秀吉軍が奥羽に攻め込んでくる。この合戦に勝つと日本統一となり、通常とは別のエンディングが見られる。
- 激闘の章で35歳春にナムコの中村雅哉社長(当時)が出現する場合があり、その次の合戦では伊達軍が無敵になる。