盛岡都心循環バス「でんでんむし」
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盛岡都心循環バス「でんでんむし」(もりおかとしんじゅんかんばす)は、岩手県盛岡市内中心部を岩手県交通が運行する100円バスである。
この路線は盛岡市民の足だけでなく、県外からの観光客などからの利用も多い。
岩手県交通有数の黒字路線でもある。
車両デザインは1998年に行われた「バスフェスティバルin盛岡」(開催期間:1998年9月20日~9月28日)の低床バスデザインコンテストにて、小中学生部門の最優秀賞に選ばれた、当時、小学1年生だった生徒の作品である。
特に、2005年7月11日に「でんでんむし」専用車として導入された中型ノンステップバスは、利用客の多い右回り線にて運用されているが、岩手県内のバス事業者として、中型ノンステップバスの導入は初めてである。
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[編集] 沿革
- 1998年9月20日 - 「バスフェスティバルin盛岡」にて8日間の期間限定による実験運行(岩手県北バスとの共同運行・140円均一運賃)。
- 1999年5月1日 - 2回目の試験運行を5ヶ月間の期間限定にて岩手県交通による単独運行実施。愛称を「でんでんむし」とする(運賃100円均一、専用の1日乗車券を導入)。
- 1999年12月 - 3回目の試験運行を実施(2000年2月末までの期間限定)。
- 2000年4月1日 - 本格運行(この時から運行開始年月日とする。)・「左回り」線を新設・専用車両を増車。
- 2004年8月 - 「材木町南口」左回り線バス停を新設。
- 2005年7月11日 - 右回り線に、岩手県内初となる「中型ノンステップバス」を導入。
[編集] 主管営業所
- 松園営業所(右回り担当)
- 都南営業所(左回り担当)
[編集] 運行経路
- 右回り(外回り)・左回り(内回り)とも同じ経路を運行する。
盛岡駅前(東口) - 旭橋 - 材木町南口 - 啄木新婚の家口 - 中央通三丁目 - 中央通二丁目 - 中央通一丁目 - 岩手医大前 - 本町通一丁目 - 上の橋 - 上の橋町 - 若園町 - 盛岡バスセンター(神明町) - 盛岡バスセンター(中三前) - 県庁・市役所前 - 岩手公園 - 菜園川徳前 - 柳新道 - 開運橋 - 盛岡駅前(東口)
[編集] 運賃
- 全区間 大人100円(小児<小学生以下>50円)均一。
[編集] その他
- 岩手県交通・岩手県北バス共通バスカードでも使用可能。
- でんでんむし一日フリー乗車券(大人300円・小児150円)も発行している(販売箇所:盛岡駅前バス案内所・盛岡バスセンター)。
- 定期券は使用できない。
- 競合他社である岩手県北バスでは、この「でんでんむし」に対抗して、盛岡駅~盛岡バスセンター間(映画館通り経由・106急行バス)を100円の運賃で運行している。
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