鹿島サッカースタジアム駅
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鹿島サッカースタジアム駅(かしまサッカースタジアムえき)は、茨城県鹿嶋市大字神向寺4980番地にある、東日本旅客鉄道、鹿島臨海鉄道の駅である。
JR鹿島線と鹿島臨海鉄道の境界駅で、JR東日本の管轄駅となっているが、営業日の改札業務や乗車券販売などは鹿島臨海鉄道の社員が行っている。
茨城県立カシマサッカースタジアムでのサッカー試合の開催日のみ旅客扱いを行う(試合のない日は通過あるいは交換のための運転停車のみ)が、停車する旅客列車は大洗鹿島線の列車のみである。サッカー試合開催日は、多くの乗客が利用する。
なお、隣の鹿島神宮駅からの営業キロ3.2kmと設定されている。運転士が用いる時刻表などでは、「鹿島スタ」と略して表示されることがある。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
※JR鹿島線当駅と鹿島神宮までの区間は、全て水戸~鹿島神宮間を直通運転する上全列車が大洗鹿島線からの乗り入れ列車であり、しかも普段は当駅を通過することから、実質「大洗鹿島線」区間のようになっている。だが、運賃計算上はJRの運賃がかかるれっきとしたJR線区間である。このため、貨物駅時代も時刻表には全列車通過扱いながら掲載されていた。
[編集] 駅構造
- 他に、貨物用(鹿島臨港線、大洗鹿島線との授受)の側線を有する。
- 駅高架橋は、駅利用客と駅前の民間駐車場(試合開催日)からスタジアムまで行く利用客との共有。
- のりば
[編集] 利用状況
2005年度の1日平均乗車人員は511人
[編集] 駅周辺
- 茨城県立カシマサッカースタジアム
- カシマサッカーミュージアム
- カシマスポーツセンター
- 卜伝の郷運動公園
- 国道51号
[編集] 歴史
- 1970年(昭和45年)11月12日 - 北鹿島駅(貨物駅)として開業。
- 1978年(昭和53年)~1983年(昭和58年)の一時期、鹿島臨港線に旅客列車が運行されていたが、北鹿島駅での旅客扱いは行われておらず、当駅でスイッチバックして鹿島神宮駅まで乗り入れていた。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 水戸~北鹿島間53.0km開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、鹿島線はJR東日本に継承。
- 1994年(平成6年)3月12日 - 鹿島サッカースタジアム駅に改称。試合開催日のみ旅客営業開始。
- 2005年(平成17年)10月16日 - 大洗鹿島線開業20周年を記念し、国の許可を得た上で、通常は旅客輸送を行わない鹿島臨港線で、当駅から神栖駅までの旅客営業が3往復行われた。旅客営業は当日限定のため、雨天にも拘らず大盛況となった。営業は6000形2連で行われた。
- 2006年(平成18年)7月15日 - 2006JOMOオールスターサッカーを茨城県立カシマサッカースタジアムにて開催。その際、臨時列車などとして同駅にJR鹿島線の車両の乗り入れをした。
[編集] 隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- 鹿島線
- 鹿島神宮駅 - 鹿島サッカースタジアム駅
- 鹿島臨海鉄道
- 鹿島臨港線(貨物線)
- 神栖駅 - 鹿島サッカースタジアム駅
- 大洗鹿島線
- 鹿島サッカースタジアム駅 - 荒野台駅