広島電鉄100形電車 (初代)
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広島電鉄100形電車(ひろしまでんてつ100かたでんしゃ)とは、1914年の広電開業時から活躍した広島電鉄の路面電車である。大阪市電より移籍した2代目100形については広島電鉄100形電車 (2代)を確認、現在活躍中の復元車両は広島電鉄100形電車 (3代)を確認の事。
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[編集] 概要
1914年より50両が製造された。形式はA型と称し車番は101~150とされる。(異説あり) 1921年のB型(2代目100形)の移籍に備えて、1~50に改番したと思われる。1937年の千田車庫の火災で11両が被災、鋼製車体を新造して450形に生まれ変わった。改造されなかった39両は1939年にふたたび100形に改番される(1938年に2代目100形が400形に改造・改番されたことにより空き形式となっていた。なお改番に際しては旧番号には復さず、新たに101から付番されている。)。1945年の原子爆弾投下で被災し、4両が450形に改造、22両が廃車になったが、残りの車両は修復された。1953年に工作車になった3両以外廃車された。
[編集] 原子爆弾による被害
- 101:小破:1946年4月復旧
- 102:小破:1947年12月復旧
- 103:全焼:廃車
- 104:中破:廃車
- 105:半焼:463に改造されて1949年6月復旧
- 106:無被災:廃車
- 107:中破:1947年8月復旧
- 108:無被災:462に改造されて1949年6月復旧
- 109:全焼:廃車
- 110:中破:廃車
- 111:全焼:廃車
- 112:小破:廃車
- 113:全焼:廃車
- 114:小破:廃車
- 115:全焼:廃車
- 116:小破:廃車
- 117:中破:廃車
- 118:大破:廃車
- 119:小破:1946年8月復旧
- 120:小破:1947年4月復旧
- 121:小破:1947年7月復旧
- 122:半焼:廃車
- 123:全焼:廃車
- 124:全焼:廃車
- 125:中破:廃車
- 126:中破:1948年3月復旧
- 127:全焼:廃車
- 128:全焼:廃車
- 129:小破:1946年11月復旧
- 130:無被災:1947年8月復旧
- 131:中破:1948年8月復旧
- 132:大破:廃車
- 133:中破:1947年7月復旧
- 134:小破:1947年8月復旧
- 135:小破:1947年7月復旧
- 136:全焼:廃車
- 137:大破:廃車
- 138:中破:1948年10月復旧
- 139:中破:1946年8月復旧
[編集] 主要諸元
[編集] 参考文献
- 『広電が走る街今昔』(JTBパブリッシング・長船友則) ISBN 4533059864
- 『ヒロシマと路面電車』(広島市子供文化科学館) 配付資料
- 『私鉄の車両3 広島電鉄』(保育社・飯島巌) ISBN 4586532033
etc
現役 市内線 現役 直通車 消滅 市内線 消滅 宮島線専用 |
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