黒手組
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黒手組(セルビア語:Црна рукаツルナ・ルカ)または黒い手、ブラックハンドとも。正式名は統一か死か(Уједињење или смртウイェディニェニェ・イリ・スムルト)。セルビアの民族主義者により1911年に結成された秘密組織・テロ組織で、セルビア人居住地域、特にオーストリア・ハンガリー帝国領であったボスニア・ヘルツェゴビナの併合を目標としていた。 1914年のサラエボにおけるフランツ・フェルディナント大公暗殺に関与したとされる。このサラエボ事件をきっかけとして第一次世界大戦が勃発した。
組織のメンバーはみなセルビア民族主義を奉じていることは同じであったが、その中身は様々であった。クーデターを目論む陸軍将校、理想主義を信ずる学生、時には共和制を目指す者さえいた。指導者は1903年のクーデターでセルビア国王アレクサンダル・オブレノビッチを殺害したドラグーティン・ディミトリエビッチであった。