角居勝彦
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角居 勝彦(すみい かつひこ、1964年3月28日 - )は日本中央競馬会(JRA)の調教師である。石川県金沢市出身。栗東の中尾謙太郎厩舎、松田国英厩舎で調教助手を務め2000年に開業。
初出走は2001年3月11日の阪神競馬第6競走でのセトノマックイーン(5着)。初勝利は同年3月24日の阪神競馬第9競走でのスカイアンドリュウ(延べ8頭目)であった。翌2002年の東京スポーツ杯2歳ステークスをブルーイレヴンで制して重賞初勝利。
2004年は関屋記念をブルーイレヴンで制するほか、菊花賞をデルタブルースでGI初優勝。通算30勝を挙げ、関西リーディングで10位に入るなど、躍進をみせた。
2005年は管理馬がさらに活躍。シーザリオで優駿牝馬(オークス)、アメリカンオークスを制するほか、マイルチャンピオンシップそして、香港マイルではハットトリックが優勝。またダートではカネヒキリがジャパンダートダービー、ダービーグランプリ、ジャパンカップダートを優勝するなど国内外芝ダートを問わず活躍馬を管理している。また、2005年度最多賞金獲得調教師賞を受賞。
2006年に入ってからも活躍は止まらず、カネヒキリがフェブラリーステークスを制した。また、ジャパンダートダービーではフレンドシップで調教師として史上初の連覇を成し遂げた。さらにオセアニア最高峰のレース、メルボルンカップでは管理馬のデルタブルース、ポップロックでワン・ツーフィニッシュの快挙を達成した。さらには阪神ジュベナイルフィリーズをウオッカで制した。