名古屋市電

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名古屋市電（なごやしでん）は、名古屋市が経営していた路面電車である。名古屋市交通局が事業を行っていた。 1898年（明治31年）に名古屋電気鉄道によって日本で2番目の電気鉄道として開業され、1974年（昭和49年）3月31日限りを以って全廃された。

目次 1 概要 2 沿革 3 路線沿革及び停留場 4 鉄道線との接続電停 5 在籍していた車両 6 元在籍車両の移籍 7 車両基地・工場

[編集] 概要

京都電気鉄道（のち京都市に買収されて京都市電となる）に次いで日本で2番目の電気鉄道である、名古屋電気鉄道をその嚆矢とする。同社は市内路線の他に、アメリカのインターアーバン（都市間電車）的な路線として「郡部線」（現在の名鉄犬山線・津島線など）と呼ばれる郊外鉄道線も建設した。

しかし1914年（大正3年）7月、不況下における高額の運賃に不満を持っていた市民が「電車賃値下問題市民大会」を催し、大会終了後市民が暴徒化して電車・施設の焼き討ちを行って、郡部線電車のターミナル駅であった柳橋駅（名古屋駅のやや南東）が全焼、電車23両が損傷する事件が発生した。これを機に名古屋市でも市内電車の買収に動き、1922年（大正11年）に名古屋電気鉄道を買収して名古屋市電が誕生した。

なお、買収に先じて名古屋電気鉄道は郡部線を新設会社（旧）名古屋鉄道（後に名岐鉄道と改称し、更に愛知電気鉄道と1935年（昭和10年）に合併して現在の名古屋鉄道（名鉄）となる）へ譲渡した。そのため市交通局と名鉄はルーツを同じくする。またその経緯から、市買収後もしばらくは名鉄の電車が市電に乗り入れ、柳橋をターミナル駅にしていた。これは新名古屋駅（現、名鉄名古屋駅）開業の1941年（昭和16年）まで続けられた。更に、名古屋市において別に路面電車を営業していた中村電気軌道・新三河鉄道・下之一色電車軌道・築地電軌といった会社も順次市営化され、1937年（昭和12年）には路面電車の運営が市に一元化されることとなる。

市営後も路線を拡充する。戦後には連接車2600形、無音電車2000形や新機軸の800形など個性ある電車が運転されるようになった。

戦時中の1940年（昭和15年）2月22日、電力の節約のため利用者の少ない停車場を朝夕に限って通過する、「急行運転」が開始された。後には急行運転の時間帯が拡大されるとともに、更に停車数を削減した「特急運転」も始められている。 この特急が廃止されたのは1945年（昭和20年）10月、急行の廃止は1948年（昭和23年）2月25日であった。

また、路線の中にはローカルムード満点の田園地帯を単線で走る下之一色線（下之一色電車軌道と築地電軌の買収線）といったものもあり、同線では通票を使用し単線運転を行った他、虫害対策のため殺虫剤を散布する専用車が存在し、地下鉄東山線開業前には第三軌条を臨時に敷設して同線車両の試運転も行われた。

その他、市では1943年（昭和18年）よりトロリーバスも運行していたが、試行的であった事や第5回国民体育大会が瑞穂区で開催されることになったため、1951年（昭和26年）にバスと市電に転換して全廃となった（名古屋市営トロリーバスも参照）。

1960年代半ばから電力料金や設備維持費が増加し、経営を逼迫するようになる。また自動車の増加に伴い定時運行が困難となったため、市では地下鉄網を整備する代わりに市電を撤去する事となった。1974年（昭和49年）、市民に惜しまれながら市電は全廃された。現在は、名古屋市営地下鉄日進工場の一角に「レトロでんしゃ館」があり、当時使用されていたした電車3両が保存展示されている。その最寄駅は鶴舞線赤池駅である。

