007 ワールド・イズ・ノット・イナフ
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007 ワールド・イズ・ノット・イナフ(原題 The World Is Not Enough)はマイケル・アプテッド監督のスパイアクション映画。1999年に公開。007シリーズ第19作目。日本での公開は2000年2月5日。
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[編集] 概要
[編集] スタッフ
- 監督:マイケル・アプテッド
- 製作:マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ
- 主題歌:ガービッジ
[編集] キャスト
- ジェームズ・ボンド役:ピアース・ブロスナン
- エレクトラ・キング役:ソフィー・マルソー
- クリスマス・ジョーンズ役:デニス・リチャーズ
- ヴィクター・ゾーカス(通称:レナード)役:ロバート・カーライル
- ヴァレンティン・ズコフスキー役:ロビー・コルトレーン
- M役:ジュディ・デンチ
- Q役:デスモンド・リュウェリン
- R役:ジョン・クリーズ
- マネーペニー役:サマンサ・ボンド
- タナー役:マイケル・キッチン
- ブル役:ゴールディ
- ロバート・キング役:デヴィッド・カルダー
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
ボンドは、石油王のロバート・キング卿に返金される大金を奪取する事に成功。だが、その大金には、爆弾が仕掛けられていた。それにキング卿が付けていたピン自体が起爆装置であり、それを知らないキング卿は、大金を確認すると同時に爆弾が起爆。キング卿は爆死した。その犯人と思われる女暗殺者をボンドは追うが、激しいボートチェイスの末、その女暗殺者は、自殺した。
真犯人は、009に銃弾を頭に撃ち込まれるもそのせいで、痛みを感じない体となった不死身のテロリスト「レナード」だと睨んだMI6は、キング卿の娘であり、レナードに誘拐された経験があるエレクトラ・キングが次に狙われると判断。ボンドが、彼女の警護にあたった。
そんな時、レナードによって核弾頭が盗まれ、キング社の石油パイプラインにその核弾頭が仕掛けられる。 ボンドは、科学者のクリスマス・ジョーンズや元KGBのヴァレンティン・ズコフスキーらと協力しながら、レナードを追ううちにレナードの背後に本当の黒幕と、石油独占計画を知る。
[編集] その他
- 本作は、Q役のデスモンド・リュウェリンの遺作である。(交通事故で亡くなったため)
- オメガシーマスター
- ボンドカーとしてBMWZ8が使用されるもヘリコプターカッターにより真っ二つに切断される。あまりにも無残なボンドカーだが、真っ二つになった車は、精巧な張りぼて。尚、この作品以降BMW社が、英国ローバー社の経営から撤退した為、BMWは使われなくなった。
- 歌手の森川美穂もチョイ役として登場する。
- 「ワールド・イズ・ノット・イナフ」(世界を手に入れてもまだ足りない)はボンド家の家訓。『女王陛下の007』ではボンドが紋章院を訪ね、この語句が書かれた紋章が先祖のものだと教えられるくだりがある。
- 日本公開版のみ、エンディングテーマソングがLUNA SEAの「Sweetest Coma Again feat.DJ KRUSH」に変更されている。
[編集] 関連項目
第18作目: 007 トゥモロー・ネバー・ダイ |
007シリーズ 第19作目 |
第20作目: 007 ダイ・アナザー・デイ |