西千曳駅
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西千曳駅(にしちびきえき)は、かつて青森県上北郡野辺地町の南部縦貫鉄道に存在した駅。同線の廃線とともに廃駅と化した。
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[編集] 概要
もともと、1910年に東北本線千曳駅として開設された。1962年に南部縦貫鉄道が乗り入れて開業している。
その後、「ヨンサントオ」改正に間に合わせるため東北本線の電化複線化が推進されたが、その過程でこの地域の線路が移設されることになり、千曳駅も南東へ移動した。しかし、南部縦貫鉄道では東北本線の旧線を日本国有鉄道(国鉄)から借用して野辺地駅へ乗り入れることにし、かつての千曳駅もそのまま残すことにした。このとき、西千曳駅と改称されている。
1986年に野辺地寄りへ移設され、1997年に路線休止で休駅、2002年の廃止で廃駅となった。
[編集] 駅の状況
1986年の駅移転前は、東北本線時代の駅舎がそのまま使われ、広い構内と広いホームにレールバスがぽつんと止まるという、紀和駅同様の滑稽というかもの悲しさをかもし出す状況となっていた。
千曳駅よりは集落の中心に近かったが、さらに集落の近くを通る十鉄バスのほうが本数が多いことから、利用客は少なかった。
[編集] 沿革
- 1910年11月15日 - 千曳駅として開設。
- 1962年10月20日 - 南部縦貫鉄道開業。
- 1968年8月5日 - 東北本線の線路移設に伴い千曳駅は現在地に移転、南部縦貫鉄道の西千曳駅となった。
- 1986年9月16日 - 七戸寄りに移設。
- 1997年5月5日 - 休止。
- 2002年8月1日 - 廃止。
[編集] 隣の駅
- 南部縦貫鉄道
- 野辺地駅 - 西千曳駅 - 後平駅
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