RAGNAROK THE ANIMATION
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RAGNAROK THE ANIMATION(らぐなろく じ あにめーしょん)は日本国内で、2004年4月6日から9月28日までテレビ東京系列にて毎週火曜25:30-26:00に放送されていたアニメーション。全26話。通称『RTA』『ROニメ』。
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[編集] 概要
韓国の原作コミックであるラグナロクをそのままアニメ化したわけではなく、キャラクター、ストーリー等は全てラグナロクオンラインを基調にしたパラレルワールドを舞台にオリジナルの展開がされている。アニメ史上初のMMORPGを原作としたアニメーションである[1]。
[要出典]ある雑誌のインタビューによるとガンホー・オンライン・エンターテイメントの堀誠一が原案を製作、それを元に脚本家がシナリオを作り、堀のチェックを経て初めて作画などの行程に移る。脚本、アフレコ等行程以外は全て韓国のアニメ制作会社が行っている。
[編集] 批判
[要出典]総じて視聴者、特にROユーザーからの批判が厳しく、キャラクターの設定(特にヒロインのユーファ、詳しくは後述)や、シナリオの全体的な矛盾点が大量に見受けられたり、作画、演出の酷さ等の指摘もある等問題が多く、問題点を挙げればきりが無い程。また特に第7話については幼いマーヤのレイプの有無を巡り争論があった。ただしオープニングテーマを歌う山崎麻衣美の歌唱力、野沢那智、麦人、秋元羊介などのベテラン声優陣の熱演、野沢、子安武人の狂人演技は評価されている。なお後に韓国、マレーシアなどでも同アニメが放送されたが、放送日の韓国公式内のアニメ専用掲示板では、日本同様厳しい批判にさらされる事になり、総括すれば日本国内外を問わず、一部の好事家を除けばネタアニメ以下の烙印を押された結果となった。
スポンサーである広告代理店の創通エージェンシーはこのアニメ化はビジネス面でも失敗であった事を経常利益の数値で表した。放送開始当初はこのアニメの映画化も公式発表されていたが、最悪とも言えるこの結果を受け、2006年6月現在になっても映画化の続報は耳に聞こえてくる事がない。よってROユーザーからは企画自体が自然消滅したと見られている。
ちなみに監督の岸とシリーズ構成担当の三井はこの作品で大きく株を下げることとなったが、再びタッグを組んだマジカノのぶっ飛びっぷりが好評となり、悪い評価を覆している。
[編集] ラグナロクオンラインとの連動
日本のラグナロクオンラインでは、毎週火曜のメンテナンス後にアニメ連動イベントと称したオンラインイベントが26週にわたって行われた。主にコモドに現れるNPC(RO世界に存在するメロプシュム)が放送日の内容を預言形式で語り、該当地域ではモンスターの異常繁殖などが行われた。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
これは、ゲームのラグナロクオンラインの世界ではなく、別の世界にあるルーンミッドガッツ王国で起こった物語である。
ロアン(剣士)と幼馴染のユーファ(アコライト)は彼女の兄キーオ(ナイト)と、彼の親友イルガ(アサシン)の反対を押し切り、4人でグラストヘイム城に乗り込んでいた。モンスター達の攻勢により逃走する一同。その際、深淵の騎士が現れキーオが身を挺して残りの仲間を助ける。閉まる扉を前に深淵の騎士によって串刺しにされるキーオ、絶望するユーファ。
月日は経ち、ユーファがプロンテラにあるキーオの墓参りをする所から物語は始まる。見え隠れする闇の王ダークロード、その部下のキーオに似た騎士ヘイズ、半魔族のジルタス、真理を追求する狂魔術師ゼフェル。そしてダークロードと相容れぬ隻眼のバフォメットが立ちふさがる。道中、マーヤ(商人)とポイポイ(ポリン)、タキウス(マジシャン)、ジュディア(ハンター)とイルガが加わり、冒険、さまざまな陰謀との戦い、出会いと別れを繰り返し、ルーンミッドガッツ王国を旅していくのだった。
