村上陽一郎
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村上 陽一郎(むらかみ よういちろう、1936年9月9日 - )は東京都出身の科学史家・科学哲学者。東京都立日比谷高等学校、東京大学教養学部卒業。同大学院比較文学比較文化課程修了。上智大学助教授、東大教授を経て、現在、国際基督教大学教授。
科学史・科学哲学に関する著書多数。また、高校時代からチェロを演奏し、アマチュア・オーケストラでの在籍・演奏経験があるためクラシック音楽に関する造詣も深い。
自然科学におけるパラダイムの越境と融和を提唱する。事実上の専門は、物理科学史である。
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[編集] 著書
[編集] 単著
- 『西欧近代科学――その自然観の歴史と構造』(新曜社, 1971年)
- 『近代科学を超えて』(日本経済新聞社, 1974年)
- 『日本近代科学の歩み』(三省堂, 1977年)
- 『新しい科学論――「事実」は理論をたおせるか』(講談社, 1979年)
- 『科学と日常性の文脈』(海鳴社, 1979年)
- 『日本人と近代科学』(新曜社, 1980年)
- 『科学のダイナミックス――理論転換の新しいモデル』(サイエンス社, 1980年)
- 『動的世界像としての科学』(新曜社, 1980年)
- 『科学史の逆遠近法――ルネサンスの再評価』(中央公論社, 1982年)
- 『ペスト大流行――ヨーロッパ中世の崩壊』(岩波書店[岩波新書], 1983年)
- 『歴史としての科学』(筑摩書房, 1983年)
- 『ハイゼンベルク』(岩波書店, 1984年)
- 『物理科学史』(放送大学教育振興会, 1985年)
- 『技術とは何か――科学と人間の視点から』(日本放送出版協会, 1985年)
- 『「科学的」って何だろう――科学の歴史の落ち穂を拾う』(ダイヤモンド社, 1986年)
- 『時間の科学』(岩波書店, 1986年)
- 『宇宙像の変遷』(放送大学教育振興会, 1987年)
- 『科学史はパラダイム変換するか』(三田出版会, 1990年)
- 『生と死への眼差し』(青土社, 1993年)
- 『科学者とは何か』(新潮社, 1994年)
- 『文明のなかの科学』(青土社, 1994年)
- 『奇跡を考える』(岩波書店, 1996年)
- 『20世紀の日本(9)医療――高齢社会へ向かって』(読売新聞社, 1996年)
- 『安全学』(青土社, 1998年)
- 『科学・技術と社会――文・理を越える新しい科学・技術論』(光村教育図書, 1999年)
- 『科学の現在を問う』(講談社[講談社現代新書], 2000年)
- 『生と死への眼差し』(青土社, 2001年)
- 『文化としての科学/技術』(岩波書店, 2001年)
- 『生命を語る視座――先端医療が問いかけること』(NTT出版, 2002年)
- 『西欧近代科学――その自然観の歴史と構造[新版]』(新曜社, 2002年)
- 『科学史からキリスト教をみる』(創文社, 2003年)
- 『安全学の現在――対談集』(青土社, 2003年)
- 『やりなおし教養講座』(NTT出版, 2004年)
- 『安全と安心の科学』(集英社[集英社新書], 2005年)
[編集] 共著
- (広重徹・伊東俊太郎)『思想史のなかの科学』(木鐸社, 1975年)
- (若桑みどり)『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(中央公論社, 1983年)
- (豊田有恒)『神の意志の忖度に発す――科学史講義』(朝日出版社, 1985年)
- (杉本大一郎)『物理の考え方』(平凡社, 1987年)
- (柴谷篤弘・長野敬・養老孟司)『講座進化(2)進化思想と社会』(東京大学出版会, 1991年)
- (市川浩・井上達夫・加藤尚武・坂部恵・坂本賢三)『現代哲学の冒険(13)制度と自由』(岩波書店, 1991年)
- (猪瀬博)『研究教育システム』(朝倉書店, 1992年)
- (伊東俊太郎・広重徹)『思想史のなかの科学[改訂新版]』(平凡社, 2002年)
[編集] 編著
- 『医学思想と人間』(朝倉書店, 1979年)
- 『生命思想の系譜』(朝倉書店, 1980年)
