舞鶴地方隊
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舞鶴地方隊（まいづるちほうたい）は海上自衛隊の地方隊の一つ。 DE型護衛艦が配備され、日本海側の警備を担当することが主任務である。
日本海中部海域の沿岸防備を担う、舞鶴地方隊第24護衛隊、第44掃海隊が配備されている。北朝鮮への工作船の暗躍などに備えるためミサイル艇、高速警備艇の配備や特別警備隊なども順次配備され、島根県・山口県県境から秋田県・青森県県境までという広大な守備範囲を持つ、日本海側唯一の海上自衛隊の基地として増強が図られている。また2001年（平成13年）3月22日には航空整備基地である舞鶴飛行場が完成し、今まで館山航空基地から飛来していた哨戒ヘリSH-60Jも舞鶴に常駐とする事ができるようになった。
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[編集] 沿革
- 1901年（明治34年）10月1日に海軍舞鶴鎮守府が置かれる。
- 1952年（昭和27年）に保安庁警備隊発足と同時に舞鶴地方隊が新編される。新編時の舞鶴地方隊には、舞鶴地方総監部、舞鶴、新潟各航路啓開隊が新編される。
- 1999年に舞鶴警備区内で不審船事案が発生する。防衛庁設置法に基づく「調査・研究」として、舞鶴地方隊の護衛艦「あぶくま」（DE229）が、舞鶴基地を主たる母港とする護衛艦隊第3護衛隊群の「はるな」及び「みょうこう」とともに出動したが、「あぶくま」は地方隊配備護衛艦であって比較的低速だったため、充分に活躍できなかった（能登半島沖不審船事件）。
- 2001年（平成13年）：舞鶴市長浜地区に舞鶴飛行場を建設。
[編集] 担任区域
警備区は、主に秋田県以南で島根県以東の日本海（秋田県、山形県、新潟県、富山県、石川県、福井県、滋賀県、京都府、兵庫県（豊岡市及び美方郡に限る。）、鳥取県及び島根県の区域並びに青森県と秋田県の境界線が海岸線と交わる点から270度に引いた線と島根県と山口県の境界線が海岸線と交わる点から315度に引いた線との間にある京都府及びこれらの県の沿岸海域）。
[編集] 編制
- 舞鶴地方総監部（舞鶴市）
- 第24護衛隊
- 護衛艦「みねゆき」
- 護衛艦「はまゆき」
- 護衛艦「あぶくま」
- 第44掃海隊
- 掃海艇「あわしま」
- 掃海艇「とびしま」
- 掃海艇「ながしま」
- 舞鶴警備隊
- 舞鶴教育隊
- 昭和14年4月に海軍舞鶴第1海兵団が編成される。昭和27年12月27日に舞鶴練習隊が新編される。昭和32年5月10日に舞鶴教育隊となる。
- 舞鶴弾薬整備補給所
- 舞鶴造修補給所
- 舞鶴基地業務隊
- 舞鶴衛生隊
- 舞鶴音楽隊
- 舞鶴訓練指導隊
- 輸送艦「のと」
[編集] 地方総監
| 代数 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 |
|---|---|---|---|---|---|
| 浜口玄吉 | 退職 | ||||
| 松崎純生 | 退職 | ||||
| 岡部文雄 | 防大2期 | 佐世保地方総監 | |||
| 古澤忠彦 | 1994.7 - 1996.3.24 | 防大8期 | 海上幕僚監部人事教育部長 | 統合幕僚会議事務局長 | |
| 坂部邦夫 | 1997.7.1 - 1998.12.7 | 防大10期 | 潜水艦隊司令官 | 横須賀地方総監 | |
| 斎藤隆 | 2001.1 - 2002.7.31 | 防大14期 | 海上幕僚監部防衛部長 | 横須賀地方総監 | |
| 岡俊彦 | - 2004.8.29 | 防大14期 | 幹部学校長 | ||
| 加藤保 | 2004.8.30 - 2005.7.27 | 防大17期 | 統合幕僚会議第1幕僚室長 | 統合幕僚会議事務局長 | |
| 泉徹 | 2005.7.28 - | 防大17期 | 第1術科学校長 |
[編集] 舞鶴基地
舞鶴基地は、護衛艦「はるな」を旗艦とする自衛艦隊第3護衛隊群の母港でもある。2001年（平成13年）3月22日には、航空整備基地である舞鶴飛行場が完成し、今まで館山航空基地と大村航空基地に駐留せざる得なかった「はるな」艦載ヘリも舞鶴に常駐する事ができるようになった。
