神浦元彰
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神浦 元彰(かみうら もとあき、1949年 - )は、日本の軍事ジャーナリスト。 広島県生まれ。陸上自衛隊少年工科学校3年次中退。報道カメラマン等を経て現職。
2004年4月~2005年3月まで放送されていた垣花正(ニッポン放送アナウンサー)の番組HOT'n HOT お気に入りに追加!の木曜パートナーとして出演していた。木曜日に限り、軍事関係の質問が殺到した。
その番組内では、垣花アナウンサーが自宅を訪問していたことがあり、ほふく前進を披露したり、垣花アナウンサーと一緒にお風呂に入ったりした。(この模様はリアルタイムで放送された)
手製爆弾、改造エアガン等新種の犯罪についても積極的にコメントを寄せている。 素人にも判りやすい明快な解説には定評がある反面、あまりに拙速で疎漏な評論には軍事評論家としての資質を疑う声もある。一例を挙げると2003年ヨルダンのアンマン国際空港で毎日新聞の五味記者が爆発事故を起こした際には「爆発物は自動擲弾の一種であり、クラスター爆弾というのは間違い」と自サイトで解説、その直後にクラスター爆弾と同じ構造を持つロケット弾、M-77の子弾であることが判明し、氏はその記述をサイトから削除したという経緯がある。
2006年7月の北朝鮮ミサイル実験の際には「テポドン2はCIAの陰謀である」と評論したその翌日にテポドン2が発射され、その軍事知識や判断力に疑念を抱かれることになった。
また、北朝鮮で地下核実験に関して当人がサイトでは、「CIAあたりが勝手に流したニセ情報ではないか?北朝鮮の軍部は地下核実験の話しに驚いていたという情報もある。」等、発言しており安易な陰謀論に走る傾向がある(発言の翌日に北朝鮮は地下核実験実施予定が発表された)。
家事が得意で、かつて出演していた「垣花正のニュースわかんない!?」(ニッポン放送)では軍事に関する質問のほかに、料理に関する質問にも答えていた。
「テリー伊藤のってけラジオ」(ニッポン放送)に電話出演した際、「いま、焼ビーフンの素買ってきて家で作ろうとしてたところだったんだよ」とテリー伊藤に暴露され、それが元で「ビーフン」のあだ名が付けられた。
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[編集] 著書
[編集] 単著
- 『日本の最も危険な日』(青春出版社, 1979年)
- 『これが自衛隊の実力だ』(アイペックプレス, 1990年)
- 『北朝鮮最後の謀略』(二見書房, 1994年)
- 『北朝鮮「最終戦争」――99の極秘情報』(二見書房, 1999年)
- 『北朝鮮消滅』(イーストプレス, 2003年)
[編集] 共著
- (アジア軍事分析グループ)『アジア有事 七つの戦争』(二見書房, 1996年)
[編集] 監修
- (別冊宝島編集部)『裸の自衛隊』(宝島社, 1991年/宝島社文庫 ,1999年)
- (アーネスト・ヴォルクマン/茂木健訳)『戦争の科学――古代投石器からハイテク・軍事革命にいたる兵器と戦争の歴史』(主婦の友社, 2003年)
- 『面白いほどよくわかる世界の軍隊と兵器――アメリカの世界支配と各国の勢力図を読む』(日本文芸社, 2005年)
[編集] 外部リンク
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