WORLD CLUB Champion Football
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『WORLD CLUB Champion Football』(ワールド クラブ チャンピオン フットボール)はセガが発売したトレーディングカードアーケードゲーム。ヨーロッパのサッカーリーグを題材にしたゲームである。公式サイトによるとジャンルはスポーツカードゲームとされている。略称WCCF。
目次 |
[編集] 概説
アーケードゲームにトレーディングカードゲームの要素を組み合わせた新感覚ゲームとして登場した。最初にスターターキットと呼ばれるカードセットを購入し、ゲームを開始。プレイのたびにランダムで1枚ずつ、新しい選手カードが入手でき、また、それらのカードを他のプレイヤーとのトレードすることもできる。その為、ゲーム以上にカード収集を楽しんでいるユーザーも多い。
実際のサッカーと同じ11人分の選手カード(控えを合わせれば、16人)を、自由に組み合わせてチームを作る。それをサッカー場を模した筐体の上に自由に配置して、展開に合わせて選手カードを移動することで試合が進行する。
この「サッカー場型の入力デバイス」が本ゲーム最大の肝である。 カードの配置がそのままフォーメーションとなり、カードの移動がそのままポジショニングや戦術となる(サイドの選手を上げる、複数人を集中させてプレス、全体を下げて防御的戦術など)。 感覚的に容易に掴め、素早く複数を複雑に動かせる操作性、選手や配置が一目でわかる視認性、更には対戦相手から見えない秘匿性という数々の特徴は、コンシューマゲーム機のTVとパッドでは決してなし得ない独自性と圧倒的な優位性を成した。 この革新は本ゲームの人気だけに留まらず、コンシューマゲーム機の高性能化とネットワークの発達により独自性と優位性を喪失し、閉塞感に覆われていたアーケードゲーム市場に光明と回復をもたらした。
- しかしながら、稼動から現在までに数多くの問題等(後述)が浮上し、始めたばかりの人がゲームに嫌悪感を抱き、WCCFをしなくなってしまう現象が起きたり、初期からやり続けていたプレイヤーが途端に止めてしまう(引退とも言われる)現象が起きているためか、(三国志大戦等対戦ゲームにおいても同様ではあるが)このゲームに対しての評価は分かれるところである。
[編集] シリーズと登場クラブチーム
当初はイタリアのプロサッカーリーグセリエAだけだったが、バージョンアップのたびに使用できるチームが増え、2005年版では、イタリアだけでなくイングランド、スペイン、オランダ各国のチームも使用できるようになった。2006年版からフランスとドイツも使用できるようになった。
[編集] これまでのシリーズ
[編集] SERIE A 2001-2002(2002年6月稼動)
[編集] SERIE A 2002-2003(2003年9月18日稼動)
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[編集] EUROPEAN CLUBS 2004-2005(2005年6月29日稼動)
[編集] EUROPEAN CLUBS 2005-2006(2006年8月17日稼動)
・アーセナル
・リヨン
・バイエルン・M
・チェルシー
・マルセイユ
・リバプール
・パリ・サンジェルマン
・マンチェスター・U
・ニューカッスル・U
・アヤックス
・ACミラン
・FCバルセロナ
・フェイエノールト
・ASローマ
・ベティス
・PSV
・インテル
・バレンシア
・ユベントス
・ビジャレアル
・ウディネーゼ
[編集] カード
カードには、ポジションとオフェンス、ディフェンス、テクニック、パワー、スピード、スタミナの6項目の能力値と特殊能力(スキル)が設定されており、これらで選手カードの能力・特徴が表現されていく。また、簡単な選手紹介も表記されている。
[編集] レアリティ
カードのレアリティは3種類。
- レギュラーカード・・・カードが白い為、通称「白」と呼ばれる。3つのレアリティの中で一番種類が多いカード。
- スペシャルカード・・・レギュラーカード同様、通称「黒」と呼ばれる。
- レアカード・・・通称「綺羅(キラ)」。詳細は後述する。
[編集] レアカードについて
このカードは排出率が非常に低い。従ってオークションなどでは非常に高価な値が付くことも多く、1枚4万円(それ以上の値がつくこともある)で落札されるカードもある。ここではレアカードの種類と特徴について説明していく。各選手の詳しい情報については内部リンクを参照のこと。
