Mopera
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mopera(モペラ)およびmopera Uは、NTTドコモが運営している、同社回線専用インターネットサービスプロバイダ (ISP)。
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[編集] mopera
moperaは従来から提供されているサービスで、ドコモPHSやmova、FOMAからであればユーザー登録や月額料金不要で全国共通の電話番号で使用可能である。 通信料は、パケット通信の場合は通常のパケット料のみ、回線交換の場合は接続時間に応じた全国一律料金となる。
また、オプションで電子メールも提供されており、POP3のほかIMAP4やWebメールにも対応している。こちらはサービス契約と月額料金が必要。
おなじmoperaの名称をもつ「ビジネスmopera」は法人向けリモートアクセスサービスの名称である。
[編集] mopera U
FOMA M1000の発売に先立ち、2005年6月よりmopera Uをサービス開始。FOMA専用のサービスで、moperaと同様のサービスに加えて、オプションで公衆無線LANやNTTグループのフレッツにも対応する。 またFOMAパケット通信および無線LANの国際ローミングにも対応。
サービス契約と月額料金が必要である。2種類のサービスプランがある。
- Uライトプラン
- インターネット接続とWebデータ圧縮、パケットフィルタリング(簡易ファイアウォール)のみのサービス。電子メールは提供されない。315円/月。月額料金は使用月に発生するもので、使用しない月があった場合は月額料金は発生しない。
- Uスタンダードプラン
- Uライトプランの内容に加えて、メールアドレス1個が用意されるサービス。525円/月。オプションで公衆無線LANやフレッツの利用、ウィルスメールチェックなどのセキュリティ対策も可能。
M1000で利用する場合は、メールの自動受信がサポートされ、iモード非対応のM1000でもiモードメールと同様の使い勝手を実現可能。
mopera Uではウィルスメールの感染拡大防止のためOutbound port 25 blockingが導入されており、mopera U以外のメールサーバのポート25(SMTP)に接続することはできない。 そのため、mopera U利用時には他ISPのメールサーバを利用してメールを送信することができない場合がある。 回避策として以下のようなものがある。
- mopera Uのメールサーバを利用する(SMTP-AUTHが必須)
- ポート587(Submission)を利用する
- SMTP over TLSを利用する
[編集] 海外製端末での利用
moperaは、FOMA端末以外の海外製SIMフリーW-CDMA端末(Nokia 7600など)とFOMAカードの組み合わせで利用することはできない。 これは、接続時の「PDPタイプ」と呼ばれるプロトコルの違いによるものである。 FOMA端末であっても、ノキアのNM850iGやLG電子のSIMPURE Lなど、一部の海外メーカー端末ではPDPタイプが適合しないため利用できない。
一方、mopera UはNM850iGやSIMPURE L、その他海外端末でも利用可能。
[編集] ビジネスmopera
- ビジネスmopera アクセスプレミアム FOMAタイプ
- ビジネスmopera アクセスプレミアム DoPaタイプ
- ビジネスmopera アクセスプロ
- ビジネスmopera アクセスエコノミー
- ビジネスmopera アクセスシンプル
- ビジネスmopera あんしんマネージャー
- ビジネスmopera GPSロケーション
- ビジネスmopera IPセントレックス