日本の百貨店
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日本において百貨店とは、狭義には小売業者の中で日本百貨店協会に属している業者を指す。
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[編集] 歴史
日本では、1904年東京で越後屋呉服店を前身とした三越百貨店ができたのが始まりである。以後、明治末から大正にかけて、日本全国各地で呉服店などを前身とする百貨店の開店がみられた。
当初より高級品や一流品といった、大衆とは無縁の商品を扱う一方、店内への出入りは自由・テナント店や各売り場には商品展示を積極的に行う事で、明治・大正・昭和の時代をまたいで、一つの行楽(ウィンドショッピングなど)の場としても活用され、また集客を目的として最上階フロアなどでは美術品・工芸品・骨董・世界的に著名で考古学的にも貴重な遺品・名産品の展示会や販売会等と言った特設展を開催、公的な美術館や博物館施設の貧弱だった日本において文化発信拠点としての地位も獲得している。
特に一般商店では入手しにくい輸入品(特に高齢者の中には舶来品と呼ぶ人もある)も扱い、上流階級のみならず経済的に裕福な層はなおの事、努力して蓄財した一般の人でも気兼ねなくそれらを購入できる場所として定着した。売場には教育が行き届き、接客態度も洗練された売り子がおり、客の風体等で区別されない事も人気の一因といえよう。
後のバブル景気の頃などには、大衆ですら大いに買い物を楽しんだため、これら百貨店は経済的に大いに潤い、積極的に地方都市や海外に出店したり設備拡充を行った。だが1990年代の平成不況の頃から拡大のツケが祟り赤字が増加、地方都市店を中心に店舗閉鎖が相次ぎ、大都市圏の店舗に於いても百貨店美術館の閉館、百貨店の統廃合や閉店が相次いで、最後の華と「さよならフェア」等と題した閉店特売を行ったニュースが相次いだ。
2000年代には経営面で依然厳しい状況にあり、郊外のショッピングモールに入居することに活路を求めたり一部大衆デパート(スーパーマーケット)化して凌ぐ所まで見られるが、他方では1990年代後半より地方都市に進出した日本国外資本の郊外型量販店に客を奪われる傾向も見られる。
[編集] 経営
古くからの呉服屋が百貨店になったものが多いが、鉄道会社がターミナル駅に系列の百貨店を作る場合もある。また、信販会社・スーパーマーケット・家庭電気製品量販店チェーンなどをもつ総合流通企業系列のものある。
バブル崩壊以降の消費不況、郊外型の大型店舗の出現とそれに伴う街の中心繁華街の地盤沈下などが響き、経営統合・共同配送・共同仕入れなどを行う企業が増加している。高級志向を強めたり、個性を出したり、集客力をもつテナントを誘致したり、開店時間を早めたり,閉店時間を遅らせたりといった工夫をしている店舗もある。また、経営不振のために閉鎖される店舗も増加しているが、都市の中心に位置する基幹大型百貨店の閉店は周辺の商店街などにも大きなダメージを及ぼす。(八王子市のマルイ撤退など)
[編集] 出店規制
1956年制定の第二次百貨店法では、新規出店・増床・経営統合などが中小商業者の保護のため規制されていた。 そのため、スーパーマーケットチェーンが、売り場を各系列企業のテナントが運営する形で規制を逃れ大規模な店舗面積で出店するケースが増えた。これもデパートと呼ばれる場合もあり(その場合、あまり百貨店とは呼ばれない)、デパートとスーパーという用語の境界が不明確となった。
1974年、第二次百貨店法を廃止し、大規模小売店舗法が施行され、それらの大型店舗も規制の対象となった。
2000年、中小商業者の保護など経済的規制を目的とした大規模小売店舗法を廃止し、交通渋滞・騒音・廃棄物処理など周辺環境を悪化させないための社会的規制を目的とした大規模小売店舗立地法が施行された。
[編集] 店舗形態
都市型の百貨店は、鉄道の主要駅付近や街の繁華街の中心に設けられることが多い。