[編集] スタッフ
- 総監督:イ・ミョンジン
- 監督:岸誠二
- シリーズ構成:三井秀樹
- キャラクターデザイン:篠原健二
- 製作:RAGNAROK THE ANIMATION製作委員会
[編集] 登場人物
[編集] 主人公パーティー
- ロアン(Roan) (声優:阪口大助)
- この作品の主人公で職業は剣士。お人好しで頼まれたら断れない優柔不断な性格。ユーファによくこき使われているが、文句を言わずにそつなくこなす。後にクルセイダーへ転職するが、転職してしばらくは己の強さを過信するあまり、傲慢で高圧的な態度をとっていた。
- 剣士時代、ユーファの奴隷のような扱いを受けたりしてもわがままを言わずにやっていき、愛ゆえかユーファの形をした人形を持っていたりとユーファにかなり強い執着があった。イルガとユーファが良い関係になったと勘違いしてしまいこっそりパーティーを離れ自暴自棄になってしまった事もあったが、クルセイダーの姿で現れたメロプシュムに救われ、クルセイダーへの道を指し示される。
- 主に剣士時代に使っていた剣はマーヤから受け取った火属性の剣。クルセイダーになってからは騎士団長から譲り受けた剣。そして最終決戦では魔剣を使用。力押しで戦うことが多く、ダメージを受けるか敵を倒すかというゴリ押しな戦い方だった。
- 転職してパーティに戻ってきたときから態度が傲慢になるものの、言っていること自体は正論であったり、ユーファのわがままを聞き流したりと、精神的に多少ねじ曲がってはいるもののある程度の成長を遂げる。その後は態度が問題でパーティーの信用を失いかけるが、たびたび別の姿で現れるメロプシュムの言葉の真意を知ったことで、大きく成長する。ダークロードの策略でユーファに刺されるも、彼女への愛を貫き、元のユーファに戻した。最終的にはユーファと想いを通わせ、メロプシュムより授けられた剣によってダークロード(ダークイリュージョン)を倒し、世界を救うに至る。エンディングでは一人前のクルセイダーになった姿を見せた。その指には婚約指輪が光り、隣には最愛のユーファがいた。
- 主に使っていたスキルは、自分の盾を飛ばすシールドブーメラン、剣を十字に斬って飛ばすホーリークロス、自分のパーティー全員のダメージを自分が代わりに受けるディボーション、自らを犠牲に相手を浄化するグランドクロス。一度だけマグナムブレイクを剣士の時に使用している。
- ユーファ(Yufa) (声優:水樹奈々)
- 本作品のヒロインで職業はアコライト。好物はバナナ。かなり世間知らずな所があり、当初は幼馴染のロアンをただの召し使いとしてしか見ていない節があった。後にフェイヨンで自分の力の無さを痛感し、プリーストへ転職する。
- アコライトの時は援護もするが、ホーリーライトを敵にたびたび放ち、結果的にヒールを使わずに終わる場面もあった。プリーストになってからは、ロアンたちが強くなりすぎたせいか、支援はおろか回復魔法のヒールすらもまったくしなくなった。ひどい時は、みんなの支援もせずに一人でキーオに会いに行くという単独行動もあり、聖職者らしからぬ行動が目立った。ダークロードに操られロアンを刺すが、それでも自分を信じてくれるロアンの姿と彼の愛に自分を取り戻し、マグヌスエクソシズムでダークロード(ダークイリュージョン)を倒す。その後、ロアンと婚約したようで、エンディングでは指に婚約指輪が光っていた。
- プリーストとしてはターンアンデットやマグヌスエクソシズムなど、悪霊退散のための攻撃スキルを身につけている。支援魔法として、相手を守るためのバリア魔法であるキリエエレイソンも使用している。だが、その支援魔法も敵に回ったキーオに対して放っている。ユーファ自身ロアンの役に立ちたいという心は一応あるものの、彼に相手をされず拗ねてしまい、結局キーオの話に耳を傾けて裏切ってしまったことも。その時、ロアンを振ってたりもする。
