高取英
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高取 英(たかとり えい、1952年1月17日 - )は大阪府出身の劇作家、演出家、マンガ評論家、編集者。男性。
京都精華大学マンガ学部教授、月蝕歌劇団代表である。
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[編集] 来歴
- 1952年(昭和27年)1月17日大阪府堺市に生まれる。
- 岸和田高校、大阪市立大学商学部卒業。
- 学生時代、白夜劇場を結成し、1974年、「白夜月蝕の少女航海紀」を作・演出。これが演劇のデビューとなる。
- 卒業後、寺山修司の取材・出版スタッフとなる一方、『漫画エロジェニカ』編集長となり、78年より三流劇画ブームを起こす。
- 1982年、戯曲「聖ミカエラ学園漂流記」を書き、これがヒット。後に、バンダイなどよりアニメ化。自身が小説化、藤原カムイがマンガ化。
- 1986年に劇団「月蝕歌劇団」を旗揚げ、多数の作品の脚本、演出をする。
- 1996年、脚本・演出作品「ドグラ・マグラ」(原作・夢野久作)は、モスクワ、サンクトペテルブルグ(ロシア)でも上演。
- 2006年、京都精華大学マンガ学部教授。
自作の他、寺山修司、澁澤龍彦、埴谷雄高、沼正三などの幻想文学系の作品、竹宮惠子、梶原一騎、新田たつおなどのマンガ作品を月蝕歌劇団で演劇化している。