西濃鉄道市橋線

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市橋線（いちはしせん）は、岐阜県大垣市の美濃赤坂駅から市橋駅までを結ぶ、西濃鉄道の鉄道路線。

東海道本線の通称美濃赤坂支線の美濃赤坂駅を起点とする貨物線。美濃赤坂駅構内の大垣方から分岐している。金生山から産出される石灰石を運ぶ貨物列車が運行されており、2000年度現在で乙女坂駅からは1日1400t、猿岩駅からは1日200tほどの出荷があるが市橋駅からの出荷はない（2006年現在は猿岩駅からも出荷なし）。

戦前の1930年から1945年まで旅客営業を行っていたことがあり、大垣駅から市橋駅まで（のちに赤坂本町駅までに短縮）鉄道省初となるガソリンカー（キハニ5000形）が直通運転していた。

目次 1 路線データ 2 運行形態 3 歴史 4 駅一覧 5 接続路線 6 関連項目

[編集] 路線データ

• 路線距離（営業キロ）：2.6km
• 軌間：1067mm
• 駅数：4駅（起終点駅含む）
• 複線区間：なし（全線単線）
• 電化区間：なし（全線非電化）
• 閉塞方式：票券閉塞式

[編集] 運行形態

乙女坂駅から名古屋臨海鉄道の東港駅付近にある新日本製鐵名古屋製鉄所に向かう石灰石貨物列車が1日3往復運行されている。

[編集] 歴史

• 1928年（昭和3年）12月17日 美濃赤坂～市橋間が開業。貨物営業のみ。
• 1930年（昭和5年）2月1日 美濃赤坂～市橋間で旅客営業開始。美濃赤坂～乙女坂間に赤坂本町駅開業。国鉄線からガソリンカー直通運転。
• 1935年（昭和10年）6月16日 赤坂本町～市橋間の旅客営業廃止。
• 1945年（昭和20年）4月1日 全線の旅客営業廃止。赤坂本町駅廃止。

[編集] 駅一覧

美濃赤坂駅 - 赤坂本町駅 - 乙女坂駅 - 猿岩駅 - 市橋駅

• 乙女坂駅は矢橋工業乙女坂工場、猿岩駅は河合石灰猿岩工場、市橋駅は清水工業市橋工場への専用線がそれぞれ接続している。

[編集] 接続路線

美濃赤坂駅：西濃鉄道昼飯線・東海道本線

[編集] 関連項目

• 日本の鉄道路線一覧