- 傷ついている人を見ると放っておけず、自分のSP(ドラゴンクエストシリーズなどにおけるMPと同義)を気にせずヒールの嵐を巻き起こす。また「人のためになる」と言われると燃える性格。
- ユーファの両親に関しては明確に記述されていない。兄に甘やかされて育ったのか、洗濯もうまくできず、宿で借りた部屋も散らかっていたりと、生活力はあまり無い。
- 過去に自分では歩かずにカートに乗ってロアンに押させたり(ロアンが疲労しきってもヒールを唱えてまだ押させると言う非人間的な行動もとる)、カートに乗っていてまったく歩いていないにもかかわらずその後歩き疲れたと言って足を揉ませたり、ロアンがミノタウロスから庇っているとき、彼が言った「今のうちに逃げろ」という言葉を鵜呑みにしてそのまま援護すらせずに逃げたり、ロアン自身つらい状況におかれているのに無理して励まそうとしたにもかかわらず、それを追い払ったりする……という、ここまでされてよくロアンが怒らなかったかと思うくらいの扱いをしていた。更に、クルセイダーに転職して戻ってきたロアンを今までのように召使いのように扱おうとすると自分の言うことを聞かなくなったことで怒るなど、自分勝手で子供のような性格をしている。プリースト転職後も自己中心的な性格は殆ど直る気配はなく、パーティーを横目に単独でキーオに会いに行っていた。劇中、パーティーの中で最も精神的に成長した様子はなかったが、エピローグで新人の剣士とアコライトを自らのパーティに迎え入れる度量も見せた。
- マーヤ(Maya) (声優:桃井はるこ)
- アルベルタ育ちの商人。パーティメンバーの中では最年少。孤児で社会の醜いところばかり見てきたため強欲で、他人は利用することしか考えず、信じられる物は金とペットのポイポイだけだった。しかし反面、美点要点も正しく見すえることができる。そのために、自分が置き去りにされ、たった一人で生きていかなくてはならなかったアルベルタを嫌っていた。プロンテラ地下水道でロアンたちと出会い、彼らを気に入り旅についてきた。精神面ではかなり大人びていて、ロアンたちの前では猫をかぶった性格で接する。単独行動の多いメンバーの中ではフェイヨンでは商人系の援軍を呼んだりと、かなり計画的に動いている。
- 商人ながら薬品系の特技を使うところからアルケミスト志望だと考えられる。自分からは積極的に戦おうとしないが、斧を主体とした攻撃を行う。アルベルタを襲うモンスターが実はアリスだと知らず、倒してしまったことでひどく落ち込んでしまうが、それを乗り越え、似たような境遇のジルタスを言葉だけで圧倒する程大きく成長する。最初の頃はタキウスと険悪なムードだったが、旅を重ねて信頼できるようになった。最後はタキウスのロッドを担いでいる。
- 最終決戦の際、ゲフェンに置いてかれそうになるが、パーティーがイビルドルイドに全滅しそうになったところを颯爽と助ける場面がある。また、メマーナイトがダークロードの七つのクリスタルを、襲い掛かってきた敵もろともに倒して最後の勝負の決め手となった。
- 彼女が着ている寝巻きの帽子は、DVD特典を1巻から5巻まで集めた際ラグナロクオンライン内でもらうことが出来る『ネコミミキャップ』である。このキャンペーンは 2005年11月24日に終了している。
- ポイポイ(Poy-poy) (声優:瀧本富士子)
- マーヤのペットモンスターのポリン。赤ん坊の頃から一緒にいる。人の中で生きていたためか、マーヤの言葉が理解でき、ポーションを運んだりと非常に賢い。
- タキウス(キャスリン)(Takius/Catherine) (声優:久川綾)
