阪急百貨店
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
略称 | 阪急百 |
本社所在地 | 530-8350 大阪府大阪市北区芝田町 |
設立 | 1896年3月7日 |
業種 | 小売業 |
事業内容 | 百貨店業 |
代表者 | 新田信昭(代表取締役社長) |
資本金 | 177億9600万円(2006年3月31日現在) |
従業員数 | 3,127名(2006年3月31日現在) |
主要株主 | 東宝、阪急阪神ホールディングス etc. |
主要子会社 | 阪食、ペルソナ |
関係する人物 | 小林一三(創業者) |
外部リンク | www.hankyu-dept.co.jp |
株式会社阪急百貨店(はんきゅうひゃっかてん、Hankyu Depertment Stores, Inc.)は、小林一三が創業した日本の百貨店の一つ。阪急阪神東宝グループの一翼を担う「阪急百貨店グループ」の中核企業でもある。
目次 |
[編集] 概要
設立に当たって百貨店運営のノウハウを吸収するために当初は日本橋白木屋を招致して開店させ、その後に自社直営に切替える形で開業した日本初の電鉄系百貨店。 また、百貨店食堂の走りとしてライスカレー等を庶民に提供したり、沿線の行楽に向かう人々への弁当販売を手がける等今日のターミナルデパートの雛形となった存在としても知られる。 今日でもうめだ本店は沿線の豊かさを背景に関西一の売上を誇る。 本店(大阪市北区角田町)の他に大阪府豊中市(千里ニュータウン内)、大阪府堺市北区(北花田)、兵庫県神戸市(ハーバーランド)(中央区東川崎町)、川西市、三田市、宝塚市、京都府京都市(下京区四条河原町)、有楽町(東京都千代田区)、都筑(横浜市都筑区)に店舗がある。
また、健康・スポーツ・旅をテーマとする「イングス館」(大阪市北区、梅田本店の別館)や食料品のみを扱った「大井阪急食品館」(東京都品川区)がある。
2007年には阪急西宮スタジアム跡地に、2011年には福岡県のJR博多駅新駅ビルの核テナントとして地上8階~地下1階部分に新店舗を開店予定[1]。
[編集] うめだ本店の大規模な建て替えプロジェクト
1929年に創業した地上9階~地下1階のうめだ本店(梅田阪急ビル)は、老朽化に伴い、耐震性を高めた複合ビル(新梅田阪急ビル)として全面的に建て替えることが決定され[2]、2006年7月現在、店舗の北側半分を残す形で営業と建て替え工事が並行して行われている。そして、2006年7月より南側部分の取り壊しが始まっており、工事の完了は2011年春に予定されている。建て替え後は、地上41階~地下2階(高さ187メートル)、延べ床面積が25万2千平方メートルとなる予定であり、うめだ本店が同ビルの低層階部分(地上13階~地下2階)に再入居することで、営業面積を6万平方メートルから8万4千平方メートルへと拡大する予定となり、これによって日本最大級の百貨店になる。また、地下1階部分の不自然な盛り上がりや、周辺通路との段差(いずれも建設時期の関係によってできたもの)も解消される。
これに先立ち、シャンデリアや伊東忠太による壁画など優美な装飾で約75年にわたり親しまれた、1階旧阪急梅田駅地上駅コンコース天井が、2005年9月13日限りで歴史に幕を下ろした。シャンデリアと壁画は取り外した上で保管され、新ビルにモニュメントとして使われるという情報もある。なお、シャンデリアは建設当時のものではない(当時の写真等より)。
[編集] 阪神百貨店との関係
大阪の梅田では阪急百貨店と阪神百貨店が競争をしていたが、阪神百貨店の親会社である阪神電気鉄道と阪急百貨店の兄弟会社である旧阪急ホールディングス(阪急阪神ホールディングス)は2006年10月1日に経営統合して阪急阪神ホールディングスとなり阪神百貨店は阪急阪神ホールディングスの完全子会社の阪神電気鉄道の完全子会社となり阪急阪神ホールディングスグループに入った。阪急百貨店と阪神百貨店は阪神百貨店の親会社の親会社が阪急百貨店と同じ阪急阪神東宝グループに属しており資本関係を持った。阪神百貨店は阪急阪神東宝グループには入っていない。そのため阪急百貨店は阪急阪神東宝グループの企業、阪神百貨店は阪急阪神ホールディングスグループの企業となっており、違うグループに属しているため(阪神百貨店の親会社の親会社である阪急阪神ホールディングスは阪急阪神東宝グループに属している。)資本関係はあるが薄い。なお、現在阪急百貨店と阪神百貨店は経営統合に向けて協議中である。
[編集] 店舗
- 関西
- うめだ本店
- 神戸(JR神戸駅前、神戸ハーバーランド)
