船橋バス
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船橋バス株式会社(ふなばしばすかぶしきがいしゃ)とは、千葉県船橋市のバス会社である。株式は新京成電鉄が100%所有している。
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[編集] 本社
[編集] 沿革
大成グリーンハイツ(船橋グリーンハイツ)と船橋駅北口を結ぶ路線は、もともと大成建設が車両を提供し運行をしていたものである。実際の運行は大成輸送が担当していた。そしてバス会社による運行を検討することとなったが、新しい会社で運行してもらいたいという住民の要望もあり、新京成電鉄側も労働条件が新京成と同じでは採算が合わないと難色を示した。そして検討の結果、新会社「船橋バス(株)」が設立されたのである。この時に新京成はいろいろと協力していた。
[編集] 車両
前身の大成輸送は当初三菱車3台(車番号101~103)にて運行スタート。同団地の建設が進むにつて利用者が急増、日野車を段階的に購入し8台まで増車。団地の計画が完了した時点で、日産ディーゼル(109)を導入し増車した。
船橋バスに運営が移り、いすず(富士重工車)3台(購入当時NO.111~113)を導入した。塗装を船橋バス新塗装に変更。同社初の方向幕による行先表示機搭載。新京成バス松戸営業所と同仕様に。その後同形式のF-114を導入し、104までが廃車になった。(NO.からFへ)
F-115.116(初の冷房機器搭載車)は2台同時期に導入され、105.106が廃車。次いで、F-117.118の2台(富士重工5E)を導入。107のみが廃車となり、結果1台増車し計10車両となった。ちなみに108.109は、船橋バス塗装に変更され、(船橋グリーンハイツ入口⇔船橋駅北口)の往復表示のパネルから、方向幕式へと行先表示機が改修された。
F-119(初のリベットレス)を導入し、最後の日野車の108が廃車。大成輸送からの最後となる109を廃車しF-120を導入。次いでF-121(最後の5E)を導入するが、走行距離の関係からF-114を先に廃車。これによって車両更新が一息つくと、非冷房車のF-111~113に冷房機器搭載改造を施し、保有全車が冷房機器搭載車となった。
F-112の廃車で初の富士重工7EのF-122を導入。以降、F-113でF-123を、F-111でF-124をそれぞれ導入。しかし、F-125の導入でF-115.116の2台が廃車。結果保有9台へと減車した。以降、F-117でF-126、F-118でF-127(若干の仕様変更)の廃車更新を実施。四年後にF-119の廃車で同社初のワンステップF-128を導入。 順次廃車されF-129で塗装変更と共にいすず社製のエルガへ。F-130でのノンステップ車の導入で富士重工5Eが全廃。そもそもの利用者減と相まって、郵政民営化に伴い、団地内の、かつての日本郵政公社宅が取り壊されハイツ内の住戸が減ると、F-131をエルガミオで導入。その次のF-132は再びエルガで導入された。
[編集] 今後の課題
事業免許・路線免許やその他の運営上の関係から、船橋新京成バスへの統合の予定は当分ないとされているが、船橋グリーンハイツが衰退した場合に統合の可能性が高いとされている。これは、同社が前述の通り船橋グリーンハイツと船橋駅間の輸送を主としている故にそれが無くなれば同社は撤退せざるを得なくなるからである。
なお、バス共通カードは使用できず、又、PASMO加入予定も無い。 理由についてははっきりとはしていないが船橋グリーンハイツ入口にある窓口に常駐している係員の数が少なく係員が用を足すときなどに防犯上手薄になることを懸念しているものと思われる。
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