錦州

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錦州（きんしゅう, Jinzhou）は中華人民共和国遼寧省の地級市。面積10,301平方キロ、市区面積440平方キロ、総人口307万人、市区人口85万人。

[編集] 地理

遼寧省西南部の小遼河河口部に位置し、東は盤錦市、西は葫芦島市に接し、南は渤海の遼東湾に面する，北は朝陽、阜新市と接する。

[編集] 行政区画

区：古塔区、太和区、凌河区
県級市：凌海市、北寧市
県：義県、黒山県
特別区：経済技術開発区、ハイテク技術産業開発区、南站新区

[編集] 歴史

錦州は古代には徒河と呼ばれ、戦国時代には燕に属し、秦による統一後、大部分は遼東郡となった。漢代には幽州昌黎郡、晋には平州昌黎郡に属した。北魏、東魏、北斉では営州の管轄となり、隋唐時代には柳城郡、燕郡に属し、唐の安東都護府の所轄となった。

錦州の名は遼代に始まり、遼の中京道、金代東京路、北京路に属した。元代には遼陽行中書省の管轄となり、明朝では遼東都司後に遼東巡部撫に属して広寧衛が置かれ、明末には満州との攻防が繰り広げられた。清朝では広寧府、後に錦州府が置かれた。

中華民国になると、奉天省遼瀋道に属し、1929年遼寧省に属した。1931年の満州事変後、奉大省となり、1934年錦州省が設置された。1937年錦州に市制が施行された。1948年熱河省、1949年1月遼西省が成立すると、省政府は錦州市に駐在したが、1954年8 月遼西省は遼寧省と合併した。その後、錦州市は錦州専区となったこともあるが、1968年専区が廃止され、現在の錦州市となった。