[編集] SERIE A 2001-2002稼働期排出のレアカード
BEST ELEVEN(ベストイレブン)
このシーズンで活躍した選手がこのカードとなっている。
- GK:ジャンルイジ・ブッフォン(AE・BE)
- DF:パオロ・マルディーニ(BE)、アレッサンドロ・ネスタ(AE・BE)、ファビオ・カンナヴァロ(BE)、リリアン・テュラム(BE)、チロ・フェラーラ(AE)、マルコ・マテラッツィ(AE)
- MF:ダミアーノ・トンマージ(BE)、エドガー・ダヴィッツ(BE)、パベル・ネドベド(BE)、クリスティアーノ・ドニ(AE)、マッテオ・ブリーギ(AE)、エウジェニオ・コリーニ(AE)、ルイジ・ディ・ビアッジョ(AE)
- FW:フランチェスコ・トッティ(BE)、エルナン・クレスポ(BE)、アンドリー・シェフチェンコ(BE)、ロベルト・バッジョ(AE)、クリスティアン・ビエリ(AE)、アレッサンドロ・デル・ピエロ(AE)
BEST STRIKER(ベストストライカー)
セリエAを代表するストライカーがこのカードになっている。一部BEST ELEVENと重複している選手がいる。
FANTASISTA(ファンタジスタ)
テクニックが秀でていて観客を楽しませてくれるような、まさにファンタスティコな選手がこのカードになっている。こちらも一部重複選手がいる。
[編集] SERIE A 2002-2003稼働期排出のレアカード
IT(2002 ITALIAN WORLD CUP TEAM-2002ワールドカップイタリアンチーム)
2002 FIFAワールドカップイタリア代表を中心にしたカード。
- GK:フランチェスコ・トルド、ジャンルイジ・ブッフォン
- DF:ファビオ・カンナヴァロ、パオロ・マルディーニ、アレッサンドロ・ネスタ、クリスティアン・パヌッチ
- MF:クリスティアーノ・ドニ、クリスティアーノ・ザネッティ、ルイジ・ディ・ビアッジョ、ジャンルカ・ザンブロッタ、ダミアーノ・トンマージ
- FW:フランチェスコ・トッティ、クリスチャン・ビエリ、アレッサンドロ・デル・ピエロ、フィリッポ・インザーギ、ビンツェンツォ・モンテッラ
IS(INTERNATIONAL SUPERSTARS-インターナショナルスーパースターズ)
2002-2003シーズンにセリエAで活躍した、イタリア人以外の選手で構成されたもの。
- GK:セバスティアン・フレイ
- DF:イバン・コルドバ、ハビエル・サネッティ、パオロ・モンテーロ、ヤープ・スタム、ワルテル・サムエル、カフー
- MF:ジョゼップ・グアルディオラ、マヌエル・ルイ・コスタ、パベル・ネドベド、クラレンス・セードルフ、中田英寿、中村俊輔
- FW:クラウディオ・ロペス、リバウド、アドリアーノ
LE(SERIE A LEGEND-セリエAレジェンド)
過去にセリエAに在籍しており、現在他リーグで活躍しているトッププレイヤーがこのカードになっている。
- GK:エドウィン・ファン・デル・サール、イェンス・レーマン
- DF:ロベルト・アジャラ、マルセル・デサイー、タリボ・ウェスト、ミカエル・シルベストル
- MF:ファン・セバスチャン・ベロン、ジネディーヌ・ジダン、ユーリ・ジョルカエフ、アリエル・オルテガ、名波浩、サンデー・オリセー、イバン・エルゲラ、ヨルグ・ハインリッヒ、ウラジミール・ユーゴビッチ、クリスティアン・ツィーゲ
- FW:ティエリ・アンリ、パトリック・クライファート、アレン・ボクシッチ、ファブリッツィオ・ラバネッリ、ダルコ・コバチェビッチ、パトリック・エムボマ、マルシオ・アモローゾ、ヌワンコ・カヌ、ファウスティーノ・アスプリージャ、イバン・カビエデス、ジャンフランコ・ゾラ、三浦知良、ミラン・ラパイッチ、パオロ・ディカーニオ
ATLE(SERIE A ALL TIME LEGEND-セリエAオールタイムレジェンド)
こちらはLEのスペシャル版で、もうすでに引退してしまっている選手を取り上げている。
- GK:ミヒャエル・コンセル
- DF:フランコ・バレージ、ローラン・ブラン、ジュゼッペ・ベルゴミ
- MF:ジーコ、ソクラテス、ズボニミール・ボバン、ディディエ・デシャン、レオナルド、ニコラ・ベルティ、トニーニョ・セレーゾ、ドゥンガ、パウロ・ソウザ、アーロン・ヴィンター、ステファン・シュバルツ
- FW:ジョージ・ウェア、サルヴァトーレ・スキラッチ、ジャン・ピエール・パパン、デヤン・サビチェビッチ、ユルゲン・クリンスマン、ピエルルイジ・カジラギ、ロベルト・マンチーニ、ジャンルカ・ビアリ、アベル・バルボ、ダニエル・フォンセカ、イバン・サモラノ、ミューレル、ルーベン・ソサ、ケネット・アンデション、フローリン・ラドチョウ
