さきたま杯
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さきたま杯(さきたまはい)は、日本の埼玉県浦和競馬組合が浦和競馬場のダート1400mで施行する地方競馬の重賞(統一GIII・南関東G2)競走である。正式名称は農林水産大臣賞典さきたま杯。競走名は埼玉県の発祥地の呼び名さきたまから。
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[編集] 概要
1997年に4歳(現3歳)から10歳(現9歳)までの別定の中央・地方全国指定交流の重賞(統一GIII・南関東G2)競走、さきたま杯として創設、第1回は現在と同じく浦和競馬場のダート1400mで施行し、現在も同条件で行われている。
2003年からは出走資格を3歳(旧4歳)以上に、更に負担重量をグレード別定に変更、2005年からは施行時期を9月から5月に変更。
例年ゴールデンドリームシリーズのかきつばた記念やかしわ記念の出走馬が多く参戦し、競走馬が6月の北海道スプリントカップや7月のプロキオンステークスを目指し出走する。
出走資格はサラ系4歳(旧5歳)以上の競走馬で、南関東地区所属馬6頭、南関東地区以外の所属馬2頭、JRA所属馬4頭と出走枠が定められている。
負担重量はグレード別定で、牡馬・騸馬が56キロ、牝馬は2キロ減を基本とし、2006年5月21日までのGI優勝馬は3キロ、GII優勝馬は2キロ、GIII優勝馬は1キロの負担が更に課せられる。ただし2歳限定のグレード優勝は対象外。
総額賞金は5,100万円で、1着賞金3,000万円、2着賞金1,050万円、3着賞金600万円、4着賞金300万円、5着賞金150万円と定められている。
[編集] 歴史
- 1997年 - 浦和競馬場のダート1400mの4歳(現3歳)から10歳(現9歳)までの別定の中央・地方全国指定交流の重賞(統一GIII・南関東G2)競走、さきたま杯として創設。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳から10歳まで」から「3歳から9歳まで」に変更。
- 2003年
- 出走資格を3歳以上に変更。
- 負担重量をグレード別定に変更。
- 2005年 - 施行時期を5月に変更。
[編集] 歴代優勝馬
回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 所属 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 1997年9月15日 | フジノマッケンオー | 牡6 | JRA | 1:25.8 | 吉田豊 | 中村好夫 |
第2回 | 1998年9月2日 | テセウスフリーゼ | 牡6 | JRA | 1:25.8 | 的場均 | 新関力 |
第3回 | 1999年9月2日 | セタノキング | 牡8 | JRA | 1:23.8 | 石崎隆之 | 嶋田潤 |
第4回 | 2000年9月6日 | レイズスズラン | 牡6 | JRA | 1:24.7 | 江田照男 | 増沢末夫 |
第5回 | 2001年9月5日 | ゲイリーイグリット | 牝5 | JRA | 1:25.7 | 松永幹夫 | 増本豊 |
第6回 | 2002年9月4日 | レイズスズラン | 牡8 | JRA | 1:26.1 | 江田照男 | 増沢末夫 |
第7回 | 2003年9月24日 | ノボトゥルー | 牡7 | JRA | 1:25.5 | 武豊 | 森秀行 |
第8回 | 2004年9月8日 | ロッキーアピール | 牡6 | 川崎 | 1:25.5 | 今野忠成 | 山崎尋美 |
第9回 | 2005年5月18日 | ニホンピロサート | 牡7 | JRA | 1:25.5 | 小牧太 | 目野哲也 |
第10回 | 2006年5月31日 | アグネスジェダイ | 牡4 | JRA | 1:26.5 | 武豊 | 森秀行 |