[編集] 沿革

• 1898年5月6日 名古屋電気鉄道が初の路線となる笹島町－県庁前間2.2kmを開業。
• 1919年4月15日 熱田電気軌道を名古屋電気鉄道が合併。
• 1922年8月1日 名古屋市が名古屋電気鉄道の軌道事業を買収。
  • （買収線区） 名古屋駅－千種間、志摩町－押切町間、赤塚－門前町間、熱田駅－築港間、浄心－船方間、西裏－覚王山間、明道橋－平田町間、東新町－大曽根間、名古屋駅－那古野間、栄町－東築地間。計42.5km。
• 1936年5月24日 中村電気軌道（明治橋－中村公園間）を買収。
• 1937年3月1日 新三河鉄道（今池－大久手間、千早－八事間）、築地電軌（築地口－下之一色間）、下之一色電車軌道（尾頭橋－下之一色間）を買収。路面電車の市営一元化を達成する。
• 1940年2月22日 利用者の少ない停留場を通過し、電力消費を削減するため急行運転を開始。
• 1941年8月12日 新名古屋駅開業により、押切町－柳橋間における名鉄の乗り入れ廃止。
• 1942年1月29日 老朽化した単車の電動品を取り外し、ボギー車に牽引させる親子電車が登場。
• 1943年1月17日 急行より通過停車場を増やした、特急運転を開始。路線交差点の停車場以外はほとんど通過となる。
• 1945年9月1日 特急を廃止し、終日急行運転とする。
• 1948年2月25日 急行運転廃止。
• 1954年2月28日 下之一色線で日本最初のワンマン運転を実施。
• 1959年3月25日 東山公園－星ヶ丘間開業。総延長106.3kmで最大となる。
• 1961年5月15日 地下鉄東山線建設のため、覚王山－星ヶ丘間運休。この区間はその後復旧せず事実上廃止となる。以降、市電の部分廃止相次ぐ。
• 1961年12月1日 最後の新規開業区間として、開橋－昭和町が開通。
• 1974年3月31日 全線で無料運転を実施。15時には運行を終了した。
• 1974年4月1日 市電全面廃止。
  • （最終営業区間）矢田町四丁目－大久手－市立大学病院（旧・桜山町）－大江町－昭和町間、大久手－安田車庫前間、金山橋－沢上町－市立大学病院間

[編集] 路線沿革及び停留場

1961年12月当時・ただし東山公園線は地下鉄東山線工事のため、1961年5月15日よりバス代行（バスの始発は池下）。
（）内は1966年6月以降の停留所名、〔〕内は1961年以前の廃止。

• 栄町線

笹島町 - 柳橋 - 納屋橋東（納屋橋） - 伏見通 - 広小路本町 - 栄町（栄） - 武平町 - 東新町 - 新栄町 - 車道〔 - 千種駅前〕

• 1898年5月6日 笹島町～県庁前（栄町～武平町間･のち久屋町）開業
• 1903年1月31日 久屋町～西裏（車道付近）開業
• 1912年4月1日 西裏～千種駅前（移転前の旧駅）開業
• 1943年12月1日 西裏～千種駅前 廃止
• 1967年2月1日 栄町～車道 廃止
• 1971年2月1日 笹島町～栄町 廃止

• 覚王山線

車道 - 千種橋東（千種駅前） - 今池 - 仲田 - 池下 - 覚王山

• 1911年8月19日 千種橋東～覚王山 開業
• 1912年5月22日 西裏（車道付近）～千種橋東 開業
• 1965年3月1日 今池～覚王山 廃止
• 1967年2月1日 車道～今池 廃止

• 東山公園線

覚王山 - 末盛通二丁目 - 城山 - 本山 - 唐山 - 東山公園 - 東山工業高校前 - 星ヶ丘

• 1937年2月27日 覚王山～東山公園 開業
• 1959年3月25日 東山公園～星ヶ丘 開業
• 1961年5月15日 全線休止、バス代行運転
• 1963年4月1日 覚王山～東山公園 廃止
• 1967年4月1日 東山公園～星ヶ丘 廃止

• 中村線

笹島町 - 笈瀬通 - 太閤通三丁目 - 大門通 - 楠橋 - 中村公園前 - 鳥居西通 - 稲葉地町

• 1913年10月17日 明治橋（笹島町～笈瀬通間･のち笹島警察署前）～中村公園前 開業（中村電気軌道が敷設）
• 1936年5月24日 市営化
• 1937年3月14日 笹島町～笹島警察署前 開業
• 1950年8月10日 中村公園前～鳥居西通 開業
• 1956年7月15日 鳥居西通～稲葉地町 開業
• 1972年3月1日 全線廃止