郊外型では、大規模な駐車場を用意したショッピングセンターに出店することが多い。そこでは、他のテナントと共同の催事を行うことも多い。
百貨店は駅前や都市中心部の再活性化のための再開発に参加を要請されることがある。ただし再開発が突如中止になり失敗出店のような最悪な事態が発生する危険性がある。(例:奈良そごう)
[編集] フロア構成
※一般的な7階建て程度の店舗を想定。実際には多少の相違がある。
- 1階は店の顔でもあり、いわゆる有名ブランドの靴、化粧品、バッグの売り場がある。ブランドの宝飾品店の店が入っていたり、美容部員と呼ばれる化粧品会社からの派遣店員(俗にビューティアドバイザ=BAなどと呼ばれる)が香水の匂いを競うように漂わせて佇んでいる。
- 2階から4階あたりには、婦人服、紳士服の売り場がある。階によって顧客の年齢別となることがあり、ヤング、アダルト、ミセス、マダムなどと区別されていることがある。紳士服売り場は1フロアのところが殆どだが、ごく一部のデパートでは2フロアとっているところもある。洋服売り場の一角に喫茶室があるデパートも多い。
- 5階から6階あたりにはには呉服、和装小物、宝飾品、時計、子供服、スポーツ用品、おもちゃ、文房具、書籍、日用雑貨、家庭用品、電化製品、CDなどがおかれていることが多い。美術画廊があるデパートもある。下記の外商部門の窓口があることも多く、外商部員を従えて店内を買い物する客もいる。
- 6階から7階あたりには催事場(最上階か、そのひとつ下の階にあることが多い)。ここでは、駅弁大会や全国各地の物産展、美術展などのスポット的な催し物が行われる。お中元やお歳暮のギフトシーズンには、注文窓口になるギフトセンターが開設されることがある。書籍やレコードなどの専門店を誘致しているところもある。
- 最上階の7階ではレストランを集約させることもある。顧客が最上階から降りてくる姿を「シャワー効果」という。大都市にある10階を超える大規模な百貨店ではレストランフロアを最上階を含めて2フロア以上とっているところもある。また、最上階の1つ下の階にレストランフロアを設けいてるところもある。食事中、建物周囲の景観を眺め易い様、他階に比べ窓の面積を広く確保される様、設計されているケースが多く、その場合は外観でレストランフロア階を判別出来る。
- 屋上は、昔(1970年代頃まで)はペットコーナーやゲーム機、ゴーカートなどがあったりする小規模な遊戯施設で、子供の喜ぶ場所であったが、現在(大都市圏)では夏場だけビアガーデンになる程度。なお、最近は遊戯施設を子供服・おもちゃ売り場近くに設置するところもある。政令指定都市・中核市以外の地方都市の場合、採算性の低さ・防犯上の問題から閉鎖されている(高度成長期までは大都市圏の百貨店と同じ様に活用されていた)のが殆どである。
- 地下は食料品を扱う場合が多い。揚げ物や寿司などの惣菜を扱う店舗や、ケーキや地元の銘菓などを扱う店舗などが並ぶ。近年は、「デパ地下」と呼ばれるようになり、百貨店の中で最も買い物客が多く、活気あふれる売り場であろう。特に夕方や週末などは多くの買い物客が押し寄せる。地下2階が売り場となっているところでは食品売り場は地下1階か地下2階かは店舗によって異なる。2フロアある場合は、地下1階が菓子類、地下2階が惣菜・生鮮品などと分けていることがある。最近では輸入品や高級食材などを扱い、スーパーのような形式をとっている店舗もある。また、軽食コーナーを設け、飲食が出来ることもあるが、小規模なカウンターが多く、ショッピングセンターのようなフードコートの形式のものは見られない。近年、店内でパンを焼くパン屋コーナーに力を入れる百貨店が増えている傾向がある。顧客が地階から上がってくる姿は「噴水効果」という。
- 地下3階以下に駐車場を持っている百貨店もある。
百貨店のフロア構成の一例
屋上 | ペットコーナー、プレイランド |
---|---|
7階 | レストラン、催事場 |
6階 | 子供服、玩具、スポーツ用品、文具 |
5階 | 家庭用品、日用雑貨、呉服、宝飾品、時計、美術画廊 |
4階 | 紳士服、喫茶室 |
