雲
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雲(くも)とは、水滴または氷の粒(氷晶)が大気中に浮かんでいることをいう。山地などで地上が雲に覆われていると、霧となる。
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[編集] 雲の種類
雲は、その形状や高さにより以下のように分類される。
上層雲 | 巻雲 | 高度6000m以上、温度-25℃以下 | すじ雲(以前は「絹雲」と称した。) |
巻積雲 | うろこ雲 、さば雲 | ||
巻層雲 | うす雲、太陽や月の暈の原因 | ||
中層雲 | 高層雲 | 高度2000~6000m | おぼろ雲 |
高積雲 | ひつじ雲 | ||
下層雲 | 層積雲 | 高度2000m以下、温度-5℃以上 | かさばり雲 くもり雲(団塊状の雲) |
層雲 | 高度300~600m | きり雲(灰色~薄墨色の雲)霧雨の原因となりうる。 | |
乱層雲 | 雨雲、連続した雨や雪を伴う。 | ||
対流雲 | 積雲 | 高度600~6000m | わた雲 むくむく雲 晴れた日にあらわれる。上面がドーム形、下面が水平。 |
積乱雲 | 最大高度12000m | 雷雲、いわゆる入道雲。かなとこ雲 |
上層雲、中層雲、下層雲を合わせて「層状雲」と称する。
[編集] 特殊な雲
対流圏以外にできる雲として、以下のものがある。