羽後交通

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羽後交通（うごこうつう）株式会社は、秋田県の一般乗合旅客自動車運送業者。秋田県南部を営業地域とするバス会社。秋田県内では最大規模を誇る。1916年（大正5年）創業。本社は横手市前郷。

かつては横荘線・雄勝線という2つの鉄道路線を運行していた。

[編集] 沿革

羽後交通バス羽後本荘駅にて

ゆうとぴあ号雄勝中央病院にて

1916年 10月24日- 横手鉄道株式会社として設立。
1916年 12月5日 - 横荘鉄道株式会社に商号変更。
1918年 8月18日 - 横荘線開業。
1937年 9月1日 - 西線を鉄道省に営業譲渡。国鉄矢島線となる。
1943年 10月16日 - 雄勝鉄道など鉄道・バス事業者15社と合併。
1944年 5月31日 - 羽後鉄道株式会社に商号変更。
1952年 2月15日 - 羽後交通株式会社に商号変更。
1971年 7月20日 - 横荘線廃止。
1973年 4月1日 - 雄勝線廃止、鉄道事業より撤退。
2001年 4月29日 - 横手～須川温泉間を1日4往復する急行「栗駒ライナー」運行開始。
2001年 8月xx日 - 大曲市の委託で大曲市循環バス「100バス」運行開始。
2002年 10月21日 - 乗客数が伸びず栗駒ライナー休止。
2002年 11月1日 - 70歳以上の高齢者が対象の「ゴールドフリー定期券」発売開始。
2003年 7月18日 - 本荘市の委託で本荘市循環バス「ごてんまり号」運行開始。
2005年 8月2日 - 湯沢市の委託で雄湯郷（ゆうとぴあ）シャトルバス「ゆうとぴあ号」運行開始。
2005年 9月10日 - 羽後交通初となる定期観光バス運行開始。

[編集] 本社

秋田県横手市前郷二番町4-10、最寄停留所:前郷二番町・横手バスターミナル

[編集] 営業所・案内所

横手営業所
十文字案内所
湯沢営業所
大曲営業所
本荘営業所
象潟営業所
矢島営業所
角館営業所
田沢湖乗車券販売所

（JR東日本秋田支社田沢湖駅構内←旧田沢湖営業所）

境営業所
秋田案内所
西馬音内乗車券発売所（旧西馬音内駅）
仙台案内所
高速バス予約センター（本社斜向かい）

[編集] 高速バス

レイク&ポート号横手営業所にて

田沢湖・横手～東京駅・横浜（レイク&ポート号、相模鉄道と共同運行）
本荘・象潟～東京駅（ドリーム鳥海、JRバス東北と共同運行）
湯沢・大曲～仙台駅（グリーンライナー号、JRバス東北と共同運行）
本荘・象潟～仙台駅（宮城交通・庄内交通と共同運行）
湯沢・横手～秋田（湯沢～秋田線、秋田中央交通と共同運行）

[編集] 路線バス

横手・湯沢・大曲・本荘など、県南地区を広くカバーしており、秋田県内では最大規模を誇る。

小田急バスに良く似たカラーリングが特徴。乗降は前扉から乗って前扉へ降りる運賃後払い方式。冬季の安全等を考慮していると思われるが中扉は締め切り扱いである（※ただし秋田ふるさと村線は、観光客が多く利用することから中扉を開閉させている）。横手～十文字～湯沢間と横手～金沢～六郷～大曲間が比較的運転頻度が高い区間となっている。

運賃は、現金・回数券・定期券・特別乗車証（障害者手帳併用など）で支払う。

観光スポットを結ぶ路線が多数を占めており、地元住民のほか観光客の利用も多い。

[編集] 中距離路線

急行田沢湖・秋田線（田沢湖駅前～角館～境営業所～秋田駅前（～県立体育館））
急行本荘・秋田線（本荘営業所～本荘駅前～道の駅岩城～（厚生年金休暇センター前）～秋田駅前（～県立体育館））
急行横手・本荘線（横手駅前～本荘営業所）

秋田市内発着便はすべて急行以上の種別をもつ。一時期、秋田空港発着便も存在したが、周知不足や利用者不足などで廃止されている。

[編集] 観光路線

秋田ふるさと村線（横手駅前～秋田ふるさと村）
乳頭線（田沢湖駅前バスターミナル～乳頭温泉郷）
田沢湖一周線（田沢湖駅前バスターミナル～田沢湖畔～田沢湖駅前バスターミナル）
急行　田沢湖・秋田線（田沢湖駅前バスターミナル～角館・武家屋敷通り～秋田駅前～秋田県立体育館）
急行　玉川温泉線（田沢湖駅前バスターミナル～玉川温泉・新玉川温泉）
湯沢小安線（小安峡温泉～湯沢営業所）
横手小安線（小安峡温泉～湯沢営業所）
木地山線（泥湯温泉～湯沢営業所）

　ほか

[編集] 定期観光バス

定期観光バス（角館・田沢湖周辺）

[編集] 定期券の各種サービス

2002年から、70歳以上の高齢者と65歳以上の運転免許証自主返納者を対象に、全国初となる高齢者専用定期券「ゴールドフリー定期券」を発売している。

1ヶ月定期　10000円・3ヶ月定期　21000円・6ヶ月定期　36000円

※購入の際は、写真（2.5×2.1）と年齢を証明する書類等が必要となる。また、運転免許証自主返納者は返納証明書の提示も必要となる。

通学定期券所持者は、土曜日曜祝日に限り1乗車100円で乗車可能となる。
どちらも、駒ヶ岳線、八幡平線、高速バス路線を除くバス路線が対象となる。

[編集] 回数券の利用について

由利本荘市・仙北市（大仙市協和境発着路線もあり）と秋田市を結ぶ特急・急行バス路線、高速秋田線（共同運行している秋田中央交通では高速湯沢線）等が秋田市に乗り入れている関係で、秋田中央交通発行（ピンク色）の回数券（ただしふれあい乗車券は除く）の利用が出来る。ただし、旧・秋田市交通局発行（黄色）の回数券（現在は廃止）は、秋田中央交通と共通利用が出来たが、羽後交通路線での利用が出来ない。