3階 | 婦人服 |
2階 | 婦人服、高級ブティック |
1階 | 化粧品、バッグ、婦人靴 |
地下 | 食料品 |
[編集] 外商
百貨店の外商(がいしょう)とは、法人や多額の購入をする個人を対象に、店舗外で直接顧客宅を訪問して商品を販売するものである。 多くの百貨店で行われており、店舗販売とともに重要なもので、店舗とは別の場所に(住宅地など郊外に所在することもある)「ギフトセンター」のような名称で外商の拠点(ほとんどは小型の事務所のような感じ)を持っていることも多い。
外商部門の販売品目としては、一般法人に対してはギフト品、販売促進用の物品(ノベルティ)、制服・制帽、店舗やホテルの食器などの備品や客室などの内装デザインが多く、個人に対してはギフト品・高級ブランド品・高級食材などである。
また、一般顧客向けに百貨店のブランドイメージを生かした通信販売を行っていることも多い。特にギフトシーズンになると、コンビニエンスストアにギフトカタログが置かれ、コンビニでのギフト商品の注文を受ける場合もある(ファミリーマートでの三越ギフトの取り扱いなど)
[編集] その他の事業
多くの店舗を持つ百貨店は、改装工事も多いのでデザイン事務所や工事業者を系列に持つこともある。
また、系列ゴルフ場を持っていたがその経営不振のため多額の損失を出した企業もある。
[編集] 主な百貨店
[編集] 全国的に展開
- 伊勢丹(関東・甲信越静・近畿・九州地方)
- 近鉄百貨店(近畿・中京・中国四国地方)
- 西武百貨店(関東・北海道・東北・甲信越静・北陸・中京・近畿地方)
- そごう(近畿・関東・中国四国地方)
- 大丸(近畿・北海道・関東・中国四国・九州地方)
- 高島屋(近畿・関東・中京・中国四国地方)
- 東急百貨店(関東・北海道・甲信越静地方)
- 松坂屋(中京・関東・近畿地方)
- 三越(関東・北海道・甲信越静・中京・近畿・中国四国・九州地方)
- 阪急百貨店(近畿・関東地方)
[編集] 北海道中心
[編集] 東北地方中心
[編集] 関東地方中心
- 小田急百貨店
- 小田原百貨店
- 京王百貨店(新宿・多摩)
- 京急百貨店(横浜)
- 東武百貨店 (池袋・船橋)
- 京成百貨店 (水戸・市川)
- プランタン銀座 (銀座)
- 松屋(東京)
- 丸広百貨店(埼玉)
- ロビンソン百貨店
- 八木橋百貨店(熊谷)
- スズラン(前橋・高崎)
- さいか屋(川崎・横須賀・藤沢)
- 東武宇都宮百貨店(宇都宮・大田原)
[編集] 北陸・甲信越地方中心
[編集] 東海地方中心
[編集] 近畿地方中心
[編集] 中国・四国地方中心
[編集] 九州地方中心
- 井筒屋 (福岡中心、宇部)
- 岩田屋 (福岡・久留米)
- 浜屋(長崎・大村)
- 佐世保玉屋(佐世保・長崎・伊万里)
- 佐賀玉屋
- 鶴屋百貨店(熊本)
- トキハ(大分・別府)
- 山形屋(鹿児島・宮崎)
- リウボウ(那覇)
- くまもと阪神
- 都城大丸(大浦株式会社)
[編集] 過去に存在した百貨店
藤沢→コスタ→オーパ ポポ佐原SC ポポ八千代SC)
- ほくそう
- 五番舘(札幌 →五番舘西武→札幌西武)
- サンデパート(札幌 →YESそうご電器 札幌本店→ドンキホーテ札幌店)
- アサヒビルデパート(旭川 →飲食店・海鮮品物販店・事務所テナントビルに業態変更)
- まるせん(旭川 →YESそうご電器→GEO)
- 丸三鶴屋(釧路 →丸井今井釧路店→閉店)
- 丸ト北村(釧路)
- くしろデパート(釧路 →KOMに改称→閉店)
- オリエンタルプラザ(釧路 →飲食店テナントビルに業態変更)
- ショッピングヤスモト(釧路)
- 十条サービスセンター(釧路 →道東ラルズ釧路店)
- 鶴丸(苫小牧)
- サニーデパート(帯広 →飲食店テナントビルに業態変更)
- 丸正(北見)
- まるいいとう(北見 →駅前プラザHOW(賃貸ビル)→建物解体後、同跡地に北見信用金庫本店)
- 大国屋(小樽)
- 丸丹おかむら(夕張 →建物解体後、同跡地にホテル シューパロが建設・開業され、現在に至る)
