ほっしゃん。
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ほっしゃん。(本名:星田 英利 ほしだ ひでとし、男性、1971年8月6日 - )は、吉本興業所属のお笑いタレント。大阪府泉南郡阪南町(現・阪南市)出身。A型。168cm・53kg。
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[編集] プロフィール
- 上宮高等学校卒業。元読売ジャイアンツ元木大介、横浜ベイスターズ種田仁の高校時代の同級生で同じ野球部に所属していた。元木自身はほっしゃん。が同じ野球部に存在していたことを知らない。
- 高校時代、3年間で5分もしゃべっていなかった。(「絶望に効くクスリ」より)
- 芸名の「ほっしゃん」部分は矢部浩之(ナインティナイン)が「星田英利やと普通やから『ほっしゃん』にしたらどうや。」という提案で名づけられ、末尾の「。」はつんくが命名。
- 吉本総合芸能学院(NSC)大阪校の9期生でナインティナインや矢野・兵動、杉岡みどりなどと同期である。宮川大輔とコンビ「チュパチャップス」を組み、吉本印天然素材で人気が出たが、天然素材の活動休止後は低迷。
- 「天然素材」時代、電気料金票を自宅ポストから抜いて電気代を代わりに支払ったほどの熱烈なファンがいたらしい。(「いきなり!黄金伝説」)
[編集] コンビ解散後
- 1999年にコンビを解散、仕事が激減した。
- 解散後、「めちゃ²イケてるッ!」、「浜ちゃんと」、「人志松本のすべらない話」などにはコンビ(但しお互いピン芸人として)で出演している。
- 2001年にオープンした東京・ルミネtheよしもとで、元相方・宮川と共に新喜劇に出演している。同時にピン芸人としてネタも披露している。
[編集] R-1ぐらんぷり優勝。その後
- 2005年、第3回R-1ぐらんぷり優勝。
- 優勝の瞬間、スタジオの床にほぼ大の字になり涙を流した。
- 「何回も何回も(お笑いを)やめようと思ったけど、続けてたら良いことあるんだと思った」とコメントした。
- 「(出場して)何も取れなかったらホンマに死のう」と心に決めていたらしい。(「絶望に効くクスリ」より)
- 2005年11月からCS「ヨシモトファンダンゴTV」で放送されている、365日ゴールデン生放送の帯の新番組「ヨシモト∞(無限大)」の第二部のメインパーソナリティに抜擢され、軽妙なトークでゲストに訪れる吉本芸人(たいてい後輩)を回している。
- 意外と賢く、「クイズ!ヘキサゴンII」では好成績をおさめている(第2位・第5位)。
- 2006年5月20日には、虎の門(テレビ朝日)いとうせいこうナイト「話術王決定戦」第1回チャンピオンを獲得。
- 浅井企画所属の芸人でほっしゃん。のモノマネをする芸人が現れた。モノマネの内容は「びっくりしますよ!」という声帯模写なのだが、あまりにも似ているため段々と「びっくりしますよ!」というのをためらうようになったらしい。
- 2006年9月17日放送の「やりすぎコージー」では天狗という若手コンビをお勧め芸人に挙げていた。「ツッコまれたときのメガネの飛びっぷりに注目!」がお勧めの理由。Wコウジからは「ほっしゃん。が好きそうだわぁ」と評されていた。
- 2006年9月25日に初の全編書下ろしの本「ほっしゃん。のほっ」を幻冬舎から出版。
- 2006年9月に「新・夏の魔球」にて本格的舞台に初挑戦した(9/28~10/1、全労済ホール/スペース・ゼロ)。
- 喫煙者だったのだが、喉を守るために禁煙することになった。
[編集] 芸風
- うどんの麺を鼻から吸い込み口から出すという特技を持ち、いくつかの番組で披露している。
- 笑いを取るための芸というよりは、ビックリ人間のような意味合いが強く、この芸を全く受け付けない人間もいる。ダウンタウンの浜田雅功は、この芸を見ると必ずと言っていいほどえづく。
- 「雨上がり決死隊のトーク番組アメトーク!」に出演した際、きしめんを吸い込む事に挑戦し無事成功している。
- だが「ウンナン極限ネタバトル! ザ・イロモネア 笑わせたら100万円SP」ではネタをその芸しか用意しておらず(5回中4回も行った)、やりすぎて逆に客を飽きさせ、さらには一部の客をひかせてしまったこともある。
- また、前日にアイスクリームを食べ過ぎてお腹を壊した状態でやったため、途中で気分が悪くなり胃の中のものを吐き出してしまったこともあった。
- 吸い込む麺については「ある程度の湿り気と長さが必要」とこだわりがあり、芸を行う前にはさりげなく最適な麺を選択している。