- 常に目隠しをつけているマジシャン。師ゼフェルの「真理」のために動いている。ロアンたちとはプロンテラで偶然出会うことになり、一時は別れるもののゲフェンで再会し、以後ロアンたちについていくことになる。後にゼフェルと決別し目隠しを外しセージに転職。タキウスはゼフェルに名付けてもらった名前であり、ゼフェルに本名であるキャスリンと呼ばれると激昂する。
- マジシャン時代は氷系と雷系の魔法のみを使っている。火系と念系は習得していないらしい。セージ転職後は長所を生かすための水(氷)系増幅魔法デリュージ、土系魔法、対ゼフェル用に習得したであろうスペルブレイカーとマジックロッドのおかげで実力ではほぼ互角となった。ゼフェルと相打ちになって死んだように見られているが、ダークロードのメテオストームの詠唱をいつの間にかスペルブレイカーで阻止していることからその生死は不明。
- 第1話で一度目隠しが外れてしまい魔法が唱えられなくなる部分もある。これは目隠しが無いと真理以外のすべてが見えてしまい、魔法を唱えることに集中が出来ないからである。なお、当時この目隠しは『真理の目隠し』としてDVD特典を6巻から9巻まで集めた際、ラグナロクオンライン上でもらうことが出来た。このキャンペーンは 2006年3月24日に終了している。
ゲーム上にある目隠しと違い能力は存在していない。
- ジュディア(Judia) (声優:荒川美奈子)
- 黒肌金髪ハンター。姉御肌で関西弁を話す女性。好物は芋。迷いの森で矢の練習をしていたところ、山賊たちに捕まりイルガに助けられるというエピソードもある。それ以後、イルガと共に行動をする。イルガに恋心を抱いており、旅の途中で彼と結ばれ、最後は彼の子供を産んだ。パートナー鷹の名はファルコ。
- ハンターの特性を生かした罠設置、鷹の援護、弓術を使いこなすが、どうも弓の精度だけは悪いようだ。
- イルガ(Iruga) (声優:中井和哉)
- 寡黙なアサシン。ロアン、ユーファの兄的存在で元キーオの相棒。キーオとは少年時代からの友人である。彼の遺言(?)に従い遠くから二人を見守っていたが、死んだはずのキーオと出会ったことにより危機を感じ、ゲフェンからジュディアと共にロアンたちと合流する。グラストヘイム城で、キーオと戦い、相打ちに近い形で絶命する。ジュディアに付きっ切りだが、イルガ本人は嫌がっていないようである。
- アニメ内では理由が書かれていないが大の虫嫌いである。ラグナロクオンラインではアサシンの隠密スキルを見破れるのが昆虫と悪魔種族で有る事に関係していると思われる。
- 毒を使うことを好まず、序盤はソニックブローだけで戦っていたが、後半はやむなくインベナム、ベノムスプラッシャー等の毒系スキルを使うことになる。
- 発言が少なく、登場しても一言も話さず終わる話も存在する。
[編集] 冒険者や支援者
- ティス(Teiss) (声優:雪野五月)
- モロクで出会った女シーフ。シーフギルドの長の娘。掟を破ってオシリスを復活させてしまったライを助けるために強いPTと組むのに金が必要となり、盗みを働いていたところロアンたちに出会う。その後ライと結婚している。
- ライ (声優:うえだゆうじ)
- モロクで会う男シーフ。ティスとの結婚を認めてもらえなかったところ、キーオにそそのかされてオシリスを復活させてしまう。その後ティスと結婚している。
- リン (声優:小林ゆう)
- フェイヨンに行く途中、ピンチだったところを助けてくれた駆け出しのアーチャー。
- サチ (声優:木村美佐)
- コモドの双子ダンサー。緑の触覚を付けている。
- リサ (声優:植田佳奈)
- コモドの双子ダンサー。白い角を付けている。
- ローグの姉御 (声優:まるたまり)
- 時々現れてはちょっかいを出しに来る不良冒険者三人組のリーダー格。最後の最後でおいしいところを持っていった。
- デブシーフ (声優:桜井敏治)
- 時々現れてはちょっかいを出しに来る不良冒険者三人組のメンバー。後にローグへと転職した。
- ガリガリブラックスミス (声優:千葉一伸)