• 笹島線

名古屋駅前 - 笹島町 - 下広井町 - 六反小学校前

• 1937年4月16日 名古屋駅前～笹島町 開業
• 1940年5月28日 笹島町～六反小学校前 開業
• 1972年3月1日 全線廃止

• 水主町延長線

六反小学校前 - 水主町

• 1934年9月11日 全線開業
• 1972年3月1日 全線廃止

• 広井町線

名古屋駅前 - 那古野町

• 1921年12月7日 名古屋駅前（後の笹島町）～那古野町 開業
• 1937年3月14日 名古屋駅前～那古野町 開業･名古屋駅移転に伴う
• 1937年4月16日 笹島町～那古野町 廃止･笹島線完成に伴う
• 1972年3月1日 全線廃止

• 名古屋駅前待避線（非営業線）

• 1943年3月20日 開業
• 1967年3月31日 廃止

• 押切線

〔志摩町 - 〕那古野町 - 菊井町 - 菊井通四丁目 - 押切町

• 1901年2月19日 志摩町（上江川線・泥江町付近）～那古野町～押切町 開業
• 1926年1月23日 志摩町～那古野町 廃止
• 1972年3月1日 那古野町～押切町 廃止

• 押切浄心連絡線

押切町 - 天神山 - 浄心町

• 1927年7月10日 全線開業
• 1972年3月1日 全線廃止

• 明道町線

菊井町 - 明道町

• 1923年1月16日 全線開業
• 1971年2月1日 全線廃止

• 行幸線

明道町 - 景雲橋 - 名古屋城

• 1913年11月12日 明道町～景雲橋 開業
• 1914年8月20日 景雲橋～名古屋城 開業
• 1971年2月1日 全線廃止

• 東片端線

名古屋城 - 大津橋 - 東外堀町 - 東片端 - 飯田町 - 平田町

• 1914年11月5日 名古屋城～東片端 開業
• 1915年11月4日 東片端～平田町 開業
• 1971年2月1日 全線廃止

• 上江川線

柳橋 - 泥江町 - 明道町 - 六句町 - 浅間町 - 江川町 - 江川端町 - 浄心町

• 1901年2月19日 柳橋～志摩町（泥江町付近）開業
• 1913年11月12日 志摩町～明道町 開業
• 1915年10月10日 明道町～江川町 開業
• 1915年11月4日 江川町～浄心町 開業
• 1971年4月1日 全線廃止

• 浄心延長線

浄心町 - 秩父通

• 1955年10月1日 全線開業
• 1971年4月1日 全線廃止

• 江川線（下江川線）

柳橋 - 八角堂前 - 水主町 - 日置橋 - 山王橋 - 古渡橋 - 尾頭橋 - 八熊通 - 中央卸売市場前 - 日比野 - 西町 - 一番町 - 船方

• 1911年6月24日 柳橋～洲崎橋（六角堂前～水主町間）開業
• 1911年11月2日 洲崎橋～山王橋 開業
• 1912年5月6日 尾頭橋～船方 開業
• 1912年5月23日 山王橋～古渡橋 開業
• 1912年11月8日 古渡橋～尾頭橋 開業
• 1971年4月1日 柳橋～八熊通 廃止
• 1974年2月16日 八熊通～船方 廃止

• 八熊東線

八熊通 - 新尾頭町 - 沢上町

• 1943年12月30日 全線開業
• 1974年2月16日 全線廃止

• 八熊東線東西連絡線

沢上町 - 池内町 - 高辻

• 1944年3月1日 沢下町（沢上町～池内町間）～高辻 開業
• 1944年12月30日 金山橋～沢下町 開業・国鉄線や名鉄線を跨ぐ跨線橋が無かったため、名鉄名古屋本線に沿って北上し熱田線に接続した
• 1954年7月1日 沢上町～沢下町 開業・金山橋～沢下町 廃止
• 1974年4月1日 沢上町～高辻 廃止