- 松木屋(青森・十和田 ただし、営業中の「むつ」は破産前に本体から分離されている。)
- カネ長武田百貨店(青森 →ダックシティ→ダックビブレ→さくら野百貨店)
- みなみ百貨店(青森)
- かくは宮川(弘前 →消防法の問題により建替え・ハイローザ(ファッションビル)に→閉店)
- マルキ飛島(五所川原 →イトーヨーカドーマルキ→閉店<郊外移転:エルムの街内にてイトーヨーカドー五所川原店開店に伴う>)
- 丸友(五所川原)
- 丸美屋(八戸)
- マルマツ(八戸 →移転・衣料品専門に)
- マエダ百貨店(むつ スーパーマーケットに業態転換)
- 及新(釜石)
- 東光デパート(一関 →ヤマニ三春屋一関店→ダイエー一関店→閉店)
- ショッピングデパート千葉久(一関 →移転・一関サティ)
- マルサン百貨店(水沢)
- ヤマニ三春屋(水沢 →ダイエー水沢店→閉店)
- ダイコーデパート(水沢)
- 丸光(仙台・石巻・気仙沼(閉店→イコーレ気仙沼)・八戸 →ダックシティ→ダックビブレ→さくら野百貨店)
- 本金(秋田 →ほんきん西武→秋田西武)
- 協働社(秋田)
- 正札竹村(大館)
- 大丈(湯沢)
- タカヤナギ(大仙 百貨店業態の店舗を閉店・百貨店協会には残留)
- 丸久(山形 →丸久松坂屋→山形松坂屋→閉店)
- 小袖屋(酒田)
- 山田百貨店(福島 →ダックシティ→ダックビブレ→さくら野百貨店→閉店)
- 大黒屋(いわき)
- 赤トリヰ(須賀川 →一旦閉店→赤トリヰ(スーパーとして復活)→再度閉店)
- ファミリーデパートノムラ(原ノ町 →サンホーユー原ノ町店→原ノ町サティ→閉店)
- 伊勢甚百貨店(水戸・日立 →ボンベルタ伊勢甚→閉店・水戸店跡地は京成百貨店が新築移転)
- 志満津百貨店(→京成志満津→水戸京成百貨店→移転)
- コーキ(石岡)
- 小網屋(土浦)
- 霞百貨店(土浦 →京成霞百貨店→土浦京成百貨店→閉店)
- 上野百貨店(宇都宮・大田原)
- 山崎 (百貨店)(宇都宮 →緑屋→AMS宇都宮→109宇都宮→閉店)
- さくら屋(足利 →十字屋→閉店→跡地にフレッセイ)
- 前三百貨店(前橋)
- 藤五(高崎 →藤五伊勢丹→高崎伊勢丹→閉店)
- さとり百貨店(渋川 →さとりジャスコ→ジャスコ渋川店・移転)
- すみや(太田 →倒産後建物は富士重工群馬工場西本館として現存)
- 扇屋(千葉 →扇屋ジャスコ千葉店→閉店)
- 奈良屋(千葉 →移転・ニューナラヤ→千葉三越/旧店舗はセントラルプラザ→閉店)
- 田畑百貨店(→千葉パルコ)
- サカモト(木更津 →サカモトそごう→木更津そごう→閉店)
- 清見屋(佐原)
- クリハシ百貨店(銚子)
- ボンベルタ上尾百貨店(上尾 →閉店後まるひろ上尾店が入る)
- 白木屋 (東京・日本橋 →東横→東急百貨店→閉店)
分店 (大塚 →現在三井住友銀行が入居しているビル) (五反田 →東光(東急)ストア→建替えられ現在五反田とうきゅう) (大 森 →東光(東急)ストア→大森とうきゅう・駅ビルプリモに移転)
- 東京丸物(→池袋パルコ)
- ターミナル・エコー(テナントビル)(東京 →家賃値上げに抗議し全テナントが退店・20年近く幽霊ビル状態→ユザワヤ吉祥寺店)
- 野澤屋(→ノザワ松坂屋→横浜松坂屋)
- 小美屋(川崎 →ダックシティ→閉店)
- ダックシティ厚木百貨店(厚木 →ダックビブレ→厚木サティ)
- 江ノ電百貨店(藤沢 →小田急百貨店)
- 志澤(小田原 (西武百貨店志澤店)→閉店)
(藤沢 →藤沢西武→閉店)
- 小林百貨店(→新潟三越)
- 丸大(長岡・新潟・高岡 →イトーヨーカドー丸大)
- イチムラ(長岡・新潟 →ダックシティ→閉店)
- まるよし(三条 →倒産後良食生活館三条店が入る)
- 小八木(糸魚川)
- だるま屋(福井 →だるまや西武→福井西武)
- 中込百貨店(アーバンなかごみ)(甲府 →中込西友→甲府西武→閉店)
- 丸光(→丸光そごう→長野そごう→閉店)