[編集] EUROPEAN CLUBS 2004-2005稼働期排出のレアカード
WGK(WORLD GOALKEEPER-ワールドゴールキーパー)
WDF(WORLD DEFENDER-ワールドディフェンダー)
WCN(WORLD CENTRAL-ワールドセントラル)
WSA(WORLD SIDE ATTACKER-ワールドサイドアタッカー)
CRA(CRACK-クラック)技術力が高くて魅せることができる選手が選出されている。
WST(WORLD STRIKER-ワールドストライカー)
[編集] EUROPEAN CLUBS 2005-2006稼働期排出のレアカード
LE(LEGEND-レジェンド)
- オリバー・カーン、パオロ・マルディーニ、アレッサンドロ・コスタクルタ、ライアン・ギグス、ポール・スコールズ、フィリップ・コク、ルイス・フィーゴ、デニス・ベルカンプ、アラン・シアラー、ヘンリク・ラーション
BAN(BANDIERA-バンディエラ)
YGS(YOUNG STAR-ヤングスター)
WGK(WORLD-CLASS GOALKEEPER-ワールドクラスゴールキーパー)
WDF(WORLD-CLASS DEFENDER-ワールドクラスディフェンダー)
WMF(WORLD-CLASS MIDFIELDER-ワールドクラスミッドフィルダー)
WWF(WORLD-CLASS WINGFORWARD-ワールドクラスウイングフォワード)
CRA(CRACK-クラック) 技術力が高くて魅せることができる選手が選出されている。
WFW(WORLD-CLASS FORWORD-ワールドクラスフォワード)
[編集] その他
TS(TOP SCORER-トップスコアラー)
過去2つのセリエAバージョンでそれぞれのシーズン得点王に輝いた選手がクローズアップされている。
- ダビド・トレゼゲ(2001-2002)
- ダリオ・ヒュブナー(2001-2002)
- クリスティアン・ビエリ(2002-2003)
MVP(エム・ブイ・ピー)
セリエAバージョンではそれぞれのシーズン、ヨーロピアンクラブスではワールドエムブイピー(WMVP)とヨーロッパエムブイピー(EMVP)がそれぞれ選出されている。
- ダビド・トレゼゲ(2001-2002)
- パベル・ネドベド、フランチェスコ・トッティ(2002-2003)
- WMVP ロナウジーニョ、EMVP アンドリー・シェフチェンコ(2004-2005)
[編集] レギュレーション
レギュレーションは4種類。
- レギュラー すべてレギュラーカード
- U-5(アンダーファイブ) スペシャルカード、綺羅カードの合計枚数が5枚以下
- U-5R 綺羅カードの使用枚数が5枚以下、スペシャルカードの使用枚数は自由
- フリー カードの制限なし
[編集] 公式大会
セガは公式全国大会をロム変更のたびに開催している。
第1回から第4、6回は「WCCF CUP WINNER'S CUP」というU-5の大会、第5回は「COPA VENCEDORES WCCF」というU-5Rの大会である。大会形式は各店舗単位で予選大会を開催し、その通過者が全国をいくつかのエリアに分けたエリア決勝大会へ進出する。そしてそのエリア決勝大会の成績優秀者が全国大会の出場資格を得る形式である。また前回全国大会の優勝者は次回の全国大会へ招待される。
また、2005年末頃より既に稼動していたイタリアを始めイギリス、スペイン、フランス等への世界展開が行われており、特にイギリスでは日本よりもプレイ料金が高いにもかかわらず爆発的なヒットとなっており、当初最初で最後のはずだった(日本でも第6回大会が最後の大会になるはずだった)イタリアでの世界大会も日本、イギリス、イタリアの三つ巴の世界大会を計画中との事。
[編集] ゲームにおける問題点
- 初心者狩りも参照のこと。
ここでは、マナー関連・カード関連・その他に分けて記述している。
[編集] マナー関連
- ゲーム中、数多くのタイトル戦が行われるが、タイトル戦が行われる際に、そのタイトル戦の出場条件に満たないプレイヤー同士(もしくは対COM)で行われる試合「フレンドリーマッチ」において、対戦申し込みが可能である。しかしながら、意図的にタイトル戦を飛ばし、フレンドリーマッチにおいて、初心者を狙う者がいる模様。現在において、対戦申し込みは拒否できる。なお、ここで記述している「飛ばし」とは、賞金稼ぎやタイトル獲りが目的で、カードを卓上に置いたまま、出場したい試合以外をやらないで待つ行為(又はその人)。ゲームをしないのに席を占領する行為、カードを配置したままゲームをしない行為や、遅延行為も含まれる場合がある。一部において、飛ばしユーザーとも言われる。混んでいない店などで、よく見られた光景であるが、無論、混雑している際には禁止行為である。