• 野立築地口線

日比野 - 西郊通六丁目 - 六番町 - 六番町六丁目 - 七番町 - 東海通 - 港車庫前 - 港区役所前 - 築地口

• 1937年3月11日 全線開業
• 1969年2月20日 全線廃止

• 築地線

築地口 - 築三町 - 大手橋 - 一州町 - 稲永町

• 1917年6月16日 全線開業（築地電軌が敷設）
• 1937年3月1日 市営化
• 1971年12月1日 全線廃止

• 築地線支線

稲永町 - 港西小学校前 - 西稲永

• 1941年12月30日 全線開業
• 1947年8月5日 休止
• 1956年9月15日 再開
• 1971年12月1日 全線廃止

• 大津町線

栄町（栄） - 東桜町 - 大津橋〔 - 市役所前〕

• 1924年7月20日 栄町～大津橋 開業
• 1933年8月24日 大津橋～市役所前 開業
• 1943年12月1日 大津橋～市役所前 廃止
• 1968年2月1日 栄町～大津橋 廃止

• 熱田線

栄町（栄） - 南大津通（白川通大津） - 矢場町 - 赤門通 - 上前津 - 下前津 - 東別院 - 古沢町 - 金山橋 - 沢上町 - 高蔵 - 熱田駅前 - 熱田神宮前 - 熱田伝馬町 - 内田橋〔 - 東築地 - 南陽館前〕

• 1908年5月3日 栄町～熱田駅前 開業
• 1908年9月17日 熱田駅前～熱田伝馬町 開業
• 1910年7月15日 内田橋～東築地 開業（熱田電気軌道が敷設）
• 1912年9月1日 熱田伝馬町～内田橋 開業（熱田電気軌道が敷設）
• 1919年4月15日 熱田伝馬町～東築地 市営化
• 1919年4月16日 東築地～南陽館前 開業
• 1940年5月28日 内田橋～南陽館前 廃止（並走する大江線が開業したため）
• 1968年2月1日 栄町～金山橋 廃止
• 1974年2月16日 沢上町～内田橋 廃止
• 1974年4月1日 金山橋～沢上町 廃止

• 大江線

内田橋 - 南陽通二丁目 - 南陽通四丁目 - 南陽通六丁目 - 竜宮町 - 東橋 - 大江町 - 開橋 - 昭和町

• 1940年月28日 内田橋～竜宮町 開業
• 1941年5月1日 竜宮町～東橋 開業
• 1944年7月31日 東橋～大江町 開業
• 1957年8月1日 大江町～開橋 開業
• 1961年12月1日 開橋～昭和町 開業
• 1974年2月16日 内田橋～大江町 廃止
• 1974年4月1日 大江町～昭和町 廃止

• 築港線

熱田駅前 - 菖蒲池 - 白鳥橋 - 船方 - 南一番町 - 千年 - 港明町 - 労災病院前 - 港楽町 - 港陽町 - 築地口 - 港本町 - 名古屋港

• 1910年3月16日 熱田駅前～築地口 開業
• 1912年1月11日 築地口～港本町 開業
• 1918年9月21日 港本町～名古屋港 開業
• 1969年2月20日 築地口～名古屋港 廃止
• 1971年12月1日 熱田駅前～築地口 廃止

• 高岳線

東新町 - 高岳町 - 東片端 - 清水口 - 長塀町五丁目 - 赤塚 - 山口町 - 徳川町 - 大曽根

• 1914年11月5日 東新町～清水口 開業
• 1915年3月17日 清水口～赤塚 開業
• 1915年4月26日 赤塚～徳川町 開業
• 1915年5月30日 徳川町～大曽根（旧駅・徳川町～大曽根間）開業
• 1939年5月15日 大曽根（旧駅）～大曽根 開業
• 1967年2月1日 清水口～赤塚 廃止
• 1971年2月1日 赤塚～大曽根 廃止
• 1971年4月1日 東新町～清水口 廃止

• 清水口延長線

清水口 - 深田町 - 西杉町 - 黒川 - 黒川本通四丁目 - 志賀住宅前 - 城北学校前

• 1949年7月15日 清水口～黒川 開業
• 1958年4月10日 黒川～黒川本通四丁目 開業
• 1960年2月1日 黒川本通四丁目～城北学校前 開業
• 1967年2月1日 黒川～城北学校前 廃止
• 1971年4月1日 清水口～黒川 廃止

