北相馬郡
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北相馬郡(きたそうまぐん)は、茨城県の郡。人口18,734人、面積24.90km²(2005年3月1日)。
以下の1町を含む。
- 利根町(とねまち)
[編集] 歴史
律令制の基づいた行政区画のうち下総国相馬郡が、明治政府による行政区分の変更に伴い1878年に茨城県北相馬郡と千葉県南相馬郡に分かれたもの。南相馬郡はその後東葛飾郡に併合されて消滅している。
なお福島県の相馬郡は、下総国相馬郡から起こった中世から明治維新までの大名である相馬氏に由来するものである。相馬氏の発祥は下総国の相馬郡。したがって千葉県の旧東葛飾郡地域を含めて福島県の相馬郡とは現在でも交流が続いている。
[編集] 沿革
- 1878年7月22日 - 郡区町村編制法制定に伴い、下総国を相馬郡を、茨城県に属する北相馬郡と千葉県に属する南相馬郡に分割した事で発足。
- 1889年4月1日 - 町村制施行に伴い、北相馬郡に取手町・守谷町・相馬町・布川町の4町と21村が成立。(4町21村)
- 1896年3月29日 - 長崎村が筑波郡へ移行。(4町20村)
- 1947年3月13日 - 井野村が取手町に編入。(4町19村)
- 1954年3月20日 - 川原代村・北文間村が稲敷郡龍ケ崎町に編入。龍ケ崎町は同日市制施行し龍ケ崎市となる。(4町17村)
- 1954年3月21日 - 高須村の一部が龍ケ崎市に編入。
- 1954年7月10日 - 坂手村が結城郡水海道町に編入。水海道町は同日市制施行し水海道市となる。(4町16村)
- 1955年1月1日 - 布川町・文間村・文村・東文間村が合併し、利根町が発足。(4町13村)
- 1955年2月15日(4町9村)
- 取手町・小文間村・寺原村・稲戸井村、高井村の一部が合併し、取手町が発足。
- 高井村の残部が守谷町に編入。
- 1955年2月21日(4町6村)
- 相馬町・六郷村・山王村、高須村の一部が筑波郡久賀村の一部と合併し、藤代町が発足。
- 高須村の残部が龍ケ崎市に編入。
- 1955年3月1日(4町2村)
- 守谷町・高野村・大野村・大井沢村が合併し、守谷町が発足。
- 小絹村が筑波郡谷原村・十和村・福岡村と合併し、筑波郡谷和原村が発足、郡より離脱。
- 1956年4月1日 - 内守谷村・菅生村が水海道市に編入。(4町)
- 1970年10月1日 - 取手町が市制施行し、取手市となり郡より離脱。(3町)
- 2002年2月2日 - 守谷町が市制施行し、守谷市となり郡より離脱。(2町)
- 2005年3月28日 - 藤代町が取手市に編入。(1町)
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