佐渡島
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佐渡島 | |
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座標 | 北緯37度50分-38度20分 東経138度10分-33分 |
面積 | 854.88km² |
海岸線長 | 262.7km |
最高標高 | 1172m |
所在海域 | 日本海 |
所属国・地域 | 日本(新潟県) |
佐渡島(さどがしま)は、新潟県沖の日本海上にある島。全島が新潟県佐渡市に属する。人口は69,546人(2005年3月1日現在)。本州など4島を除く面積4位の島。
目次 |
[編集] 地理
エの字に似た特徴的な形の島である。地勢は三分でき、北西が大佐渡山地、南東が小佐渡丘陵(小佐渡山地)で、このふたつの間に国中平野が広がる。
大佐渡山地の方が高く、島でもっとも高い金北山(1,172m)がある。小佐渡丘陵の最高点は大地山(645m)である。大佐渡山地の北西側海岸は、山が海に迫る景勝地で、山地とともに佐渡弥彦米山国定公園の一部になっている。中でも尖閣湾が有名である。小佐渡丘陵の南端、小木半島も同じ国定公園に含まれる。
国中平野は、島の平野としては広く平坦で、山から下る多くの川で潤う。大佐渡、小佐渡の山地と国仲平野で相似形の湾を二つ作る。東側が両津湾、西側が真野湾である。国府川が真野湾に注ぐ。国中平野の東端、両津湾のそばに加茂湖がある。
[編集] 歴史
[編集] 気候
佐渡沖を対馬海流が流れている影響から、新潟県の本土側に比べ冬は気温が1,2度程度高く積雪は少なく、夏は涼しい。
[編集] 島内外の交通
[編集] 所属自治体
かつては、両津市、相川町、金井町、佐和田町、畑野町、真野町、羽茂町、小木町、新穂村、赤泊村が存在していたが、2004年に島内のすべての自治体が合併し現在は佐渡市1市のみとなっている。
[編集] 方言
他の新潟方言に比べてアクセントが京阪式アクセント(西日本的)である。語尾に「ちゃ」を付けるのが特徴的。
- ~てー → ~たい(重てー=重たい、そうしてー=そうしたい)
- ~とる → ~てる(考えとる=考えてる、そうしとる=そうしてる)
- ~ねー → 無い(否定の意味。金んねー、重とうねー、寝むてぇねー)
- あつごい → 厚い
- 言うてかす → 言って聞かす、説教する
- こーえー → 硬い
- こーこー → たくわん
- たきもん → 焚き物
- だちかん → らちがあかない、ダメ。(だっちゃかん、らっちゃかん)
(そのんもんじゃ、だっちゃかんじぇ=そんなものでは、だめですよ)
- たびんもん → 島外の人(旅の人)
- だんだん → ぼちぼち(だんだん、帰らんならん)
- しなしな → そろそろ(しなしな、終わらんかさ)、ゆっくり
- はやる → 生意気がる、騒ぐ、先走る
- おめ → あなた、君、おまえ。(年齢不問で使う。おめ、なにんはやっとんのんやー)
- ほたく → 騒ぐ、暴れる
- やぼ → すごく、ひどく。(やぼん、ほてーとるっちゃ。そらやぼらっちゃ)
- むつごい → あまったるい、脂っこい、気持ち悪い、もういい!
- はしけー → イガイガする、俊敏、うっとうしい
- むっさんこ → ものすごく、とても、むちゃくちゃ
- もつけねぇ → かわいそう
- びちゃる → 捨てる
- ぶすいろ → 紫っぽい色(人体を指して、たとえば痣とか)
- びんこー → ひたい(びんこーぶって、ぶすいろんなったーさー)
- くじる → つねる、ひねる
- おそんげえ → 怖い
[編集] 両津地方
- ねまる → 座る
- まます → 片付ける、捨てる
- ~だし(だすけん) → ~だから
[編集] 相川地方
- ~っと → ~っとめ、こらけん、こいらけん(行こうっと=行こうっとめ。帰ろっと=帰ろうっとめ)
- これだけ → こいだけ、こらけん、こいらけん(それだけ=そらけん。どれだけ=どらけん。あれだけ=あらけん)
- ~らし(らすけん) → であるから
[編集] 南部地方
- ~けん → であるから
漫画「うる星やつら」の主人公のラムが佐渡弁を話しているといわれる。
[編集] 著名な出身者
[編集] 舞台にした作品
[編集] 映画
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 佐渡市役所
- 佐渡観光Navi~トキめき佐渡~(佐渡観光協会)
- 佐渡トキ保護センター