- 四条河原町(京都)
- 宝塚(阪急宝塚駅)
- 川西(阪急川西能勢口駅)
- 千里(北大阪急行電鉄千里中央駅、千里ニュータウン)
- 堺 北花田(ダイヤモンドシティ・プラウ)
- 三田
- 関東
[編集] 沿革
- 1925年(大正14年)6月 - 阪神急行電鉄梅田駅(現・阪急電鉄梅田駅)に隣接した阪急ビル(梅田阪急ビル)に阪急直営マーケットを開業。
- 1929年(昭和4年)4月 - 世界初のターミナルデパート、阪急百貨店(うめだ本店)を創業した。
- 1936年4月 - 阪神急行電鉄神戸駅(現・阪急電鉄三宮駅)ターミナルビルに神戸阪急が開店。
- 1947年3月 - 京阪神急行電鉄より分離独立し、株式会社阪急百貨店設立(初代社長に京阪神急行電鉄の清水雅が就任)。同年4月に株式会社阪急百貨店として開業。
- 1953年11月 - 国鉄大井町駅(現・JR大井町駅)前に大井阪急が開店。
- 1956年5月 - 数寄屋橋阪急(東芝銀座ビル内)が開店。
- 1970年3月 - 北大阪急行電鉄千里中央駅隣接地に千里阪急が開店。
- 1976年10月 - 阪急電鉄河原町駅隣接地に四条河原町阪急が開店。
- 1982年10月 - 阪急電鉄梅田駅東側に阪急イングスが開店。
- 1984年10月 - 国鉄有楽町駅(現・JR有楽町駅)前に有楽町阪急が開店。
- 1989年4月 - 阪急電鉄川西能勢口駅前に川西阪急が開店。
- 1992年10月 - 神戸ハーバーランドに神戸阪急が開店。これを機に、三宮駅にあった神戸阪急は三宮阪急となる。
- 1993年4月 - 阪急電鉄宝塚駅新ターミナルビル内に宝塚阪急が開店。
- 1995年1月17日 - 阪神・淡路大震災により三宮阪急が被災(そのまま閉店)。
- 2000年3月17日 - 横浜市営地下鉄センター北駅前に都筑阪急が開店。(モザイクモール港北同時開業)
- 2000年4月 - 大井阪急が閉店。(跡地のショッピングセンターに大井阪急食品館として再入居)
- 2004年4月19日 - 阪急イングスがうめだ阪急イングス館としてリニューアルされる。
- 2004年8月31日 - 数寄屋橋阪急が閉店。(モザイク銀座阪急となり、阪急ショッピングセンター開発に運営移行)
- 2004年10月28日 - ダイヤモンドシティ・プラウに堺 北花田阪急が開店。
- 2005年8月19日 - うめだ本店が増床オープン(サン広場館)。
- 2005年9月13日 - 旧阪急梅田駅地上駅コンコース(うめだ本店前、梅田阪急ビル1F)の天井装飾の公開を終了。翌日より覆いがなされる。
- 2005年9月14日 - うめだ本店南側半分の解体・新築工事に着手。
- 2005年9月15日 - JR三田駅前の三田駅前一番館に三田阪急が開店。
- 2006年7月11日 - うめだ本店南側部分の取り壊し開始。
- 2006年9月1日 - 阪急オアシス、阪急ファミリーストアなど計8社を完全子会社とする中間持株会社「阪食」を設立し、阪急食品工業と分担して阪食の株主となる。
- 2007年 - 阪急西宮スタジアム跡地に新店舗が開店予定。
- 2007年秋 - うめだ本店の南側半分が竣工予定。残る北側半分の解体・新築工事を開始予定。
- 2011年春 - うめだ本店が新ビル(新梅田阪急ビル)内で全面開店予定。JR博多駅新駅ビル内に新店舗が開店予定。
[編集] 関連会社
- 阪急阪神ホールディングス
- 東宝
- 阪急食品工業(阪急フーズ・阪急デリカ・豆狸)
- 阪食(2006年9月1日設立。阪急百貨店と阪急食品工業が全株式を持つ持ち株会社)。
- 阪急ショッピングセンター開発
- ペルソナ(ペルソナカード)
- グランデュオ
[編集] 脚注
- ↑ 関連する外部リンク
- ↑ 関連する外部リンク
- プレスリリース:梅田阪急ビル(阪急百貨店うめだ本店)の建て替えについて
http://www.hankyu-dept.co.jp/kessan/pdf/news/2004/050207.pdf - うめだ本店建て替えプロジェクト
http://www.hankyu-dept.co.jp/kessan/umeda/index.html
- プレスリリース:梅田阪急ビル(阪急百貨店うめだ本店)の建て替えについて
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
日本の大手百貨店 |
伊勢丹 | 西武百貨店、そごう(セブン&アイ系) | 大丸 | 高島屋 松坂屋 | 三越 |阪急百貨店(阪急百貨店グループ系) 日本の百貨店のページで「全国的に展開」とされているものを掲載。 |