苦竹駅
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苦竹駅(にがたけえき)は、宮城県仙台市宮城野区苦竹1丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙石線の駅である。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線の高架駅である。ホームには勾配と急なカーブがあり、停車した列車との間に大きな隙間と段差が生まれる。駅の接近放送や、到着時の車内放送で注意が促されている。
南西から北東に長い駅は、ほぼ東西方向に走る国道45号と斜めに交差する。高架ホームの東側が、苦竹架道橋となって道路の上にかかる。駅の入口は高架下に開き、国道45号に面する。
2003年8月、自動改札機の導入と同時に駅舎のリニューアル工事が完了し、現在の形態となった。それまでは、現在の改札通路部分に待合室やトイレ、駅事務室があり、現在の駅事務室や店舗スペースの部分が改札通路であった。2005年に番線の案内表示が掲出されるようになった。それまでは「○○方面」といった案内のみであった。
終日社員配置駅(陸前原ノ町駅管理)。POS端末、自動券売機、自動改札機設置。
[編集] のりば
- 1番線
- ■仙石線 多賀城・東塩釜・石巻方面
- 2番線
- ■仙石線 仙台・あおば通方面
[編集] 利用状況
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1999 | 2469 |
2000 | 2712 |
2001 | 2755 |
2002 | 2555 |
2003 | 2603 |
2004 | 2442 |
2005 | 2502 |
2005年度の乗車人員は1日平均2,502人である。
[編集] 駅周辺
仙石線と国道45号の南は、陸上自衛隊仙台駐屯地で占められる。駅の北側には中層のビルが立ち並ぶ。
[編集] 歴史
苦竹地区の農地買収が行われ軍需工場が設置された事に伴い、工員輸送のため旧新田駅を移転し、苦竹駅を設置した。旧新田駅は、新田地区の南端にある古宿踏切のすぐ東側にあった。
- 1928年5月15日 - 新田駅(しんでんえき)として開業。
- 1944年5月1日 - 苦竹駅に改称し、移転。
- 1966年1月20日 - 高架化。これにより駅前を通り、仙石線と交差していた国道45号線との踏切を解消。
- 1975年 - 出札合理化により、出札窓口閉鎖。近距離乗車券のみ券売機での発売となる(回数券、定期券、長距離乗車券は仙台駅乗継出札口で集約発売)。
- 2002年(平成14年)- 自動改札導入。
- 2003年8月10日 - 駅舎リニューアル工事完了。自動改札機導入。
- 2003年(平成15年)10月26日 - 首都圏と同様のICカード「Suica」サービスが開始。
- 2005年3月 - 発車ベル導入。