- 時々現れてはちょっかいを出しに来る不良冒険者三人組のメンバー。戦闘型らしく製造はできないらしい。
- カプラサービス (声優:並木のり子)
- 冒頭でこれから行く街の解説や、ところどころの間に出てくる人達。この人達に言えば、違う街にも簡単にいけるようになるが、ロアンたちは一回も使わなかった。カプラサービスは出てきた人達にはそれぞれ名前があり、ディフォルテ、テーリング、ソリン、ビニット、グラリス、W(ダブリュー)となっている。冒頭で物語や解決法を話をしている最中にちゃちゃを入れたり、話を聞かずに寝ていたりすると、何故か人形となっている。
- メロプシュム(クルセイダー/アーチャー/モンク) (声優:落合るみ)
- コモドの言い伝えに登場する、街を混乱に陥れた伝説の魔女。ある時は女クルセイダーとしてロアンにクルセイダーの道を示し、またある時はフェイヨンの女アーチャーとして力への渇望を警告、コモドに遊びに来たモンクとして力の使い方を教えた。言葉の真意に気づいたロアンに魔剣を授けた。バフォメットとはかなり昔からの知り合いらしい。
[編集] モンスター
- アリス(声優:中島沙樹)
- アルベルタの廃倉庫に住み着いた温厚、無口でメイドの格好をしたモンスター。マーヤとは友達関係にある。ジルタスに凶暴なモンスターに変えられ、何も知らないマーヤに倒されるが、恨むことはしなかった。むしろ感謝の念すらあったようだ。その後も時々幽霊として現れてマーヤに道を指し示した。
- バフォメット(声優:麦人)
- 隻眼のバフォメット。例え人間に対してでも礼節を重んじる数少ない魔物で、ダークロードの陰湿なやり方を快く思っておらず、最終的にダークロードにトドメを刺した、事実上のMVP。片眼に傷を与えたイルガとキーオを認めつつも、傷の借りを返すことを望んでいたが、その願いはイルガとキーオの死により叶わずに終わる。ロアンたちの前に二度現れることになるが、いずれの場合も本気で戦ってはおらず、力におぼれたロアンに襲われても一凪で倒している。アルデバランで、ロアンたちにフェイヨンにいくことを勧め導く。
- バフォメットはダークロードと自らの正面対決を避け、ロアンたちの様子を、ある意味見守っていた。本人は『100年戦争』を避けるためだと謎の単語を残し戦うことを避けている。
- バフォメットJr.(声優:永澤菜教)
- 隻眼のバフォメットの息子。時計のゼンマイに尻尾が引っかかって抜けなくなっていたところをジュディアに助けられている。
- 月夜花(ウオルヤファ、Weol Ya Hwa) (岩居由希子)
- フェイヨンの寺院深くに住むモンスター。自分の持っている鐘を鳴らし、死体であるボンゴンやムナック、ソヒーなどを動かして人間達を襲っていた。善悪という概念を持たず自分では遊んでいるつもりなのだが、そのおかげで人間を大量虐殺していた。その後ユーファの説得に応じたが、真理を求めていたゼフェルのロードオブヴァーミリオンによって焼き殺される。
[編集] グラストヘイムの魔物達
- キーオ(ヘイズ)(Keough/Haze) (声優:子安武人)
- グラストヘイムで死んだと思われていたユーファの兄。職業はナイト。ダークロードの手駒としてミッドガッツ王国を混沌に陥れるために暗躍。最初のほうは仮面で顔を隠していたが、後半は顔を隠さずに出てくる。魔剣エクスキューショナーをいとも簡単に使いこなす。主に使っていた特技は自分の剣を地面に突き刺し爆発を起こすマグナムブレイク。
- 自分の死後、ダークロードにそそのかされ、自分が「ユーファとロアンの二人をかばって死んだ」ことを「二人がイルガと共に自分を見捨てて逃げられた」と言う記憶に差し替えられ深い憎しみを抱く。深淵の騎士に貫かれた傷は自分を見捨てたロアンたちの恨みの傷だと言い、本人達の前で何度も見せ付けていた。その後、ロアンのことで完全に拗ねたユーファをダークロード復活のクリスタルに使えると判断し、何度も単独行動を行っているユーファの前に現れ、今まで恨んでいたとは逆に優しい言葉で惑わせた。グラストヘイムでイルガと戦い、最後はキーオとしての意識を取り戻すものの、ダークロードに利用され絶命する。
