広島電鉄550形電車
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広島電鉄550形電車(ひろしまでんてつ550かたでんしゃ)とは、1955年に登場した広島電鉄の路面電車である。
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[編集] 概要
1955年に市内線車両として誕生した。全5両が製造された。552が1975年の千田車庫火災で一足早く1977年に廃車になった。551のみがPCCカーの影響を受けて高性能車として作られて、この車両のみ直通許可を受けていた。1958年に宮島線と市内線との初直通運用に使われた。直通運用が始まると850形等に混じって運用されたが、2000形や2500形の増備で再び市内線用車両となった。トラブルが多発し、中古台車に履き替え、さらには火災で廃車になった552の機器でその他の車両に合わされた。2006年6月改正で全て廃車となった。最後まで活躍した車両は553・554だった。その2両は運用離脱後しばらく荒手車庫に保管されていたが、2006年8月に解体された。
2006年12月20日現在、551は江波車庫に保管されている。555は 、廃車後三菱重工業に譲渡された(鉄道ジャーナル2006年12月号参照)。
[編集] 主要諸元
- 製造初年:1950年
- 全長:12000mm
- 全幅:2430mm
- 全高:3875mm
- 自重:16.30t
- 車体構造:全金属製
- 定員(着席):80(36)人
- 出力・駆動方式:38kw×2、吊り掛け式
[編集] 各車状況
- 551:1955年11月竣工:200?年?月廃車、江波車庫保管
- 552:1955年11月竣工:1977年4月廃車(千田車庫火災で被災)
- 553:1955年11月竣工:2006年6月廃車、2006年8月解体
- 554:1955年11月竣工:2006年6月廃車、2006年8月解体
- 555:1955年11月竣工:2006年3月廃車、三菱重工業に譲渡
[編集] 参考文献
- 『ローカル私鉄車両20年 路面電車・中小私鉄編』(JTBパブリッシング・寺田裕一) ISBN 4533047181
- 『広電が走る街今昔』(JTBパブリッシング・長船友則) ISBN 4533059864
- 『私鉄の車両3 広島電鉄』(保育社・飯島巌) ISBN 4586532033
etc
現役 市内線 現役 直通車 消滅 市内線 消滅 宮島線専用 |
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