- はやしや(松本 →はやしやジャスコ(信州ジャスコ)・移転→ジャスコ松本店、旧店舗に松本パルコが入る)
- ほていや(上田 →ほていやジャスコ→ジャスコ上田店・移転)
- 丸善銀座屋(→ながの丸善→ながの東急百貨店)
- 新岐阜百貨店
- 山勝(岐阜 →岐阜パルコ→閉店)
- 花菱(清水 →ヤオハン清水店→セイフー清水店→閉店)
- 田中屋(静岡→田中屋伊勢丹→静岡伊勢丹)
- 松菱(浜松 前述の津松菱とは関係解消済。)
- オリエンタル中村百貨店(→名古屋三越)
- 名鉄丸栄百貨店(→一宮名鉄百貨店→閉店 現在の名鉄百貨店一宮店とは別店舗)
- ネクステージ(半田・知立・三島 閉店 旧ヤオハンの百貨店業態店舗)
- ダイカイ(松阪 →松阪ニューデパート→閉店)
- 丸物(→京都近鉄百貨店→閉店予定)
- 丸正(和歌山)
- 井筒屋ちまきや(→宇部井筒屋)
- 柳井大丸(柳井)
- マルト百貨店(岩国)
- 丸新(徳島)
- つぼみや(徳島 →徳島ビブレ→閉店)
- 土電会館(高知 →とでん西武→高知西武→閉店)
- 福岡玉屋(福岡)
- 渕上(福岡 →火災焼失後の再建で丸栄(→ユニード→ユニードダイエー)本店→ダイエー(後にダイエーグルメシティ)渕上店→閉店)
- 大光(福岡 渕上百貨店傘下 →博多井筒屋)
- 博多大丸旧店舗(福岡 →博多エレデ寿屋→建物老朽化のため移転→寿屋倒産により閉店)
- 山城屋(北九州)
- 丸柏(北九州 →若松井筒屋→閉店)
- 小倉玉屋(北九州)
- 松屋(大牟田 東京の松屋とは関係なし。)
- すぎやデパート(鹿島)
- 大越百貨店(リーフ大越)(唐津)
- 中村百貨店(別府 →別府近鉄会館→別府近鉄百貨店→近鉄百貨店別府店→閉店)
- 一丸百貨店(大分)
- 岡政(→長崎大丸)
- 熊本大洋(火災焼失で閉店後の跡地に熊本城屋→城屋ダイエー→ダイエー熊本下通店)
- 岩田屋伊勢丹(→熊本岩田屋→くまもと阪神)
- 寿屋百貨店(宮崎・都城・延岡・八代 スーパー寿屋の百貨店業態店舗)
- アヅマヤ百貨店(延岡)
- ナカムラデパート(都城 →メインホテルナカムラ)
- 丸屋(→鹿児島三越)
- 桜デパート(鹿屋)
- 大越百貨店(那覇 →沖縄三越)
- 沖縄山形屋(やまかたや)(那覇)
[編集] 専門店
百貨店の定義は、日本百貨店協会に加盟の有無がひとつの指標になる。しかし伝統的には、日本的風俗における「ハレ(非日常)の日」に対応するのが百貨店の存在であった。また、「おつきあい」や「おもてなし」といった日本的慣習を反映した贈答品、外商なども百貨店に求められてきた機能である。すなわち、高級品を扱い、催事を行い、礼節に恥じないブランド性を有する。
以上を総合的に踏まえて、以下に挙げる店は「専門店」や「ファッションビル」と呼ぶのが適切である。ターゲットやテーマ性が分散し非効率に陥った百貨店に代わって、近年台頭してきたのが専門店やファッションビルの業態である。
- パルコ
- 丸井
- ロフト
- 東急ハンズ
- ルミネ
- LIVIN
- エスパ
- ビブレ
- OPA
- 浅草ROX
- サントピア(水戸)
- 109
- 相鉄ジョイナス
- 木内(元百貨店)(秋田)
- テーオーデパート(函館)
- 福田屋百貨店 (栃木)
- 梅屋百貨店 (平塚)
- 富士急百貨店 (沼津)
- 山交百貨店 (甲府)
- カテプリ新さっぽろ(札幌)
- ラルズプラザ ※ 旧丸友金市舘
- オクノ(旭川) ※ 旧そうご
- マルカツ(旭川)
- ビッグ・ジョイ ※ 旧トピア (苫小牧)
- エガオ ※ 旧サンプラザ苫小牧 (苫小牧)
- フィッシャーマンズ・ワーフMOO(釧路)
- 岡島百貨店(甲府)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
日本の大手百貨店 |
伊勢丹 | 西武百貨店、そごう(セブン&アイ系) | 大丸 | 高島屋 松坂屋 | 三越 |阪急百貨店(阪急百貨店グループ系) 日本の百貨店のページで「全国的に展開」とされているものを掲載。 |