- ジルタス(Zealotus)(声優:鈴木麻里子)
- 父親は魔族、母親は人間の半魔族、コモド近辺出身。魔族との間に産まれたため、母親と共に人間から迫害を受けたことから人間に憎悪を抱いていた。成長し大人になった時に魔族の世界に入り、人間の世界を滅ぼしてくれることを願ってダークロードのそばについた。その時母親の生死は確認されなかったが、家が廃家になっていたところから亡くなっていると推測される。似たような境遇のマーヤに同情を感じている節があるが、同類嫌悪なのか彼女をよく狙って襲ってくる。部下にインジャスティスを連れていた。
- 願いがかないそうだったところ、マーヤによって本来自分が魔族と人間の架け橋となれるということを悟り、自分自身の過ちに気づくことになる。だが、彼女もまたダークロードに利用されていたため、最後はマーヤをかばいながらゼフェルによって殺される。死後、魂がアリスと共にマーヤの道しるべとなり手助けしてくれる。
- ゼフェル(Zephyr) (声優:野沢那智)
- 真理を追究するためならどのような犠牲もいとわない狂ウィザード。タキウスの師。[要出典]狂人的言動からこのアニメで一番人気のあったキャラクター。ゲーム内にも一時的に登場した。過去に自分の家族を研究の失敗でなくしてしまい、その後ダークロードの声に耳を傾けることになる。かなり狂った人間だが、時折タキウスに優しくする場面もある。
- 攻撃魔法はサイトラッシャーやメテオストームなどの火の魔法が多いが、ロードオブヴァーミリオンに代表される風、水、土、念などマジシャン、ウィザードが習得できる全属性の魔法を使いこなす。ちなみに彼の言う『真理』とはラグナロクオンラインでLv99のキャラクターが纏うオーラを出すこと。
- グラストヘイムでタキウスと共に一騎打ちをし、勝利まじかのところでダークロードによって横槍を入れられている。その後タキウスと和解しかけるが、自分で放ったロードオブヴァーミリオンによって自滅している。ダークロードのクリスタルの一つになっているところから死んでいると考えた方がよい。
- 何故か木城ゆきと『銃夢』の影響が色濃く、銃夢のノヴァ教授のセリフを微妙に変えて使用している(「おいちぃ!」「天使には戦いを・・・ 戦士には安息を!! 愛しき愛弟子には長き眠りを!」等)。
- ダークロード(Dark Lord)(声優:秋元羊介)
- グラストヘイムに封印されている凶悪な魔物。人間などに潜む7つの大欲をクリスタル化したものを集めている。実体が無い状態でキーオ、ジルタス、ゼフェルを動かしていた。自分が復活するためには部下すらも殺す。最終回で7つのクリスタルを集め姿を現したが、心を取り戻したユーファと、ユーファの愛によって復活したロアンとの戦いになり、最終的にはユーファのマグヌスエクソシズムによってすべての力を失い、バフォメットによって止めを刺される。
- 7つの大欲は慢心のドッペルゲンガー、悲哀のマヤー、怨念のオシリス、嫉妬のジルタス、貪欲のゼフェル、絶望のキーオ、愛憎のユーファ。月夜花も愛憎の候補に入っていたが、ユーファの説得により心を持ったので除外されている。
[編集] その他
- キシーナ(声優:岸誠二・RTA監督)
- ドラマCD2にて登場した、ミッドガッツ放送局の人気番組『ガッツ・イン・プロンテラ』放送作家。
- ホリン(声優:堀誠一・ガンホー技術取締役)
- ドラマCD2にて登場した、キシーナのペットモンスター。ポリンの亜種。本編7,19話にも登場している。
- ヒカル(声優:緑川光)
- ドラマCD3にて登場したラグナロクオンラインの廃人プレイヤー。緑川光そのもの。
[編集] DVD購入特典
