りんくうタウン駅
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りんくうタウン駅(りんくうたうんえき)は、大阪府泉佐野市りんくう往来北にある西日本旅客鉄道(JR西日本)・南海電気鉄道の共同使用駅。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
島式2面4線のホームを持つ高架駅である。 2階にある改札及びコンコースは、JRと南海で完全に共用している。 ホームは3階にあり、内側の2線(2・3番線)をJRが、外側の2線(1・4番線)を南海が使用している。
駅業務全般は南海が行っているが、JR「みどりの窓口」も設置されている。 2006年6月30日まで、JR線を利用する際にICOCA、東日本旅客鉄道(JR東日本)のSuica、およびスルッとKANSAIのPiTaPaを利用する場合は、専用の自動改札機を利用する必要があったが、7月1日に、南海でもPiTaPaおよびICOCAが利用可能になったことに伴い、以下のように変更されている。
- 6月30日までICOCA・PiTaPa・Suica兼用であった改札機は、7月1日以降、Suica専用に変更された。これにより、関西初のSuica専用改札機が誕生した。また、Suicaで乗車した場合、南海の他の駅で乗り降りすることは出来ない。
- ICOCAおよびPiTaPaを用いて当駅で乗り降りする場合は、南海のピンク色のICカードリーダー付き改札機(2台)を通らなければならない。
- 南海・JRの他の駅からICOCAまたはPiTaPaを利用して乗車し、当駅で南海⇔JRの乗り換えを行う場合は、駅改札内コンコースに設置された簡易改札機(ICカードリーダー)にカードをスキャンする必要がある。また、Suicaを利用して乗り換えを行う場合は、一旦改札口から出場して再入場しなければならない。
なお、改札近くに発車案内板がないため、利用者は時刻表と時計を見比べて発車時間を確認する必要がある。特にJRの時刻表は改札口から離れているため利便性が悪い。
余談であるが、南海の管轄駅のため、かつてはJR線の駅名標も南海に準じたもの(ただし、書体は南海と異なり、写研のゴナを使用)となっていた(よって、隣の駅を示した部分も、ひらがなではなく漢字になっていた)が、現在はJR西日本の標準フォーマット(書体はモリサワの新ゴを使用)に改められている。
1 | ■南海空港線(下り) | 関西空港行き |
---|---|---|
2 | ■JR関西空港線(下り) | 関西空港行き |
3 | ■JR関西空港線(上り) | 天王寺・大阪・京橋・(日根野のりかえ)和歌山方面 |
4 | ■南海空港線(上り) | 泉佐野・堺・難波・(泉佐野のりかえ)和歌山市方面 |
[編集] 利用状況
南海空港線における当駅の1日あたりの平均乗降客数は、2004年度の調査結果では6503人。この数字は南海の駅全体では99駅中44位。
[編集] 駅周辺
- 泉佐野市立泉佐野病院
- 大阪府立泉州救命救急センター
- 泉佐野市立感染症センター
- りんくうタウン
- りんくう公園
- りんくうタウン郵便局
- りんくうゲートタワー
- りんくうパピリオ
- りんくうプレミアムアウトレット
- 全日空ゲートタワーホテル大阪
- 関西エアポートワシントンホテル
- イオンりんくう泉南ショッピングセンター
- 国道26号
- 国道481号
- りんくうジャンクション - 阪神高速道路4号湾岸線・関西空港自動車道・関西国際空港連絡橋
[編集] 歴史
- 1994年(平成6年)6月15日 開業。
- 1995年(平成7年) JR関西空港線に「関空特快ウィング」運転開始、同種別の停車駅となる。
- 1999年(平成11年)5月10日 JR関西空港線の「関空特快ウィング」が廃止。
- 2003年(平成15年)2月22日 当初は通過していた特急「ラピートα・β」が停車するようになり、南海空港線全列車停車駅となる。
[編集] 隣の駅
- 南海電気鉄道
- 空港線
- ■特急ラピート・空港急行・普通
- 泉佐野駅 - りんくうタウン駅 - 関西空港駅
- ■特急ラピート・空港急行・普通
[編集] その他
- 当駅から関西空港駅まで乗車する場合に限り、西日本旅客鉄道の乗車券で南海電気鉄道の電車に乗車可能(その逆も可)。但し関西空港駅の改札は別々のため、カード類(Jスルーカード、スルッとKANSAIなど)利用の際は注意を要する。