- 『科学史の哲学』(朝倉書店, 1980年)
- 『技術思想の変遷』(朝倉書店, 1981年)
- 『時間と進化』(東京大学出版会, 1981年)
- 『時間と人間』(東京大学出版会, 1981年)
- 『運動力学と数学との出会い』(朝倉書店, 1982年)
- 『現代科学論の名著』(中央公論社[中公新書], 1989年)
- 『心のありか』(東京大学出版会, 1989年)
- 『先端科学技術と私』(朝倉書店, 1991年)
[編集] 共編著
- (伊東俊太郎)『講座科学史』(培風館, 1989年)
- (鶴見俊輔・富永健一・佐々木毅・中村政則・正村公宏)『戦後史大事典』(三省堂, 1991年)
- (中川久定)『自伝・回想録――18世紀を生きて』(国書刊行会, 1997年)
- (河合隼雄)『現代日本文化論(12)内なるものとしての宗教』(岩波書店, 1997年)
- (柳瀬睦男・川田勝)『日常性のなかの宗教――日本人の宗教心』(南窓社, 1999年)
- (細谷昌志)『宗教――その原初とあらわれ』(ミネルヴァ書房, 1999年)
- (樺山紘一・高田勇)『ノストラダムスとルネサンス』(岩波書店, 2000年)
- (NTTデータシステム科学研究所)『21世紀の「医」はどこに向かうか――医療・情報・社会』(NTT出版, 2000年)
- (大貫隆・島薗進・高橋義人)『グノーシス異端と近代』(岩波書店, 2001年)
- (大貫隆・島薗進・高橋義人)『グノーシス陰の精神史』(岩波書店, 2001年)
[編集] 訳書
- アーサー・ケストラー『偶然の本質』(蒼樹書房,1974年)
- C・G・ユング, W・パウリ『自然現象と心の構造――非因果的連関の原理』(海鳴社, 1976年)
- フリードリッヒ・ヘルネック『知られざるアインシュタイン――ベルリン1927-1933』(紀伊國屋書店, 1979年)
- イアン・ヒンクフス『時間と空間の哲学』(紀伊國屋書店, 1979年)
- E・シャルガフ『ヘラクレイトスの火――自然科学者の回想的文明批判』(岩波書店, 1980年)
- P・K・ファイヤアーベント『方法への挑戦――科学的創造と知のアナーキズム』(新曜社, 1981年)
- P・K・ファイヤアーベント『自由人のための知――科学論の解体へ』(新曜社, 1982年)
- ジョン・G・テイラー『現代科学の基礎知識――生命・人間・宇宙科学のルーツと行方』(学習研究社, 1982年)
- A・ブラニガン『科学的発見の現象学』(紀伊國屋書店, 1984年)
- スティーヴ・トーランス編『AIと哲学――英仏共同コロキウムの記録』(産業図書, 1985年)
- コリン・ロナン『図説科学史』(東京書籍, 1985年)
- ポール・M・チャーチランド『心の可塑性と実在論』(紀伊國屋書店, 1986年)
- L・ローダン『科学は合理的に進歩する――脱パラダイム論へ向けて』(サイエンス社, 1986年)
- イムレ・ラカトシュ『方法の擁護――科学的研究プログラムの方法論』(新曜社, 1986年)
- N・R・ハンソン『科学的発見のパターン』(講談社[講談社学術文庫], 1986年)
- M・ヘッセ『ヘッセ・知の革命と再構成』(サイエンス社, 1986年)
- M・ドゥ・メイ『認知科学とパラダイム論』(産業図書, 1990年)
- ルイス・S・フォイヤー『アインシュタインと科学革命――世代論的・社会心理学的アプローチ』(法政大学出版局, 1991年)
- P・K・ファイヤアーベント『知とは何か――三つの対話』(新曜社, 1993年)
- ポール・ファイヤアーベント『哲学、女、唄、そして…――ファイヤアーベント自伝』(産業図書, 1997年)
- アブラハム・パイス『アインシュタインここに生きる』(産業図書, 2001年)
- H・コリンズ, T・ピンチ『迷路のなかのテクノロジー』(化学同人, 2001年)
科学哲学のトピックス | ||
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分野 | 物理学の哲学 - 時空の哲学 | |
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関連項目 | 論理学の哲学 - 認識論 | |
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