- 渋谷の街頭ビジョンで「ヨシモト∞」の宣伝をするとき、30秒という短い時間で芸を2回成功させたことがある。
- 「めちゃ²イケてるッ!」の「お台場警察24時」で「オーラがない罪」の容疑者として登場したときも食堂でうどんを食べていて、芸人である証明として芸を行った。
- 「YOUたち!」(2006年10月15日放送)でも芸を披露したのだが、「(うどんには)順側と逆側がある」というこだわりも披露した。
- 「ヨシモト∞」に観覧に来ていたドイツ人男性の前でも披露したところ爆笑したことから「ドイツでもこの芸はいける!」と言っていた。
- 吸い込むのは決まって右側の穴。
- 原則的に、自分の体を積極的に痛めつけ、周囲を引かせることで笑いを取る芸風を持つが、しゃべくりも水準以上のものを持っている。
- 体を張ったエピソードとして、笑いを取るために番組のロケ中、突然崖から飛び降りたり、また芸人仲間の飲み会で「たこ焼き」と称して自分の頭にいくつもの楊枝を刺したこともある。他にもTシャツにソースをかけ、半分近く食べるなど数多くのエピソードを持つがWコウジいわく「笑いを履き違えている」ところがある。
- 天然素材時代に、バッティングセンターのボールを体で受けるというロケで、一人だけ顔から受けに行った。「テレビで死んでもいい」と半ば本気で思っていたらしい。
- コントでは女装をすることがあり、優勝した「R-1ぐらんぷり」決勝でもコントの主人公は女装キャラクターだった。2006年7月19日の「ヨシモト∞」では、ショートムービーの撮影の途中だったので撮影時の衣装である女装キャラクター「ほしこ。」のままで3時間放送したが、あまりの可愛らしさに会場からは「カワイイッ!!」と言われた(同ショートムービーで共演したオリエンタルラジオ藤森がロケ収録後、コワイお兄ちゃんに「綺麗な女優と仕事しやがって」と絡まれた、という後日談がある)。ほっしゃん。はエビちゃんにちなんで「ザリガニちゃん」と言っていた。セーラー服などを着る事については全くの躊躇がない。
[編集] 特徴
- 「芸能界一、動物好きな芸人」と言っても過言ではない。ペットとしてウサギ、カメ、カブトムシ、トカゲなどを飼っている(いた)。「ヨシモト∞」では、ハムスター(ヒデヒデ)を飼っている。
- 未だにおねしょをしてしまう癖がある。月2~3回ぐらいで、「ヨシモト∞(無限大)」本番前に渋谷のオイルマッサージが気持ちよすぎもらしたこともある。
- 母親似で「リンカーン」で母親の写真を公開した時は「お前の写真じゃないのか?」と言われた。
- 右足から座る癖がある。
- 畳に座る時は右足を流すような形で座る。あひる座りの状態から寝ることが出来る。
- 物心ついた時からうつ伏せで目覚めるという特徴がある。起きてすぐは鼻がぺしゃんこ。本人曰く、鼻の低さは「34年間コツコツ努力した結果」。
- 2006年吉本ブサイクランキング5位。
- 1年に1回ペースで、咳をすると口から灰色のくさい玉がでる。硬さはチーズぐらい。芸人の間では「くさ玉」と呼ばれている。他にくさ玉がでる芸人は笑い飯哲夫、ブラックマヨネーズ小杉、あべこうじ、2丁拳銃修士など。
- 特技は料理。
- 吉本興業の中で一番あそこが大きいと言われる。中学校の頃あるデパートの万引きGメンに股間にチョロQを隠していると疑われ身体検査を受けて無実の罪を証明させた。
- 頭を撫でられると眠くなる。
- 若干のダミ声ではあるが、実は声帯を酷使している。
- 地理が苦手でよく道を間違えるらしい。
[編集] TV・CS(「ヨシモト∞」)等で放送された言動・特徴
[編集] TV
- 料理が得意なので、「いきなり!黄金伝説。」の「1ヶ月1万円生活」で元ホストの城咲仁と対決した時には、和食中心の節約メニューを多く披露した。(テレビ朝日)
- 星田家では、誕生日を祝う歌がユニークである。「ハッピーハピハピハッピー、○○(例えば英利)、せーの」と合コン風に歌ってから、ろうそくを消す。(「ヨシモト∞」、ガチンコ視聴率バトル)
- 「誕生日は、産んだお母さんの記念日である」という考えを持つ。また彼女の誕生日は覚えず、祝わない(「ガチンコ~」)。
- キスをするときは、お互い目を開ける。絶好のチャンスを見逃さないようにしたいから、という(「ガチンコ~」)。
- おばあちゃんがゴキブリを殺すときには、スリッパではなく脱いだ足で殺す(「ヨシモト∞」、「第1回話術王決定戦」)。
- 結婚を前提に10年間交際していた女性と破局したことを発表した。また、持田真樹に告白したが、断られた。さらに、ある女性に告白されていると発言した。(「芸恋リアル」2006/9/4放送分)
