雁木
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雁木(がんぎ)
- 雁木造の略。雪国の商店街等で見られる雪よけの屋根の事。下記「雁木造」参照。
- 船着場における、階段状の構造物。下記「雁木 (港湾)」を参照。
- 将棋の囲いのひとつ。雁木囲いを参照。
- 山口県産の日本酒の銘柄。
[編集] 雁木造
雁木造(がんぎづくり)は、雪国の商店街等で見られる雪よけの屋根の事である。アーケードに類似の建築物。一般に雁木と呼ばれる。
商店街の店が軒を延長するような格好で設けていることが多い。 従来はその名の通り木製が大半を占めたが、最近はそれ以外も出てきた。 ただ近年は商店街の衰退により雁木の維持、保存もおぼつかない状態となっている例も目立ち、まちづくりの一環として雁木の保存、維持を進めている自治体もある。
[編集] 関連事項
[編集] 雁木 (港湾)
雁木は、船着場における階段状の構造物。岸壁と違って、潮の満ち干や河川の流量変化による水面の上下に係わらず昇降や荷役が出来るため、近代以前の船着場で多く見られる。また、埠頭の一部が雁木となっている場合もある。現代の港湾設備では浮桟橋が設置されるため、雁木が設置される事は少なくなっている。
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