袖師町
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袖師町(そでしちょう)は静岡県庵原郡に1961年6月28日まで存在した町。1961年6月29日に清水市に編入され清水市となった。
清水市が2003年に静岡市と合併(新設合併)したため、現在は静岡市清水区になっている。袖師町という地名は字名として残っているが、その範囲は、旧袖師町の一部、旧峯村(嶺村)地域に限られている。また、島根県松江市にも同名の字名が存在する。
[編集] 歴史
- 1889年 - 町村制施行に伴い、庵原郡西久保村、嶺村、横砂村が合併し、袖師村が成立する。人口3128人。袖師小学校(現清水袖師小学校)開校。
- 1926年 - 国鉄東海道本線に袖師臨時駅開業。横砂海水浴場(袖師海水浴場)開場(駅は1964年、海水浴場は1966年廃止)。
- 1933年 - 路面電車(静岡鉄道清水市内線)が横砂まで開通(1975年七夕豪雨の被害で廃止)。
- 1939年 - 東亜燃料(現東燃ゼネラル石油)株式会社清水工場が操業開始。
- 1945年 - 空襲のため300戸焼失。
- 1947年 - 袖師中学校(現清水袖師中学校)開校。
- 1948年 - 町制を施行し、袖師町となる。
- 1956年 - 合同酒精株式会社清水工場操業開始。
- 1961年 - 庵原郡興津町、庵原村、小島村、両河内村とともに清水市に編入される。
- 1992年 - 清水エル・エヌ・ジー株式会社が東燃ゼネラル石油(株)清水工場内で設立される。
[編集] 人口
12090人(2005年9月30日現在) 12724人(1960年国勢調査人口)
合併時から現在までの人口はほとんど変化が無く、旧清水市と同様、若干減少気味である。