Crusader Kings
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Crusader Kings (CK) はスウェーデンのパラドックスインタラクティブが発売している歴史シミュレーションゲーム。2004年7月にWindows用のPCゲームとして発売。日本では、メディアクエストより2004年12月17日にクルセーダー キングス 日本語版として発売され、ライブドアにより販売されている。
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[編集] 解説
Crusader Kingsは十字軍をテーマとしており、1066年のノルマンコンクェストから1453年の東ローマ帝国の首都コンスタンティノープル陥落までの期間で、プレイヤーは当時の王家(王、公爵、伯爵)の中の一つを選んでプレイすることになる。扱う時代の設定上キリスト教の王国しか選択できない(ヴェネチア共和国も選択できない)が、MODによりイスラム教国等、全ての国が選択できるようになる。
プレイヤーは、序盤は東欧やアラビア、北アフリカ、イベリア半島等の異教徒を攻撃し威信値と信仰値を獲得し、同じキリスト教国の間では政略を駆使して領土を拡大する。キリスト教国への宣戦布告には称号の請求が必要であり、それには一定の威信値が必要である。カソリックは教皇から支持される十字軍イベント等で攻撃目標が定められる事もある。後半は、遠くモンゴル高原からやってくるチンギスハーンのモンゴル帝国に対して一丸となって立ち向かう。モンゴル軍は非常に強力であり、もしここまでにプレイヤーが王を名乗れていたとしても、一国で立ち向かうのは不可能といってよいだろう。
Europa Universalis (EU) シリーズと同じゲームエンジンを採用している。ゲームシステムは1日ごとに進んでいくリアルタイムストラテジー。プレイした架空の歴史のセーブデータは、1419年からの時代を扱うEuropa Universalis IIに引き継ぐことが出来る。
[編集] 他のシリーズと比べての特徴
封建制を反映し、個人に大きなスポットを当てている点が、国家の運営が主眼である他のシリーズと大きく異なる。婚姻を結び子孫を残し、自領を繁栄に導いていくことになる。
そのシステム上、史実で繁栄した一族が開始早々に断絶という事はよくある事であり、これを史実に矯正して行くのは非常に難しい。このためCKでは最初から史実を基にしたイベントはほとんど用意されておらず、毎度のプレイごとに史実から外れた架空の歴史が展開されていく。