りんくうタウン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
りんくうタウンは、大阪府などによって関西国際空港の開業に合わせて開発された副都心計画である。 現在、大半の施設の運営や土地の管理などは、大阪府の出資する財団法人「大阪府タウン管理財団」(以下「第3セクター」)によって行われている。
目次 |
[編集] 概要
1990年前後ころに、関西国際空港とスカイゲートブリッジで隔てた、泉佐野市の対岸(海岸沿い)地域に50棟を越す超高層ビルや百貨店などを建てる予定だったが、バブル崩壊後、次々と計画が凍結された。
結果、出来たのはりんくうタウン駅(1994年開業)と同駅舎内のショッピングモールで第3セクター運営の「りんくうPapilio=パピリオ=」、駅に隣接するりんくうゲートタワー北棟(1996年竣工・開業)および、りんくう総合医療センター、りんくうパパラのみであり、広大な敷地(造成地)の大部分が空白地帯となった。
当初は、全ての用地を大阪府の第3セクター会社などを通して分譲する予定だったが、分譲が進まないので、一部を定期借地権方式に切り替えた。その結果、2005年現在、工場や、ヤマダ電機、イオンモール、ニトリ、スポーツデポなどの大型店が出店、或いは出店予定するなどして企業の進出ラッシュが起こっており、賑わいを見せつつある。副都心という構想とは離れているが、高層住宅の建設計画もある。韓国テーマパーク「りんくうコリアビレッジ」を計画するものの頓挫してしまった。また、2008年4月に、航空保安大学校(東京都・羽田)が移転してくることが決まっている。
また、約7.6ヘクタールの商業地に、大和ハウス工業により職業体験型テーマパーク・大観覧車などを集めた複合商業施設が建設される予定である。施設名称は「りんくうCOCORO」(仮称)。
以上の結果、2006年6月30日の時点で、計画面積のうち72.4%が契約済みとなっている。
[編集] 周辺施設
- りんくうタウン駅
- りんくうゲートタワービル
- 関西エアポートワシントンホテル
- りんくうパビリオ
- りんくうパパラ(2004年10月末に閉園)
- 大阪府りんくう現代美術空間
- りんくう公園
- サザンビーチ・マーブルビーチ
- ヤマダ電機
- りんくうプレミアムアウトレット
- ABCハウジング・りんくう住宅公園
- イオンりんくう泉南ショッピングセンター
- りんくう総合医療センター
- 府立泉州救急救命センター
- 市立泉佐野病院
- 大阪府警察本部りんくうタウン別館
- 泉佐野消防本部りんくう消防署
- 航空保安大学校(2008年4月に移転予定)
- AOKIヨットスクール(→青木洋を参照)
- りんくうCOCORO(仮称、2007年夏開業予定)
- 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科獣医学専攻、大阪府立大学生命環境科学部獣医学科(2009年4月移転予定)
[編集] 交通機関
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 大阪府の建築物・観光名所 | 泉佐野市 | 関西国際空港 | 日本の地理関連のスタブ項目