- 足が細くスラリとしているが、本人曰く「曙のように絶妙なバランスで立っているだけ」で、平らなところでも転んでしまうことがある、とのこと。
- 当時の彼女から星のイラストの入った手編みセーターをプレゼントされたが着るのが恥ずかしくて海外の恵まれない国に送った。たまたま見たニュース番組の内戦を知らせるニュース映像でそのセーターを着ている人が戦車に石を投げるところを見た。そして、それをプレゼントした女性も見たらしい。(「人志松本のすべらない話」)
- 「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」では血管年齢が73歳と診断された。その為、他の出演者から「お爺ちゃん」と言われた。(2006年11月7日放送分)
[編集] ヨシモト∞
- 2004年にプロポーズしたのだが、相手がニューハーフということを知らなかった(「ヨシモト∞」2006/8/14放送分)。
- 「星野真里が好き」であると明かしている。(「ヨシモト∞」など)
- 小笠原まさやに占ってもらったところ「36歳で結婚する」という結果が出た。(「ヨシモト∞」)
- はりけ~んずからメイド服をプレゼントされたときは「このメイド服が入る人と結婚する」と言ったことがある。(「ヨシモト∞」)
- 初めて女性と付き合ったのは19歳の頃。初体験は20歳で相手はNSCの同期生。(2006/10/12放送分)
- 2006年10月17日放送のヨシモト∞の番組中、「今の彼女と一昨日別れた」と発言。その彼女は森三中の黒沢宗子にお世話になっている方らしい。(10月23日放送分ではその別れた彼女からのメールを一部公開した。)
- 照れると必ず「テヘッ」と言うらしい。(2006/10/16放送分)
- えくぼの出る女性にとても弱い。(2006/11/14放送分)
[編集] ホッシャンパンダ
「めちゃ²イケてるッ!」内のコーナーで、レッサーパンダの風太くんブームに便乗し、「ホッシャンパンダ」となる。元相方の宮川が飼育員役になり、ホッシャンパンダに野球のバッティングをさせたりするが、大好物の笹を見せられると笹に集中し、そればっかりに目が行ってしまう。そのためボールが体や顔に当たる。シリーズ2回目にはバレーボールが当たった。ホッシャンパンダシリーズ3回目ではプールに笹を投げ入れ、ホッシャンパンダは一番高いジャンプ台(10m)から、全く躊躇せずにプールに飛び込むという荒業を成し遂げた。尻尾を撫でると落ち着くという設定がある。
[編集] 出演番組
[編集] レギュラー
- 浜ちゃんと!(進行役、日本テレビ系列)
- ヨシモト∞(2部司会、CSヨシモトファンダンゴTV)
- ショッピンポン!(TBS系列「ピンポン!」の直前番組「もうすぐピンポン!」の通販コーナー。)
- 水野キングダム(東京MXテレビ、ヨシモトファンダンゴTV)
[編集] レギュラー以外(不定期も含める)
- めちゃ²イケてるッ!(フジテレビ系列)
- 人志松本のすべらない話(第1弾~第6弾)(フジテレビ)
- ガチンコ視聴率バトル(テレビ朝日系列)
- やりすぎコージー・土曜婦人(テレビ東京)
- タモリ倶楽部(テレビ朝日)
- 撮りッたがり決死隊 トッターマンDS(テレビ東京)
- アドレな!ガレッジスペシャル(2006年10月3日)(テレビ朝日)
- YOUたち!(日本テレビ)
- アメトーク、アメトーーク(テレビ朝日)
- 働くおっさん劇場(フジテレビジョン)
- 快感MAP(テレビ朝日)
- 虎の門(テレビ朝日)-最近の「いとうせいこうナイト」では殆ど必ずと言ってよいほど出演している。
など
[編集] DVD
- 「ほっしゃん。単独ライブ2005 緑亀~ミドリガメ~」(RandC Ltd.)(2005年12月21日)
- 「人志松本のすべらない話」(彼女とロスへ行った時の話)(2006年6月28日)
- 「TKプロジェクト ガチコラ」(RandC Ltd.)(2006年7年5日)-DVD及びCD+DVDとして。「ほっしゃん。&だいたひかる」で「TO HEART」収録
- 「子ぎつねヘレンと愉快な仲間たち」(「営業マンの悲劇」に出演)(2006年8月30日)
[編集] 映画
- 「UDON」(2006年)
[編集] 舞台
- 吉本新喜劇
- 新・夏の魔球(2006年)
[編集] 書籍
- 「ほっしゃん。のほっ」(幻冬舎)(初の全編書き下ろしエッセイ&ネタ集・2006年)
[編集] CD
- 「吉本印天然素材の巻~頂上対決~『歯を食いしばれ!!』」
[編集] 外部リンク
- ほっしゃん。の「酒と涙とリクガメとウサギ」 (本人のブログ)
- ほっしゃん (プロフィール)
- ヨシモト∞