• 大曽根線

大曽根 - 東大曽根

• 1942年6月25日 全線開業
• 1965年10月1日 全線廃止

• 御成通線

大曽根 - 彩紅橋通 - 平安通一丁目 - 御成通三丁目 - 上飯田

• 1944年7月11日 全線開業
• 1971年2月1日 全線廃止

• 高岳延長線

東新町 - 瓦町 - 丸田町 - 松枝町 - 鶴舞公園

• 1923年9月20日 全線開業
• 1972年3月1日 全線廃止

• 東郊線

鶴舞公園 - 東郊通一丁目 - 東郊通三丁目 - 円上 - 高辻 - 雁道 - 堀田通五丁目 - 牛巻 - 堀田駅前

高辻 - 滝子

• 1923年1月25日 東郊通三丁目～牛巻・高辻～滝子 開業
• 1925年12月23日 鶴舞公園～東郊通三丁目 開業
• 1927年4月17日 牛巻～堀田駅前 開業
• 1972年3月1日 鶴舞公園～堀田駅前 廃止
• 1974年4月1日 高辻～滝子 廃止

• 藤成線

滝子 - 広見町 - 桜山町（市立大学病院）

• 1928年10月15日 全線開業
• 1974年4月1日 全線廃止

• 葵町線

新栄町 - 布池町 - 平田町 - 赤塚

• 1915年11月14日 新栄町～平田町 開業
• 1919年4月16日 平田町～赤塚 廃止
• 1970年4月1日 新栄町～平田町 廃止
• 1971年2月1日 平田町～赤塚 廃止

• 公園線

新栄町 - 白山町 - 老松町 - 大学病院前 - 鶴舞公園 - 大池町 - 上前津 - 大須

• 1910年2月23日 新栄町～上前津 開業
• 1911年6月9日 上前津～大須 開業
• 1970年4月1日 新栄町～鶴舞公園 廃止
• 1972年3月1日 鶴舞公園～大須 廃止

• 岩井町線

大須 - 西大須 - 岩井通一丁目 - 水主町

• 1923年11月13日 大須～岩井通一丁目 開業
• 1923年12月22日 岩井通一丁目～水主町 開業
• 1972年3月1日 全線廃止

• 循環東線

矢田町四丁目 - 矢田町十丁目 - 矢田町十五丁目 - 古出来町 - 都通一丁目 - 都通二丁目 - 今池 - 大久手 - 阿由知通二丁目 - 曙通 - 御器所通 - 恵方町 - 桜山町（市立大学病院） - 市立大学病院前（瑞穂通一丁目） - 瑞穂通三丁目（瑞穂区役所前） - 瑞穂通四丁目 - 瑞穂運動場前 - 瑞穂通七丁目 - 新瑞橋

• 1932年12月30日 桜山町～市立病院前 開業
• 1941年5月16日 市立病院前～新瑞橋 開業
• 1950年10月14日 八事線より今池～大久手間を編入、大久手～桜山町 間開業（トロリーバスを軌条化）
• 1953年8月14日 矢田四丁目～今池 開業（トロリーバスを軌条化）
• 1974年4月1日 全線廃止

• 八事線

〔千早町 - 〕大久手 - 青柳町 - 安田車庫前 - 宮裏 - 川原通 - 山中町 - 杁中 - 半僧坊前 - 八事

• 1912年4月21日 千早町～大久手～八事 開業（尾張電気軌道が敷設）
• 1912年5月25日 今池～大久手 開業
• 1937年3月1日 市営化
• 1944年7月2日 千早町～大久手 廃止
• 1950年10月14日 今池～大久手間は循環東線に編入される
• 1971年4月1日 安田車庫前～八事 廃止
• 1974年4月1日 大久手～安田車庫前 廃止

