鞠智城
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鞠智城(くくちじょう)は、古代朝鮮式山城の一つ。熊本県山鹿市(旧鹿本郡菊鹿町)から菊池市にかけて所在する。
[編集] 概要
7世紀、文武天皇の時代に築城された。太宰府管轄下にあった6城の1つで、大野城・基肄城の兵站基地として有事に備えた城と考えられている。新羅(現在の韓国)との戦の要所の一つである。城の面積は内城55ha、外縁地区65haに及ぶ。
昭和34年(1959年)に「(伝)鞠智城跡」として県指定遺跡に指定。昭和42年(1967年)より発掘調査が行われ、当時としては珍しい韓国様式の建物跡が64棟確認された。平成6年(1994年)より歴史公園鞠智城として整備が開始された。校倉造りの米倉や兵舎が平成9年(1997年)に、八角形鼓楼が平成11年(1999年)に復元され公開されている。平成16年(2004年)に国の史跡に指定された。
鞠智城と現在の通称菊池城(菊池本城)は異なる。
- 「大宰府をして、大野、基肄(きい)、鞠智(くくち)の三城を繕治(ぜんち)せしむ」
[編集] 関連項目
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