パラドックスインタラクティブ
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パラドックスインタラクティブ(Paradox Interactive)はスウェーデン・ストックホルムのコンピュータゲームソフト制作会社。パラドックスエンターテイメント(Paradox Entertainment)のコンピュータゲーム部門が分離して誕生した。日本では両者をあまり区別せず、パラドックス社として知られている。2006年現在、歴史シミュレーションゲームが主である。
海外のゲーム会社では良くある事ではあるが、一度発売したゲームに対するサポートとバージョンアップパッチを非常に長い期間作り続るという姿勢が評価されている。しかし逆にVer1.00ではバランスがとれていないことも多く、見切り発車の側面も持ち合わせている。どちらにせよ、インターネットに接続しパッチを落とせるユーザーにとっては、毎回のパッチにより一変するゲームバランスや更なる作りこみによって、非常に長い間遊ぶ事が出来るゲームを発売する会社である。
同社のゲーム間のセーブデータ変換の実装や有志の変換ソフトウェアにより、Crusader Kings、Europa Universalis II、Victoria: Revolutions、Hearts of Iron II Dooms Dayの順にというおよそ1000年弱に渡ってのプレイが可能になった。特に、拡張版のVicRにより1920年から1936年へ終了期間が延長され、HoI2へセーブデータ変換が実装されたこと、そして残るプレイ不可能年代であるEU2とVicRの間の1819年から1836年も、EU3によってカバーされることになっており、本格的にプレイヤー自身の通史を作り上げることが可能になっている。
[編集] 主なゲームソフト
日本においては一部を別の会社が翻訳・販売している。
- Europa Universalisシリーズ
- Europa Universalis
- Europa Universalis II
- Europa Universalis II Asia Capters
- Europa Universalis III (開発中)
- Hearts of Ironシリーズ
- Hearts of Iron
- Hearts of Iron II
- Hearts of Iron II Dooms Day (Hearts of Iron IIの拡張パック)
- Victoriaシリーズ
- Victoria
- Victoria: Revolutions (Victoriaの拡張パック)
- Crusader Kings
- Diplomacy (同名のボードゲームにCPUによるシングルプレイやマルチプレイを実装したリメイク作品)
- Crown of the North (1275年~1340年の北欧が舞台)
- Two Thrones (1337年~1490年の英仏が舞台で、百年戦争や薔薇戦争がテーマ)
その他にも他社の開発したゲームの販売をいくつか手がけている。