球体関節人形
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球体関節人形(きゅうたいかんせつにんぎょう)とは、関節部が球体によって形成されている人形の総称。その特徴から、ポーズを取らせることが可能である。
その作家として最も有名なのはハンス・ベルメールである。従来からあった球体関節人形をいったん分解してシュルレアリスティックに再構築した彼の作品が日本に紹介され、その美しさと妖しさが衝撃をもって受け入れられた。その影響から日本国内にこの種の人形を造形する作家が急増した。
素材は様々で、石粉粘土、素焼きなどで造られる。またビスク・ドールのように眼球にガラス、アクリルなどのドールアイを用いる事がある。
映画『イノセンス』公開時、タイアップ企画として「球体関節人形展」が開催された。
[編集] 日本の代表的な球体関節人形作家
[編集] 関連項目
- スーパードルフィー
- プリンプリン物語 - NHK人形劇の中では初めて、友永詔三の手によって人形に球体関節が採用された。操り人形としての球体関節人形の操演には、関節が不自然な向きに曲がってしまう、関節を繋ぐテンションゴムが切れて人形がバラバラになってしまう、演者が人形の重みで腱鞘炎になってしまう等の、従来にない苦労があったとされている。
- ドールアイ