クロちゃん (お笑い)
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クロちゃん(本名:黒川 明人(くろかわ あきひと)、1976年12月10日 - )は、お笑いグループ『安田大サーカス』のボケ担当である。松竹芸能所属。
広島県東広島市出身、血液型はA型。身長170cm、体重100kg。花園大学社会福祉学部中退。
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[編集] 来歴
歌手になりたくて松竹アイドル部に所属していたが、いつのまにか芸能部門に移動され、いきなりお笑いライブに連れて行かされてネタを作っていなかった事で怒られる。事務所のスタッフにそのことを話したところ、「アイドルのユニット組ませてやる」と言われ、待ち合わせ場所のファミレスに行くとHIROが先にいた。不審に思った矢先に団長が到着し、この人ならまだ話せると思い「歌はやるんですか?」と質問したところ「カラオケくらいなら」と返されて、実はお笑いトリオを組まされることになったことを知った。(この時団長はイケメンの相方を探しており、いい奴がいたとの連絡に期待して行った所2人を見て落胆したらしい。またHIROは「ハンバーグを食わせてやる」と言われ呼び出されていた。)
[編集] 特徴
- スキンヘッドと、阿修羅の様な非常に恐い顔が特徴的。これが見る者に威圧感を与える。だが喧嘩には弱い。初めて見た人はさぞかしドスの効いた声で喋るのであろうと想像するが、そのルックスとは裏腹に声はソプラニーノボイスで声質が青柳隆志に似ている為、ミッキーマウスの声をやっている声優さん(=青柳)と勘違いされる事も(「ゲゲゲの鬼太郎」の目玉おやじの声にも似てる)。女性の高い声域まで歌えるので地声のようである。
- テレビ番組では共演者が声色をまねることがあるが、本人は嫌がってる。また、「いやん!なにすんの!!」等全体的に乙女口調が多い。ごくまれに、ルックス相応の声のトーンになることがあるが、組長と言うより、姐御声である。ホリに物まねされている。
- 趣味はエアロビクスで、コスプレ好きの女性と交際しているらしい。しかし女性の両親はクロちゃんとの交際を反対している。また、ゲームソフトは予備の予備と称して3,4本持っている作品もあるらしい。
- パチンコ依存症であることを『笑いの金メダル』(ABCテレビ・テレビ朝日系)で暴露され、安田団長からも「パチンコを辞めるように!」と何度も言われてるが本人は辞められないと言っている。親と30歳まで仕送りしてもらう約束をしていたため15~25万円の仕送りを貰っていて、テレビ番組で嫌々「もう仕送りはしないで」とテロップを出された。しかし、今度はキャバクラに行っていることを同番組内で母親本人に暴露された。現在のところ仕送りが止まっているかは不明。その事があって以来、彼が番組に出ると必ずキャバクラの話題を振られ、「キャバクラでは鉄板である」とたまにネタを披露させられる。その後で「お金払えばみんな笑ってくれるんです!!」と言い訳するのがパターンである。
- 上記のことから、品川庄司の品川から「現代社会が生んだモンスター」と呼ばれた。また、最近は「笑いの金メダル」などにおいて汚いキャラとしてイジられるようになった。
- 笑いの金メダルで学歴の話題になった際、団長から二浪して短大へ進学した事をばらされた。短大は仏教系であり、選んだ理由は好きな漫画3×3 EYESの主人公八雲が、チベット仏教を学んでいたのを格好良いと思い、影響され仏教を学ぼうと思ったからとのこと。
- プロレスリング・ノアに所属するプロレスラー・小橋建太の大ファンであり、番組で共演した際には涙を流して喜んだ。
- ピアノの腕前はかなりのもの。
- 最近は、ほぼへタレキャラが定着しているが、怒られた時は多くの場合言い訳をするらしい。
- 某大手予備校に入っていた。当時から強面で恐れられていたが登校する際は必ず腰に胡桃の入った袋、長い竹棒をもってきていた。授業中に講師から袋と棒について質問された際に声質がばれ一躍予備校内で有名人に。ちなみに袋と棒を所持する理由は「孫悟空みたいだから」らしい。
- YOUたち!(NTV)にプリティホストとして出演した際に山田涼介に告白した。山田涼介曰く「気持ち悪い」。
[編集] 芸風
- 登場の時、初めに客席を鋭い眼光で暫らく睨んだ後、急に笑顔になって甲高い声で「(いつも元気な)クロちゃんです!!」と、天真爛漫に自己紹介をする。この落差が愉快である。まだクロちゃんの声が知られていなかった下積み時代は、つかみとして絶大な効力を発揮した。しかし徐々に名前が売れ、2005年中頃からマンネリ防止のためか団長に邪魔をされることが増えた。他には共演者に名前を間違って呼びかけられ、それを返すネタもある。
- 「クロマティ。」→「巨人でそんなにホームラン打ってない!」
- 「キョロちゃん。」→「金なら1枚銀なら5枚!」
- 「シロちゃん。」→「色違い!」
- 「ブラックちゃん。」→「英語で呼ばないで!」
- 「黒川。」→「本名で呼ぶな!」
- 「赤ちゃん。」→「もう、卒業した!」
- 「ロクちゃん。」→「6と9がひっくり返ってる!」
- 「クローンちゃん。」→「実験段階じゃない!」
- 「これからオペを始める。メス」→「いや~ん」
[編集] エピソード
- 以前、テレクラで会話のみのいわゆるサクラのアルバイトをしていたことがあったが、一度本当に待ち合わせ場所に行き、バレてクビになった。その際、相手の男性は「男か、しゃあないな」と言ってコーヒーをおごってくれたそうである。
- また、笑いの金メダルで「アイドルとしてCDデビューの依頼が来た」と言うドッキリを仕掛けられ、つんく♂の製作と思い込ませた曲を用意したり(イニシャルは『T』とだけ説明した。実際には、あるアイドルマニアの一般男性が製作)沖縄までPVを撮りに行くなど大掛かりだった為、「アイドルになるなら芸人を辞めなければいけない」と迫られ本気でアイドルになろうとするが、偽の記者会見で曲を披露中に網で捕まりネタばらしをされ怒りながらその場に崩れた。また、この時偽の記者会見でネタバレ防止の為か団長やHIROには内緒にしていたにもかかわらず「快く送り出してくれた」との嘘の発言や、記者に扮したペナルティのヒデにキャバクラのお気に入りの女性について聞かれ動揺したそぶりを見せたことを責められた。ちなみに、撮影したPVは番組のエンディングで放送された。顔立ちに似合わず体毛が多く(もっとも、体毛の多さに関係してか頭髪は学生時代から後退しがちだった)、以前から見苦しいから剃毛するように言われても拒否をしていたのだが「PVではその体毛は見苦しいから剃ってくれないか」と言われてあっさりと了承した。
- 同じく笑いの金メダルにて、怖がりを直すという名のもとニュージーランドで自然の中を170キロのスピードで飛ぶ1人乗りのロケットに乗り、134mの高さからのバンジージャンプをさせられ、また椅子にすわったままバンジージャンプをし、しかも後ろ向きで落とされるという過酷な企画に挑んだ。
[編集] 出演作品
[編集] バラエティ
- くりぃむナントカ(テレビ朝日)
- 笑いの金メダル(ABCテレビ・テレビ朝日)
- 平成教育2005予備校(フジテレビ) - 2005年11月頃より何週か出演したが、「平成教育委員会」出場権は得られず。
- ワンナイR&R(フジテレビ) - 「キモかっこいい対決!!」企画で男性レギュラー陣と対戦するも連戦連敗中。
- YOUたち