貴志駅
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貴志駅(きしえき)は、和歌山県紀の川市にある和歌山電鐵貴志川線の駅。
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[編集] 駅構造
貴志川線の終着駅。単式ホーム1面1線と1線の留置線を持つ地上駅である。
待合室には新紙幣非対応の2台の自動券売機と券売窓口があり、壁には地元の東山東幼稚園の園児が旧型の1201形引退の際に描いた「みどりのでんしゃさようなら」という絵が飾られている。
南海時代は有人駅だったが、貴志川線の和歌山電鐵への移管に伴い、2006年(平成18年)4月1日から無人駅化(朝夕のみ有人集札を実施)された。
[編集] 駅周辺
駅前には貴志川線では始発の和歌山駅以外で唯一のタクシー乗り場と売店が隣にある。
早春の季節にはイチゴ狩りのための観光客も多く、紀の川市貴志川庁舎(旧貴志川町役場)横の特売場ではイチゴも販売されている。なお、当駅到着前と当駅発車直後の車内放送では、名産のイチゴに因み"ストロベリー・フィールズ・フォーエバー"(ビートルズ)をアレンジしたチャイムが鳴らされる。
駅から徒歩数分のところには路線名の由来ともなった貴志川が流れている。
そこに架かる諸井橋付近の国主峡一帯は県立公園にも指定されていて、休日にはバーベキューを楽しむ家族連れで一帯の公園は賑う。 ここではホタルの養殖が行われており、夏季には屋形船も営業される。お盆には毎年花火大会が行われ、夏の風物詩を味わうことができる。
また少し上流の海南市との市境にホタル養殖場があり、6月上旬には公開され見学を楽しむことができる。この期間限定で、貴志川線の車両には地元の和歌山県立貴志川高等学校の生徒が手作りしたヘッドマークが掲げられる。
駅前には、売店やバス停(路線バスの項参照)がある。
[編集] 路線バス
- 大十オレンジバス 貴志駅バス停
- 登山口ゆき
- 紀の川市コミュニティバス 貴志駅下バス停
- 紀の川市貴志川支所前ゆき(循環路線のため左右両周りを運行)
[編集] 歴史
- 1933年(昭和8年)8月18日 - 和歌山鉄道が伊太祁曽駅から貴志駅までを延伸させたのに伴い開業。
- 1943年(昭和18年) - 和歌山鉄道全線の電化が完成。
- 1957年(昭和32年)11月1日 - 和歌山電気軌道が和歌山鉄道を合併し和歌山電気軌道鉄道線の駅となる。
- 1961年(昭和36年)11月1日 - 南海電気鉄道が和歌山電気軌道を合併し南海貴志川線の駅となる。
- 2006年(平成18年)4月1日 - 南海貴志川線を和歌山電鐵が継承、和歌山電鐵貴志川線の駅となる。同時に無人化。
[編集] 隣の駅
- 和歌山電鐵
- 貴志川線
- 甘露寺前駅 - 貴志駅