西浦克拓
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西浦 克拓(にしうら かつひろ、 1974年11月12日 - )は、大阪府大阪狭山市出身の北海道日本ハムファイターズに所属したプロ野球選手(外野手)。背番号は66番。
[編集] 来歴・人物
上宮高では黒田博樹(広島)、筒井壮(中日→阪神)と同期。1992年のドラフト5位で日本ハムに入団。
パンチ力のある打撃が魅力で、落合博満が日本ハムに移籍した際には4番打者の座を争う選手として注目された。1998年には134試合に出場、20本塁打を記録。打力が衰えていた落合に競り勝ちレギュラーを獲得、98年のビッグバン打線の6番打者を務める。だがオールスター後は弱点のインコースを徹底して攻められ成績も下降、首位を走っていたチームの低迷にもつながってしまった。しかし、走塁技術は非凡なものがありこの年は18盗塁をマークし、「走れる中距離砲」としての地位を確立した。
1999年には開幕序盤で4番を任されるも、打順を意識しすぎてか打撃フォームを崩し、極度の不振に陥ってしまう。結局、このシーズンは前年の豪快な打撃が嘘のように僅か2本塁打という屈辱的なものとなった。それ以降は代打として持ち前の勝負強さを発揮するも、本来の打撃フォームは取り戻せないまま、怪我もあって2005年シーズン終了後に現役を引退した。
[編集] 通算成績
- 346試合 打率.235(982打数 231安打) 35本塁打 119打点 26盗塁