王家の谷
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王家の谷(おうけのたに)は、エジプト、テーベ西岸にある岩山の谷にある岩窟墓群のこと。古代エジプトの新王国時代の王たちの墓が集中していることからこの名があり、24の王墓を含む62の墓が発見されている。西の谷と東の谷があり、東の谷に58、西の谷に4の墓がある。
新王国時代以前の王の墓の多くが盗掘にあっていたことから、トトメス1世によってはじめて自分の墓のありかを隠す目的でこの谷に初めて岩窟墓が建設された。その後の長い歴史の中で王家の谷にある墓の多くも盗掘を受けたが、1922年に発掘されたツタンカーメン(トゥトアンクアメン)王の墓は唯一未盗掘で、副葬品の財宝が完全な形で発見された。
[編集] 発見された主な王墓
- ツタンカーメン王墓(未盗掘)
- トトメス1世王墓
- トトメス2世王墓
- トトメス3世王墓
- ラムセス1世王墓
- ラムセス2世王墓
- ラムセス3世王墓
- ラムセス4世王墓
- ラムセス6世王墓
- ラムセス7世王墓
- ラムセス9世王墓
- ラムセス10世王墓
- セティ1世王墓
- セティ2世王墓
- アメンヘテプ2世王墓
など
[編集] 関連項目
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