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- 余談になるが、フレンドリーマッチに限らず、監督レベル・推定年俸・レギュレーション等の差があり過ぎるチームとの対戦(例:監督年俸約20億、チームレベルSS 対 初心者)は、初心者側にとってかなり過酷であることを付け加えたい。また、FREEチーム及びU-5Rチーム 対 レギュラーカードのみのチーム(白オンリーチーム、或いは白チームと呼ばれる)の対戦のように、試合開始前から明らかな差をつけられている場合がある。初心者は大抵負けることが多いが、このような状況下でも勝ち続けるようであるなら、「真の上級者」とも言える訳で、裏を返せば、綺羅カードやスペシャルカードを集めたチームがいつも勝てるとは限らない(実際、レギュラーカードのみで構成されたチームが、過去の公式大会において強豪揃いの中、互角以上の戦いを演じた例、全国ネットワーク大会においてエリア大会や全国大会に出場し、優勝した例がある)。
- 2段シュート・ロングシュート
- 通常、ロングシュートは略して「ロンシュー」と言われる(戦術)。対戦型サッカーゲームであるバーチャストライカーでも見受けられる行為で、有名なものに「キックオフ直後にシュートを打ってくる」「時間稼ぎのために打ってくる」等がある。このため、故意に狙うプレイヤーが存在する。
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- 2段シュートとは、ゴール前で相手のディフェンスがクリアしたボールを味方にシュートさせ、ゴール前に残っている味方選手にそのシュートに反応させて、更にダイレクトシュートを打ってゴールを狙う行為。基本的にはゴールチャンスの際にボタンを連打し続けると2段シュートになる傾向が強い。これも、故意に狙うプレイヤーが存在する。
- クレジット制限(店舗側が1度に投入できる金額の上限を制限する行為)を無視する行為や、ゴースト(WCCFにおいて、カップ戦で勝ち上がっているにもかかわらず、意図的にプレイヤーがそのまま続投しなかった場合にCPUが操作するチーム)を発生させる行為も「マナーに反する行為」と言われている。なお、店舗によっては設定や店舗独自の規定等により、(意図的でなくとも)ゴーストに近い状況を発生させてしまう事例もある。
- また、大人数での操作(プレイ)や、他人の台を覗き込む行為等も「マナー違反」と言われることがある。大人数での操作行為は公式大会において禁止事項となっている。他人の台を覗き込み、難癖をつける不届きな者もいるようだが、これもトラブルの元である。
[編集] 偽造カード等
- 法律に触れるような行為として、ゲームで払い出されたトレーディングカードを使わずに、偽造したWCCF選手カードを使用してプレイする行為が挙げられる。偽造カードについて、ゲームバランスを著しく崩す恐れがあり、他のお客様に不快な思いをさせる恐れがあるとして、SEGAから、公式ホームページ上において使用を中止するよう、呼びかけた(2005年7月25日付記事)。これ以降、流石に偽造カードは減ったようであるが、未だに、作成版(一般的には模様と呼ばれるが、ここでは模倣の読み間違いと考えそれが浸透していったものと考える)と呼ばれる選手カード等が存在する。なお、このゲームで払い出されるサッカー選手のトレーディングカードは、著作権法で保護された著作物であり、これを偽造し、他人に売買、譲渡等を行う行為は、著作権法に触れる(著作権参照)。
- 余談になるが、ゲームで払い出されるWCCF選手カード以外のカード、オリジナルカード(略して、オリカとも言われる)等を使用して遊ぶ事は、大抵の場合不可能である。オリジナルカードとは、主にユーザーが好きなキャラクターや選手、アイドルのトレカ、デザインが描かれた用紙(カード)をWCCFカードの上に被せ、本人が悦に浸る事を目的とするカードである。 WCCFに存在しない選手、現所属ユニフォームでの写真など、種類は多数。中には、現在正規に排出されているカードより、ハイクオリティなオリカも存在する。そのうちの一例として - アイドルのトレカを使った有名なものとして、シェフチェンコのトレカに、松浦亜弥のトレカを被せて、「ウクライナノアヤヤ」が一時期流行したことがある。これは、シェフチェンコがゴールを決めた際、假野剛彦氏のゴール実況が「ウクライナの矢」であることに由来し、松浦亜弥の愛称が「あやや」であることからきている。ちなみに「ウクライナノアヤヤ」は、チーム名にしない限り、ゲーム中において実況されることはない。
