高川学園高等学校
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高川学園高等学校(たかがわがくえんこうとうがっこう)は、山口県防府市にある私立の高等学校。設置者は学校法人山口高川学園。旧称は多々良学園高等学校(たたらがくえん こうとうがっこう)で、全国高等学校サッカー選手権大会の常連校として知られる。
曹洞宗専門学支校として創立され、多々良学園高等学校時代は学校法人の理事・監事は全員曹洞宗の僧籍者によって占められるなど、長らく西日本における曹洞宗教化機関としての役割を果たしていた。平成16年より、男子校から男女共学化し、防府市台道へキャンパスを全面移転したが、その建設費用が曹洞宗宗門関係者の寄付を当てにした安易な資金計画であったことから経営の重荷となり、平成17年10月26日、設置者である学校法人多々良学園は民事再生法を申請した。その後、新生銀行の仲介により徳島市を拠点に「高川予備校」を経営するタカガワが再建スポンサーとなり、平成18年9月より現在の校名及び法人名にに改称した。一方、多々良学園建設に融資した山口信用金庫・防府信用金庫・もみじ銀行・西京銀行および旧多々良学園教職員組合は損害賠償の支払いを求めて曹洞宗を提訴している。タカガワは、2006年12月3日防府市天神町1丁目に小中高校生対象の塾・予備校であるタカガワハイスクールを開校した。
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[編集] 沿革
- 1878年2月 曹洞宗専門学支校として山口町瑠璃光寺に創立
- 1896年2月 曹洞宗第16中学林 と改称、山口市大附に移転
- 1902年7月 曹洞宗第4中学林 と改称、防府町に移転
- 1906年9月 宗門以外の生徒の入学を許可
- 1928年1月 多々良中学校 と改称
- 1948年4月 多々良学園高等学校と改称、新制高等学校の開設
- 1963年4月 工業科(電気・建築)設置許可
- 1965年4月 特進コース設置
- 1974年11月 多々良学園付属幼稚園設立許可
- 2003年4月 総合学科設置
- 2004年4月 防府市大字台道に移転、新キャンパス開設、男女共学
- 2005年10月26日 新キャンパスの建設費用が重荷となり、高等学校を運営する学校法人としては民事再生法適用を初めて申請。
- 2006年3月 予備校経営のタカガワ及び防府医療福祉専門学校などを運営する学校法人中央学院(中央学院大学などを運営する学校法人中央学院とは同名だが無関係)と再建支援で基本合意。
- 2006年7月 再生計画を東京地方裁判所が認可。学校法人及び高等学校をタカガワが、付属幼稚園を中央学院が承継。
- 2006年9月 学校名を高川学園高等学校、設置法人名を学校法人山口高川学園に改称
- 2007年4月 高川学園中学校を併設予定
[編集] 学科
[編集] 施設
[編集] 出身者
[編集] 関連校
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 学校法人山口高川学園 高川学園高等学校・高川学園中学校(タカガワグループの支援の元に入ってからのページ)
- 多々良学園附属幼稚園(学校法人中央学院の支援の元に入ってからのページ)
- YICグループ(多々良学園附属幼稚園を支援している学校法人中央学院は、YICグループ)
- 多々良学園教職員組合
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