DVD1-5巻の初回プレス版を全て購入したユーザーに、ゲーム内で使用可能なアイテム「ネコミミキャップ」を配布した。第二弾としてDVD6~9巻初回プレス版を全て購入したユーザーには同じくゲームで使用可能なアイテム「真理の目隠し」を配布した。
第一弾の発表後、一部ユーザーからこれは管理会社によるRMTではないかという指摘を受け、管理会社は回答として「DVD販促プロモーションの一環であり、RMTではないと我々は認識している。今後DVD特典以外で入手できるようにするかはについては未定」との見解を述べた(参考資料)。その後、らぐジェネ初回放送内の出張WEBヘルプデスクにて「利用約款はユーザー同士のRMTを禁じているものであり、今回の場合ガンホーがユーザーへアイテムを配布しているということでRMTには当てはまらない」との管理側の結論を述べた。
[編集] マッドハウス版プロモーションアニメ
2002年9月に公開されたマッドハウス制作のラグナロクオンラインのプロモーション用映像。結城信輝、北久保弘之らがスタッフに加わっている。旅をするノービス(男)、雪の中で両手剣を振るうソードマン(女)、弓を引き絞るアーチャー(男)、水中で魔法を放つマジシャン(女)、薪を斧で割るマーチャント(男)、物思いにふけるシーフ(女)、本を携えるアコライト(男)という一次職の面々が描かれていき、彼らがゲームには出てこない人狼型のモンスターと個性を活かして戦う姿などを映像化している。
[編集] タイトル
- その剣は何のためにあるのです
- よろしくね、お兄ちゃん
- 私は信じてます
- それはお前の力なのか
- 今、なんていったの?
- 誰にも私の邪魔はさせないんだから
- なぐさめてくれるの!?
- 命の尊さを知らぬものは不幸だ
- 全ては真理のために
- 兄さんなんでしょ!
- この世にあるのは失望だけだ
- 僕じゃダメなんだ…
- 守る者…
- どうして答えてくださらないのです
- 大丈夫、俺がいる
- 何も救えない…
- すでにお前も汚れている
- みんなわかってたんや
- ずっといっしょだよ
- もう、いいや…
- お前が必要なんだ
- 寂しいのはどっち!
- さよなら…
- 全ての決着をつける場所
- 過ちに気付きし者
- 私達の未来のために!
[編集] RAGNAROK THE ANIMATION GRAFFITI
2004年9月30日にメディアファクトリーからRAGNAROK THE ANIMATIONを元に作られた漫画。漫画家ゆづか正成によって書かれている。キャラクターやストーリーなどはRAGNAROK THE ANIMATIONを元にされているが、展開などは作者のオリジナル性が出ている。また、1話1話の間にRAGNAROK THE ANIMATIONのプロデューサーでもある堀誠一がラグナロク世界に関しての質問コーナーがあった。現在刊行されているのは1巻のみで、予定では2004年12月22日に2巻が出る予定だったが、作者の体調不良やアニメが終わってしまったということで、漫画自体凍結されている。
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- タイトル
- 冒険が始まる街…………プロンテラ
- 1匹がいたら30匹…………プロンテラ地下水道
- 亡霊が泣く夜…………魔法都市ゲフェン
- よみがえる亡者…………魔法都市ゲフェニア
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ↑ 『.hack//SIGN』はMMORPG(MORPG)を舞台としたアニメではあるが、現実では『The World』というMMORPGはないため、RTAが史上初のMMORPGを原作としたアニメである。
[編集] 外部リンク
テレビ東京 火曜25:30枠 | ||
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