• 千早線

〔矢場町 - 丸太町？ - 老松町？ - 千早町〕

• 1930年5月9日 矢場町～千早町 開業
• 1944年7月2日 全線廃止

• 瑞穂運動場引込線（非営業線）

• 1950年10月28日 開業
• 1971年11月26日 廃止

• 笠寺線

新瑞橋 - 新郊通一丁目 - 新郊通三丁目 - 桜本町一丁目 - 桜本町四丁目 - 笠寺西門前

• 1943年10月1日 全線開業
• 1974年4月1日 全線廃止

• 笠寺延長線

笠寺西門前 - 本城中学校前 - 笠寺駅前

• 1944年8月1日 全線開業
• 1974年4月1日 全線廃止

• 臨港東線

笠寺駅前 - 北頭 - 港東通 - 加福町 - 大江町

• 1944年7月31日 港東通～大江町 開業
• 1944年8月29日 北頭～港東通 開業
• 1944年11月30日 笠寺駅前～北頭 開業
• 1948年1月4日 港東通～大江町 休止
• 1952年5月3日 港東通～大江町 再開
• 1974年4月1日 全線廃止

• 下之一色線

尾頭橋 - 八幡西通 - 五女子 - 二女子 - 長良橋 - 長良本町 - 松葉 - 小本 - 荒子信号場 - 荒子 - 中郷 - 法花 - 下之一色 - 東起町五丁目 - 明徳橋 - 西川町二丁目 - 弁天裏 - 多賀良浦 - 西ノ割 - 大宮司 - 稲永町

• 沿革は下之一色線の沿革を参照。

[編集] 鉄道線との接続電停

事業者名は当時のもの・地下鉄線との接続電停を除く

• 名古屋駅前

名古屋駅：国鉄東海道新幹線・東海道本線・中央本線・関西本線

新名古屋駅：名鉄名古屋本線

近鉄名古屋駅：近鉄名古屋線

• 金山橋

金山駅：国鉄中央本線（1962年1月25日以降）、名鉄名古屋本線

• 鶴舞駅前

鶴舞駅：国鉄中央本線

• 千種橋東（1966年6月1日より千種駅前に改称）

千種駅：国鉄中央本線

• 東大曽根、矢田町四丁目

大曽根駅：国鉄中央本線、名鉄瀬戸線

• 熱田駅前

熱田駅：国鉄東海道本線

• 笠寺駅前

笠寺駅：国鉄東海道本線

• 熱田神宮前

神宮前駅：名鉄名古屋本線、常滑線

• 笠寺西門前

本笠寺駅：名鉄名古屋本線

• 港東通

大江駅：名鉄常滑線

• 景雲橋

堀川駅：名鉄瀬戸線

• 名古屋城

本町駅：名鉄瀬戸線

• 大津橋

大津町駅：名鉄瀬戸線

• 深田町

清水駅：名鉄瀬戸線

• 大曽根

森下駅：名鉄瀬戸線

• 上飯田

上飯田駅：名鉄小牧線

[編集] 在籍していた車両

• SLA形(253～)
• LSC形(338～)
• 800形
• 900形
• LB形(1016～)
• 1050形
• 1070形
• MB形(1101～)
• 1150形
• BLA形(1201～)
• BLC形(1301～)
• 1400形
• 1500形
• 1550形
• 1600形
• 1700形
• 1800形
• 1900形
• 2000形
• 2600形
• 2700形
• 3000形

[編集] 元在籍車両の移籍

引退

現役

• 豊橋鉄道モ3100形電車（名古屋市電では1400形）
• 豊橋鉄道モ3700形電車（名古屋市電では1200形）

保存

[編集] 車両基地・工場

名古屋市電では車庫を「運輸事務所」といっていた。車両だけでなく、乗務員も所属していた。

工場

• 西町工場 （現名古屋市立日比野中学校南校舎。1974年2月16日市電部門廃止･暫くバス整備工場として存在した）

車両･乗務員基地

• 池下電車運輸事務所 （1958年12月10日閉鎖）
• 稲葉地電車事務所　（1972年3月1日閉鎖）

• 星ヶ丘操車場 （1961年5月15日閉鎖）

• 浄心電車運輸事務所 （1972年3月1日閉鎖）
• 沢上電車事務所 （1974年2月16日閉鎖）
• 高辻電車事務所 （1974年4月1日閉鎖）
• 上飯田電車運輸事務所 （1971年2月1日閉鎖）
• 港電車運輸事務所 （1969年2月20日閉鎖）

• 下之一色分所 （1969年2月20日閉鎖）

• 大久手電車事務所 （1974年4月1日閉鎖）

• 安田車庫 （1974年4月1日閉鎖）