蛙チョコレート
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蛙チョコレート(かえる-、Chocolate Frogs)は、J・K・ローリングの小説「ハリー・ポッター」シリーズに登場する魔法使いのお菓子である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 特徴
名前のとおりカエルの形をしており、大きさも(やや大き目の)アマガエル程度の物が、掌に乗る程度の五角形の紙製の箱に一つだけ入っている。魔法の力によって、あたかも生きているように動き回るが生きている訳ではなく、食べてしまえばただのチョコレートで、色もこげ茶色である。ジャンプもするという、やや男の子好みの食玩のようである。
蛙チョコレートの初登場シーンはホグワーツ特急の中。ハリー・ポッターが初めて買ったものには、ちょっとレアなアルバス・ダンブルドアのカードが入っていた。しかし肝心のチョコレートの方は、ピョンピョンと元気良く跳ねた挙句に、窓から飛び出してしまった。(ピョンピョン元気よく跳ねるのは、ごく稀にしかいない。)
[編集] カード
蛙チョコレートには、1個に1枚の「有名魔女・魔法使いカード」がおまけでついている。これらのカードには古今東西の有名な魔法使いの写真またはイラストと、その簡単な経歴が記されている。このカードは魔法使いの子供たちに人気で、競って集められている。
カードには魔法がかかっており、ホログラムのように立体的に見えるが、時々中に映っている人の姿が消えてしまうことがある。ロンの弁に依れば、「(カードに描かれた当人が)忙しいから」だそうだ。
- カードに描かれている魔法使い・魔女
- アルバス・ダンブルドア
- アグリッパ
- プトレマイオス
- 魔女モルガナ
- ウッドクロフトのヘンギスト
- アルベリック・グラニオン
- キルケ
- パラセルサス(パラケルスス?)
- マーリン
- ドルオド教女祭司のクリオドナ
[編集] その他
ロン・ウィーズリーの好物であるらしい(魔法使いカードは既に約500枚集めたとのこと)。