- 正規のカード(特に綺羅カード等)を「盗難等に遭わないため」に偽造カード・オリカ等を使用している者もいるようであるが、上記の理由からその使用を禁止されている。特に公式大会ではプレイ(参加)資格そのものを剥奪される。また、偽造カードではないが、ロケテスト時代に排出されたカード(いわゆる「ロケテカード」)の使用も公式大会では認められていない。
[編集] その他
- 「2004-2005」から導入されたネットワーク大会(『全国ネットワーク大会』)においても、先述の諸問題点等や、ネットワーク対戦そのものの問題が浮上していると言われているが、不明な点も多い。
[編集] 総評と対策
- 対処法の一つとして、客が少ない時間帯に店に訪れることが効果的と言われている。
- 混雑時における「飛ばし」や「クレジット制限を無視する」等のマナーに反する行為に対しては、キチンと対処できる良心的な店舗が多いので、店員等に連絡するのも良い。なお、2段シュートやロングシュート等を多用するプレイヤーは、ボタンを連続して叩く傾向があり、対応は店舗によって違いがある。これらの行為は(場合にもよるが)他のお客様に不快な思いをさせる恐れがあると受け取れる行為であり、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』読者の皆さんはくれぐれも真似することのないようにしたい。余談であるが、これらの行為に対し、店舗によってはプレイ禁止・退店等の措置が取られる。
- (特に2段シュート・ロングシュートの議論において)「勝てばいい」という考えの者も存在し、一部店舗では、マナー違反やルール無視が多く見られ、店舗からの客離れ、しいてはプレイヤー離れを招いていると言われている。また、マナー関連で記述した事例以外に、リアルサッカーでは有り得ないようなオタク的なフォーメーション「オタフォメ」と呼ばれる戦術も存在する。リアルサッカーでは有り得ないようなオタク的なフォーメーションをWCCFで実現させてしまうこと。「ヲタフォメ」とも表記される。「5-0-5」「7-0-3」「6-1-3」等がこれに該当する。ある意味、これもWCCF(ゲーム)であるが故に実現可能(魅力の一つ)と言われる。なお、本件については「問題点か?」という議論も多く、2段シュート・ロングシュートの議論同様「勝てばいい」的な発言を多く聞かれるが、普通にゲームを楽しむ他のプレイヤーや、サッカー通のプレイヤーにとっては「迷惑な戦術」とも受け取れるものである。当然、そのゲームからのプレイヤー離れを招く行為であり批判の的となる。また、公式大会においては、これらの行為は全てご法度であり、普段から正々堂々とプレイすることが賢明であろう。
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- 上記のことからも、2段シュート・ロングシュートといった行為やオタフォメ等に関して、本来「テクニック」「戦術」と呼ぶのは相応しくない。余談だが、2段シュート・ロングシュートのような行為が元で客同士のトラブルに発展することもある。
- なお、余談であるがオタフォメらしき事項に関しては、『電撃アーケード(雑誌)』のWCCF記事にも掲載され、「けん案事項の一つ」として開発スタッフも調整を考えているようである。なお、実際のサッカーにおいて「ディフェンスを多くして点を守りきる戦術」として存在している部分もあるが、この場合は、試合開始前から、オタフォメのままで一切フォーメーションを変えないこと(「ベタ置き」「地蔵」とも言われる)が問題であると考えられる(同様に、一時期「クワガタ」フォーメーションも存在したが、この件に関しては不明である)。本来、WCCFは試合状況に応じたカード移動が要求されるゲームであり、その点を考慮すると難易度は高いと言えよう。実際、公式大会においての上位入賞者は、カード移動を有効的に活用しているようだ。
[編集] 関連項目
- Jリーグプロサッカークラブをつくろう!(セガの家庭用ゲームソフト)
- WebSoccer(ネット版WCCF的なゲーム)
- Webサカ(WebSoccerの有料版)
- 假野剛彦(実況)