埠頭
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埠頭(ふとう)は港湾において乗客の乗降や貨物の荷役が行われる領域の総称である。埠頭には、船舶が接岸する岸壁・物揚場(係留施設)、それらの上面であるエプロンや貨物を荷役するガントリークレーン(荷役施設)、荷さばきを行う上屋(荷さばき施設)、貨物などを仮置きする野積場(保管施設)、貨物運送などのための港湾道路、乗客が乗降するフェリーターミナル(旅客施設)などが含まれ、これらを総称して埠頭という。波止場(はとば)ともいう。
フェリー専用の埠頭は特にフェリー埠頭と呼ばれ、日本では東京港、名古屋港、大阪港、神戸港、函館港、苫小牧港、小樽港、室蘭港、仙台港、両津港などにある。ただし、フェリー埠頭はあっても、積極的にはあまりこの語を使用しない港もある。