苅部直
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苅部直(かるべ ただし、1965年-)は、日本の政治学者。専門は、日本政治思想史。
東京都生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科修了。現在、東京大学大学院法学政治学研究科教授。
2006年、『丸山眞男』でサントリー学芸賞(思想・歴史部門)を受賞。
[編集] 著書
[編集] 論文
- 「『利欲世界』と『公共之政』――横井小楠・元田永孚」『國家學會雑誌』104巻1・2号(1991年)
- 「歴史家の夢」近代日本研究会編『年報・近代日本研究(18)比較の中の近代日本思想』(山川出版社, 1996年)
- 「混沌への視座――国家と暴力をめぐって」『アステイオン』57号(2002年)
- 「平和への目覚め――南原繁の恒久平和論」『思想』945号(2003年)
- 「オーラル・ヒストリーの時間――牧野伸顕『回顧録』と吉田健一」日本政治学会編『年報政治学』(岩波書店, 2004年)
- 「和辻哲郎の『古代』――『古寺巡礼』を中心に」『日本近代文学』72号(2005年)
- 「『始原』と植民地の政治学」酒井哲哉編『岩波講座「帝国」日本の学知(1)「帝国」編成の系譜』(岩波書店, 2006年)
- 「回想と忘却――丸山眞男の『神皇正統記』論をめぐって」『思想』988号(2006年)