紋別空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

紋別空港
IATA：MBE - ICAO：RJEB
概略
空港種別		公共
運営者		北海道
開港日		1966年 7月21日
運用時間		9:00 - 17:00 (JST)
受け持ち		紋別市
海抜 AMSL		58.4 ft (17.8 m)
位置		北緯34度37分60秒東経135度13分35秒
滑走路
方向	全長×全幅		表面
方向	ft	m	表面
14/32	6,562×148	2,000×45	舗装

紋別空港（もんべつくうこう、Monbetsu Airport）は、北海道紋別市にある第三種空港。愛称はオホーツク紋別空港（おほーつくもんべつくうこう　Okhotsk-Monbetsu Airport）。

[編集] 歴史

かつては紋別市コムケにあったが、ジェット化のために現在の位置に移転した。北海道では最も新しい空港。

1966年 7月21日　紋別空港開港、滑走路長は1,200m、管理は紋別市。北日本航空、丘珠空港不定期便開設。
1966年 9月30日　対空通信業務開始
1966年 11月1日　紋別NDB(MV)運用開始
1973年 8月 1日　北海道の管理に変更。
1974年 10月15日　日本近距離航空、丘珠空港定期便開設。
1990年 8月 1日　エアーニッポン (ANK)、新千歳空港便開設。
1993年 12月8日　紋別NDB(MV)廃止
1998年 5月 1日　ANK、搭乗率低迷により新千歳空港便休止。
1999年 11月11日　新紋別空港開港、ジェット化。ANK、札幌便ジェット機就航により丘珠空港便休止・新千歳空港便再開。紋別空港廃止。
2000年 3月 1日　紋別空港に改称。
2000年 7月 1日　ANK、季節運航で東京国際空港便開設（運航期間延長の繰り返しで、結果的に通年運航）。
2001年 4月 1日　ANK、搭乗率低迷によるプロペラ機への変更により新千歳空港便休止・丘珠空港便再開。
2002年 7月 1日　ANK、丘珠空港便をエアーニッポンネットワーク (AKX)へ移管。
2003年 10月 1日　AKX、搭乗率低迷により丘珠空港便廃止。
2004年 2月 1日　AKX、新千歳空港便を2月限定運航で再開。
2004年 3月 1日　AKX、新千歳空港便廃止。
2005年 7月 4日　北海道エアシステム (HAC)、季節運航で丘珠空港便開設（土曜・日曜は運休、11月30日まで）。
2005年11月16日　HAC、搭乗率低迷、機材整備の都合により当初予定を繰り上げ丘珠空港便季節運航終了。
2006年 2月 1日　HAC、期間限定運航で新千歳空港便開設（2月の土曜・日曜運航）。
2006年 7月 1日　HAC、季節運航で新千歳空港便再開（11月30日まで）。

[編集] 航空管制

種類	周波数
RDO	118.15 MHz

[編集] 航空保安無線施設

局名	種類	周波数	識別信号
紋別	VOR	112.90 MHz	MVE
紋別	DME	1139.0 MHz	MVE
紋別	ILS	111.55 MHz	IMV

[編集] 路線

全日本空輸

東京国際空港（エアーニッポンの機材乗務員で運航）

北海道エアシステム

新千歳空港（季節運航　2006年度は7月～11月運航）

[編集] 空港へのアクセス

北紋バス

紋別ターミナル発着便（南が丘、元紋別経由）
- 航空便に接続運行。

紋別市街まで8km、遠軽町まで39km。

[編集] 女満別空港との関係

同じ網走管内に存在する女満別空港は、管内人口第1位の北見市や、網走市や知床など有名観光地の最寄りとして便数も多く多方面に就航している。紋別空港は都市人口、観光地とも希薄で苦戦を強いられている状態である。

かつては遠軽・湧別方面からの路線バスも数便が空港のすぐ前の国道238号を経由していたが、大半の利用者が利便性に富む女満別空港を利用するか、紋別空港を利用する際も自家用車を利用しているため、飛行機の発着とはまったく関係ない時間帯に1往復が通るまでに減便されている。他の便は空港ターミナルとは滑走路を挟んだ反対側の道路を経由（空港にもっとも近い原生花園停留所で、空港まで徒歩約20分）しており、空港近くを通るにもかかわらず、一旦紋別市街まで出て連絡バスで戻ってくる必要がある。

また、冬の観光シーズンには女満別空港～網走～紋別のバスが運行されるなど、網走管内北部の観光客来訪には女満別空港も欠かせない存在となっている。

年に数便、関西国際空港や福岡空港などからチャーター便が就航しているが、札幌便ですら季節運航となっている現状では定期化の話はまったく無く、女満別空港との連携も視野に入れ、紋別空港の活性化が期待されている。